更新日:2006年1月18日
リビングフード・ダイエット

ダイエットと健康維持って、女齢30を超えるとかなり手強いテーマ。数々のダイエットに挑戦してきた食いしん坊エディターが、今欧米で話題のホリスティックな食事セラピー「リビングフード」でボディもソウルもすっきり(の予定)! 日々のリトリートの中での発見、ハウツーを刻々とレポートします。

文・写真=山祥ショウコ

   

美味しいお醤油を巡る旅2:本物の醤油に世界も惚れ込む!



   さて、『かめびし醤油』のあまりの美味しさに惚れ込んで、香川県・引田まで訪れた「お醤油旅話」の続きです。前回私がちらとお伝えしたお醤油に関する驚愕の事実とは……麹造りから始めて昔ながらのもろみ蔵を使い、天然醸造でお醤油を作っているお醤油屋さんは、『かめびし醤油』さんを含めてもはや日本に3軒ほどしか存在していないのであります。

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宝暦3年(1753年)から続く『かめびし醤油』さん。「麹造りから製品まで」をモットーに240年。なかなかできることじゃありません。

   皆様、3軒ですよ、3軒。日本中のどの家庭にも絶対1本はあるお醤油なのに、なんでそういうことになってしまったのか。醸造/発酵系で考えてみても、例えば日本酒やフランスにおけるワイン造りの世界と、比べるとその異常な少なさが気になります。

   実は、お醤油、江戸時代までは「醤油屋の蔵には小判がざくざく」と言われるくらい儲かったのです。長崎の醤油がヨーロッパに輸出され、それが元になってイギリス・ウスターシャー地方で作られたソースがウスターソース、という話もあります。ところが、明治維新以後、近代化にともない組合化/協業化が進んで、お醤油造りそのものがどんどんオートメーション化してしまった。そのあおりを受けて、個人のお醤油屋さんが次々に協業に参加/あるいは廃業し、今に至る、というわけです。現在醤油メーカーのほとんどは自動生麹装置で造られた麹を、組合から購入して、お醤油を造っているのだとか。うーん、合理化という題目のもと、なんだかちょっとごまかしが出て来たのね。いろいろ教訓を含んでおります、この醤油ヒストリー。

   そんな中『かめびし醤油』さんは「一麹、二櫂、三火入れ」がキモと言われて来たお醤油造りの伝統を守り、醤油の味を決める大事な部分である麹造りを「自分のところでやる」と、こだわってきたわけです。しかも「むしろ麹製法」という、非常に手のかかるやり方で麹を作っているのです。これが「究極にウマい醤油の秘密その1」。

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もろみ蔵で熟成されているもろみ。中にはなんと26年もの(!)もあるのだとか。甘い香りがぷーんと漂い、幸せな気分です。

   ウマさの秘密その2は「もろみの長期熟成」。国産小麦、国産大豆、天日干し原塩などいい材料を使っているのはもちろんのこと。100年は持つ、と言われている木桶で、最低でも1年3ヶ月熟成させているのです。その間、何度となく撹拌(櫂入れ)し、まるで我が子を育てるように大事にもろみを育てて行くのだそう。

   できたもろみを大きな風呂敷に包んで積み上げ、絞ればお醤油の出来上がり、なのですが、ここでもぎゅうぎゅう絞り上げるということはしないのだとか。なぜなら、大豆の油分が出て来てしまうからです。

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この風呂敷に包んでもろみを絞ります。どうです、このお醤油色に染まった生地。もう、これだけでウマそうです。

   ここまで手をかけられつくられているのだから、美味しいのは当たり前。『かめびし醤油』のお醤油は、市販の醤油に比べ、とろりと濃度も濃い。味わいも、ちょっと舐めると、香りがわーっとたって、その後でうまみのハーモニーが口の中に広がる感じ。ところが、市販のお醤油に慣れた日本の人は、このお醤油が使いこなせなかったりするそうで……いわば「軽の運転に慣れちゃうと、ベンツやポルシェの加速がコワい」てなもんでしょう。

   逆に海外で活躍中のシェフなどから引き合いがあるのだとか。あの「キハチ」の熊谷喜八さんもこのお醤油を絶賛しておりました。私がナパ・ヴァレーやサンフランシスコで取材したレストランでも、お醤油をマリネベースに使ったり、ドレッシングに使ったりしているところ、けっこうありましたし。

   で、こんなすごい醤油を造っているこちらの17代目は一体どんな人かというと、実はカフェグローブ世代の女性なのです。……続きは次回!

