通信004 メダンにて |
取材初日。メダンに到着。さっそく計画変更だ。機内でインドネシア人ジャーナリストのチームと仲良くなったところ、明日から陸路でアチェに入るのに同行しないかと誘ってくれたのだ。これはいいかもしれない。なんといっても、空路で入るよりも彼らの車で入るほうが、小さな村などにも寄って行けるからいろいろなものが見られるはず。チケットはもったいないけど捨ててしまおう。
でも、まずはインドネシア陸軍から許可をとらないと。これは今回導入された規制で、表向き理由は外国人ジャーナリストをGAMゲリラから守るためだということになっている。でもGAMにとっては、むしろ外国人がアチェにいることは安心材料なので(編集部注:政府も世界の目があれば横暴なことはしない)、GAMが私たちを襲うわけはないはず。
陸軍の大きな倉庫には、大量の食糧や洋服が積み上げられている。フランスの援助チームとマレーシア陸軍の姿が見える。私の入域許可は官僚主義的な作業でちっとも捗らないが、インドネシア人の彼らががっちりサポートしてくれてありがたい。私はこういうとき、いっつもいい人たちに巡り合える。取材の神様がついててくれてるのかな?
(※携帯SMSで英文受信。編集部訳)
text & photos / Kani Sae 16:00
通信005 メダンにて |
やった! アチェの入域許可書を入手。明日から本当の冒険が始まる。
(※携帯SMSで英文受信。編集部訳)
text & photos / Kani Sae 19:00
通信006 メダンにて |

メダンの警察病院に入院していた5歳の女の子とお姉さん。アチェでお母さんを亡くしたという。お姉さんは原因不明の下痢が続き衰弱している。
2日目。ありがちな話だ、待てど暮らせど私たちを乗せてくれるはずの車が現れない。1日足止めなので、病院を見に行ってみた。親をなくした子どもたちがたくさん。心が痛む。
明日の朝、早く出発できるといいのだけれど。アチェの州都バンダ・アチェまでは12時間はかかる。途中で写真も撮りたい。でも山間部を夜走るのは危険だとこちらの人々に言われ、朝まで我慢。
メダンも援助景気に見舞われている。昨日の夜はどのホテルもいっぱいで、インドネシア人ジャーナリストチームのひとりの友だちの友だちという人の家の床で寝た。今日も何時間も探しているけれど、空室はみつからない。またみんなで雑魚寝か……。
(※携帯SMSで英文受信。編集部訳)

アチェから運ばれてきた津波被害者。ベッドの数が足りず、シングルベッドに2人3人は当たりまえだ。

病室に入りきれない人たちが、廊下で寝ている。お祈りをしている少女。

病院にはなぜか猫がいっぱいいた。
text & photos / Kani Sae 12:00




