小学2年生の時から30年以上ほぼ欠かさず読んでいる『週刊文春』の今週号に、「沖縄の肥満率、実は日本一」というコラムが載っていました。健康食&長寿県として知られる沖縄県ですが、実際のところは全く逆。30代以上はBMI値(肥満度指数)が25以上の男性が46.9%、女性は26.1%にものぼる、と沖縄社会保険事務局が報告しています。
詳しくは『文春』の記事をお読みいただきたいのですが、実は沖縄県は人口一人当たりのファストフード店の数が全国一なのだとか。それではっと思い出したのは、以前「皇帝ペンギンもしくは……」の回のコメントに書いたこと。私とほぼ同じ年代の沖縄県人が、一緒に都内の沖縄料理屋に行った際、「スパムが入っていないチャンプルーはチャンプルーじゃない」と力説していたことです。また、「お祝いには必ずケンタッキーフライドチキンが必要で、お中元にチキンを贈ったりもする」と知人は申しておりました。
沖縄は歴史的な背景もあり、日本で一番最初に食生活がアメリカナイズされた場所です。ゴーヤチャンプルーはゴーヤの苦みが美味いんだから、スパムみたいな脂の多い不気味な加工品なんか入れなくていいじゃん、と私はその時感じたのですが、知人にとってスパムは「なくてはならないもの」「食べ慣れて来たもの」だったのですね。
ファストフードの定着と食のグローバリゼーション→肥満の増加。エレン・ラペル・シェル著『太りゆく人類』の中で取り上げられている太平洋のある島の事例は、沖縄よりさらに進んでしまっています。一年中フルーツやヤシの実がなる南洋の島で、島民が食べているのは、アメリカ産のスパムの缶詰やら、冷凍ハンバーグやらTVディナー。フルーツを外にもぎに行くより、冷蔵庫から取り出したトレイをレンジでチンするほうがラクチンだし、脂肪の美味しさを味わえるからです。この島での肥満率は実に90%を超えているのだとか。
「スパム入りゴーヤチャンプルー」の件でひとつ考えたいのは、食べている物が「健康的かつ伝統的なメニュー」だとしても、レシピ次第で大きく変わってしまう、という点です。
同じ「ゴーヤチャンプルー」だとしても、その内容は作る人によって様々であり、したがって栄養も脂質の量も千差万別なのです。卵を入れる人もいるだろうし、入れない人もいる。ゴーヤチャンプルー炒めの素を使う人も、使わない人もいる。スパムを入れる人もいれば、肉類一切なしで作る人もいる。でもね、缶詰もファストフードもうまみ調味料もなかった時代に生まれた伝統食なんですもの、それに一番近い形で食べたくないですか?
そもそも、脂はウマいです。スパムみたいな加工食品やハンバーガーのようなファストフード、スナック類をウマいと感じるのはそのためです。私たちの体は、そう感じるようにできています。でも、それは、今のように食料が簡単に手に入らなかった時代に培われた、飢餓に備えるための体の防御システムなのです。最新の研究では、「油脂の多い食品を食べると、脳に快楽物質が発生する」のだとか。つまり、ファストフードや加工食品が含む脂へのし好性にノーと言うのは、ある種本能にノーということでもあるので、なかなか難しい。でも、どこかで断ち切らなければ、メタボリック症候群など、自分の健康を損なうだけでなく、文化や環境も損なうことになってしまう。
なーんだかいつになく超真面目になってしまいましたが、これはかつて脂し好で、体重も65kgまでイってしまったワタクシの実感でもあります。アメリカなど世界各地で食いしん坊な取材をしているのですが、こと「食の健康」に関する限り、日本は20年、30年前のアメリカ=肥満&成人病大国となる足跡をそのままたどっているように感じます。
脂の話ばっかりだったので、最後にさっぱりと「レモン&日向夏ジュース」の写真でお口直しを。これも最近、エクササイズあとに飲むと疲労回復度が違う気がしている、ビタミンCたっぷりのジュースであります。では、また!

無農薬の国産レモンを使って、皮ごとジューシングします。レモン1個と日向夏1個(こちらは皮をむく)を交互にジューシング。「うっ、酸っぱい!」と感じるかもしれませんが、その場合は日向夏を1個プラスしてみてください。
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6月1日の体重:53.4kg(一日のウチにとっても変動します) 運動:ヨガ15分、ウォーキング1時間半 起床:6時 就寝:0時
<6月1日の食事内容>
朝:レモンと日向夏のジュース、豆乳ラテ
昼:ハムサンド、豆乳、にんじん&りんごジュース
夜:にら&キャベツ&キムチ&納豆のチヂミ、きゅうりの自家製漬け物、大根のキムチ
はじめまして。沖縄に関するレポートを書くのですが、私のテーマはまさにこれで、沖縄人とスパムの関係について調べようと思っています。
週刊文春なんですが…今更手に入れることは可能でしょうか?