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『かめびし醤油』さんの近所にあったお正月の飾り付け。かわいい。

かめびし醤油についてはこちら>
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1月17日の体重:54.5kg(ウチの体重計ではかり直したら、お正月の爆食で体重激増。ヤバい!)  運動:ヨガ30分   アルコール:ビール1杯

<1月17日の食事内容>
朝:豆乳カフェラテ、みかんジュース
昼:玄米がゆ、里芋入りお味噌汁、大根のぬか漬け、にんじんジュース
間食:スタバでヘーゼルナッツシロップ入り豆乳ラテ
夜:イカの唐揚げ、ビール、大根のぬか漬け

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美味しいお醤油を巡る旅1:サプリを飲むより効く醤油!



   皆様、こんにちは。皆様は「ひと瓶飲み干してしまいたい!」と思うほど美味しい醤油に出会ったことはありますか? この冬、私はまさにそんな激ウマの醤油に出会ってしまいました。

   お醤油は醗酵食なので、リビングフードには欠かせない調味料。したがって海外のリビングフードレシピにもふんだんに登場します。そして、お醤油はただ調味料というだけではないのです。私のようなゆるベジ(ゆるーいベジタリアン)にはあまり危機感はないのですが、ヴィーガン(厳格なベジタリアン)にしてみれば、「お醤油=貴重なアミノ酸摂取源」なんですね。お醤油にはなんと20種類ものアミノ酸が含まれているのだとか。しっかり作られた美味しい醤油をお料理に使うことで、サプリ以上の美肌効果が期待できるのです。

   そんなわけで究極の美味なるお醤油を求めて、いろんなお醤油を試食を繰り返していたのですが、料理研究家の大西麻子さんが教えてくれた「かめびし醤油 こいくち」、これにやみつきとなってしまったのです。この冬、私の食事記録に「焼うどん」メニューが多かったのにお気づきでしょうか? 時間がないときのクイックメニューなのですが、これがまあ、単なる焼うどんが醤油がウマければ天上至福の一皿となってしまうのであります。

   あまりに美味しいので、造っている現場を見たい。と、香川県引田にある「かめびし醤油」さんを訪ねる旅の始まりです。

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引田は高松市から特急電車で約40分、車で約50分。特急電車は1時間に約1本。のーんびりしたところです。お塩の産地でもあったのですね。

   醸造/発酵系で言うと、今までワイナリーや日本酒の蔵元を取材したことはあったのですが、お醤油は初めて。「かめびし醤油」さんが近づくと、街全体からおしょうゆの甘い香りがぷーんと漂ってきました。

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これが「かめびし醤油」さん。べんがらで塗られた蔵が目印です。

   こちらの17代目にインタビューし、蔵を見学させていただいたのですが、そこで日本のお醤油の現状について、衝撃の事実が判明したのです……続きは次回!

お醤油の基本的な情報についてはこちら>
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1月11日の体重:53.0kg  運動:ヨガ30分   アルコール:ビール1杯

<1月11日の食事内容>
朝:豆乳カフェラテ、みかんジュース
昼:とんかつ定食(時間がなくて……)
間食:スタバでヘーゼルナッツシロップ入り豆乳ラテ
夜:揚巻(四国・愛媛県のローカル練り物。油揚げ入りのなるとのようなもの。激ウマです)、ビール、大根のぬか漬け

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ダイエット事始め。心も体も「Living」を目指せ!



   カフェグローブをご覧の皆様、こんにちは!

