通信007 アチェ州 州境検問にて |
今、アチェ州と北スマトラ州の州境にいる。地元の記者団とイスラム組織と一緒にいるので、州境の通過は簡単だった。もしひとりだったら、アチェに入るのには相当てこずったに違いない。道路はところどころ冠水している。この先はもっとひどいぞと地元の人が言う。
(※携帯SMSで英文受信。編集部訳)
text & photos / Kani Sae 11:30
通信008 ゲリラは本当に誰でも攻撃するのだろうか? |
アチェに入った。ムスリムの女性がかぶるスカーフを被ったほうがいいと言われる。ジャカルタの友人に念のためと借りてきたスカーフだったけれど、用意しておいてよかった。ここからはクルマのドアはしっかり鍵をかけ、暑くても窓は開けてはいけない。インドネシア人の彼らはアチェの独立派ゲリラGAMに対してかなり警戒している。でも本当にゲリラは誰でも見境なく攻撃するのだろうか。「ゲリラ」という名前で不必要に異端視していないか。彼らにだって戦う理由と正義がある。
(※携帯SMSで英文受信。編集部訳)
text & photos / Kani Sae 11:36
通信009 今晩はここでストップ |
イアングサという名前の村で車が止まった。ドライバーはもう今晩はこれ以上走れないという。ここから先はGAMの支配下なのだそうだ。ここで宿をとり、明日また朝早くに出発だ。まだバンダ・アチェまでは10時間はかかる。もうすでに2日も無駄にしてしまった。バンダ・アチェで待っている人たちはかなり心配しているだろうな。
(※携帯SMSで英文受信。編集部訳)
アチェはスマトラ島北端の州
地震の震源から最も近く、最近の調査では津波は最大で34mの高さに達していたという。
text & photos / Kani Sae 18:00
通信010 避難している人たちのキャンプが増えてきた |

ひと村まるごと避難してきたという人たちのキャンプ。写真の人はその村の村長。村の誰もが身内を亡くしたという。

GAM(独立派ゲリラ)のベースと言われている村だが、平和そのものに少なくとも見える。軍のチェックポイントが10kmごとにある。
いくつも通り抜ける村々はとても平和に見える。田んぼで作業をしている人の写真を撮っていて田んぼに落ち、膝まで泥にはまってしまった。でもいい写真が撮れたから、いいのだ。
だんだん避難してきている人たちのキャンプが増えてきた。白い砂のビーチは皮肉なほど美しい。まだ州都バンダ・アチェまで5時間だというのに、津波の被害は相当なものだ。「こんなもんで驚くな、バンダ・アチェは想像を絶する状態だよ」と人々が言う。
昨日の夜は、地元の人の家で、そこの娘さんのベッドを半分借りて、娘さんと一緒に寝た。みんなとっても親切で、たくさん食べろとすすめてくれる。また早朝出発。Peureulakというゲリラの本拠地も通った。10キロごとに陸軍の検問がある。
(※携帯SMSで英文受信。編集部訳)

インドネシアのイスラム系NGOから洋服の配給を待つ家族。インドネシア各地から何百トンという古着がアチェに送られた。
text & photos / Kani Sae 11:50