   ご挨拶も早々に、で恐縮ですが、体重減少という意味でも、食生活改善っていう意味においても“ダイエット”って、働く婦女子にとって、かなりの難問だと感じたことはありませんか? いやー、働く食いしん坊エディター36歳の私、毎日しみじみ実感しています。山積みのお仕事。家事。遊び。友だちとの飲み会。クライアントの接待。やりたいこと、やるべきことだけを優先してどんどんスケジュールを埋めていくと、毎日食べるものが例えばこんな“アリーmy Love”風になったりしますよね。

<ギリギリの時間に起床して、朝は抜くかスターバックスのラテ。昼はもちろん外食ランチで、夕飯は夜10時をだいぶすぎてから、晩酌ビールかワインのついでに「ヒック、ウイー」。>

   えー、実は恥ずかしながらかつての私がそうでした。しかも、そういうライフスタイルがカッコいい、グルメな食事やマッサージは働く自分へのご褒美、と思っていましたです。で、当然、結果として大幅に体重増加したマジ不健康な体に。しかも心もダルー、に……。新しいことへの興味も失い、いつの間にか「頭はスクエア心も意地悪」になってました。

   ある日あまりの体調の悪さに大反省、一念発起。「健康を取り戻し、体重を減らし、毎日心地よく暮らせるような生活に生まれ変わるのだ! そのためには食生活から変えなくては」と数々のダイエットに挑戦し始めたのです。リンゴにペリコーン式、ナチュラルハイジーンにプロテインにリセット、マクロビオティックにコーチ……。


野菜や果物に含まれる酵素を壊さず、ビタミンなど栄養素を効率的に摂るにはジュースが一番。photo©little scorpion

   これ、なんだかお分かりでしょうか? そう、実は去年までに私がトライアウトした数々のダイエット=食事療法。あ、シャネルの元デザイナー、カール・ラガーフェルドが20キロ以上痩せたというおハイソな3Dダイエットもちょいとお試ししたことが。

   そんな八十八カ所四国お遍路詣り的ダイエット行脚の結果、最終的に「これだ!」と感じたのが、このリビングフードダイエットなのであります。(右上のリビングフードとは?コラムをご参照!)


キュウリのスティックサラダに、発酵食であるアンチョビが入ったソースを添えて。これもリビングフードです。

   なにせ食いしん坊だから、おいしくないと続かない。時間がかかるお料理の下準備や、ややこしいカロリー計算はNG。ダサイのもいや。値段が高いのもヤダ。それに、たまにはゴージャスな物が食べたい。はい、わがまま放題です。でも、体重が減っただけでなく、日々はためーわくなくらい元気増量中。

   とはいえ、まだまだ「自分が自分らしくあるための体」にはたどり着いていない、と感じるので、今日から3ヶ月、リビングフードとは何ぞや、ということとともに、日々私がトライしていることや体重、体調の変化をリアルにご報告していきますね。

   厳しい食事制限やノルマの運動もありません。ただ、ダイエットというからには、多少のルールは必要です。次回はそのルールの一つ、「朝食は、フルーツを!」とともにリビングフードについて、もっと詳しくご紹介していきます。

   それではまた!
(本日の体重:54.5kg アルコール:0 運動:ヨガ30分)


フルーツは食後ではなく、朝食としてか、食間に食べるのがベストって、知ってました?

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リビングフード=Living Foodを毎日の食事の基本とするフード・ライフスタイル。「Living=生きているって……蛸のおどり食い?」ではないのです。生きているとするのは「酵素」。私たちがいただく食物に含まれる酵素を壊さないでそのまま取り入れる、という考え方です。欧米では最近、栄養素よりも酵素(エンザイム)の体内での働きに注目が。酵素不足が健康や体重増加と因果関係があるらしい、とか。 酵素は生の果物や野菜だけでなく、チーズやヨーグルトなど発酵食品にも含まれているので、醤油や味噌、キムチなどもアクセントとして楽しめるはず。


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