更新日:2007年12月10日

リビングフード・ダイエット


ダイエットと健康維持って、女齢30を超えるとかなり手強いテーマ。数々のダイエットに挑戦してきた食いしん坊エディターが、今欧米で話題のホリスティックな食事セラピー「リビングフード」でボディもソウルもすっきり(の予定)! 日々のリトリートの中での発見、ハウツーを刻々とレポートします。

文・写真=山祥ショウコ

   

チーズ、食べるべきか、食べざるか?




   皆様、こんにちは。久しぶりに徹夜が続き、よろよろいたしております。それというのも実は先週、バーベキューにお招きいただいて、ついついステーキを食べてしまったら……とってもおいしいお肉だったんですが、なかなか消化できなくて。それから数日、仕事の能率がぐんと下がってしまって、今慌てふためいているという状況です。

   消化に時間がかかると、すごく体もだるく、眠くなります。こうやって毎日ゆるいベジ生活をしているので、たまに肉を食べると体のほうが受け付けなくなってきたのでしょうか。(そこで思い出したのは、カリブのスパの寮で、ふだんベジタリアンとはなんの関係もない生活を送っている人たちが、そりゃーよく寝る!ってことでした)

   この消化不良に懲りて、ますます肉から遠ざかっていく自分を感じます。が、それとは逆に、なかなか「やめたほうがいいのかな、どうしようかな」と日々考え中なのが、チーズなんですね。

   今、世界的に牛乳&乳製品離れが進んでいるの、ご存知でしょうか。その主な理由は二つあるのです。90年代に入って「人間の体は牛の赤ちゃんではないから、牛乳を消化する酵素がない。一部の北欧民族を除いて、牛乳を消化分解することができない」という研究成果が発表され、これが大きな議論を呼んだわけです。消化分解できない牛乳を飲み続けると、中耳炎やアレルギー、体調不良の原因になる、とされています。

   もうひとつの理由は、乳牛の飼育状況です。すでに牛乳は「生産」されているマスプロダクト食品のひとつであり、その飼育状況・生産状況が社会問題に発展することも多くなってきています。お乳をよく出すためのホルモンの使用、工場のように牛が管理される状況、乳牛場の回りの水源が農場の排水によって汚染される問題などです。雪印事件も、そういうゆがみのなかから出て来た問題のひとつといえますよね。

   で、私は牛乳を料理やラテに使うのをすっかりやめてもう2年くらいたつのですけれど、問題はチーズです。だって、チーズっておいしいじゃないですか。特に、ウォッシュ系が好きな私としては、ワインとともにデザートにいただくチーズをあきらめるのは、なかなかできません。チーズは発酵食で、問題の乳糖も消化しやすい形に変わっているとはいうものの、アレルギーの原因となるアレルゲンであることは、間違いないんですよね。

   ちなみにリビングフードにもいろいろ一派がありまして、「チーズは醗酵食だからOK」としているところもあります。アン・ウィグモアはチーズ反対派でした。で、今のところ私の解決策としてはこんな感じです。「マスプロダクトのチーズは食べないで小さな生産者が作ったものだけにする」「パルミジャーノレッジャーノなど、消化しやすい形に熟成したものを食べる」「牛乳のチーズより、ヤギや水牛のミルクで作ったもののほうが消化によいのでそちらを食べる」

   皆さんはどう思われますか? それでは、また!

コメント (6)



Yo Watanabeさん、こんにちは! 次回のエッセイ、わくわくしながらお待ちしている一読者でございます。

なるほど、単純ヘルペスがある人はチーズ/ヨーグルトは必須なんですね。知りませんでした。勉強になりました。たしかに、体が違えば必要なものも違いますね。今年日本では飛んでいる花粉は少ないようですが、ある種のヨーグルトをしっかり摂っておくと、花粉症が楽、ということで爆発的に売れているようです。

私自身の体はどうやら乳脂肪・乳糖が苦手らしく、たまーに摂る分にはよいのですが、毎日摂っていた時期は生理が重くなったり、耳あかが増えたり、むくんだり、という感じだったので、因果関係があるような印象があったのです。その時期は加工の段階でかなり手が入っているとは知らず、無脂肪/低脂肪乳ばかり飲んでいたので、余計体調が悪くなったのかもしれませんね。

いずれにせよ、マスプロデューストなチーズ/牛乳よりも小さな農家のものを優先していきたいと思っています。

引き続きご意見をお待ちいたしております。

投稿者 yamasho : 2006年04月08日 09:00

Sorry I can't write in Japanese (browser problem)! Here's another case: for people who have cold sore (aka fever blister) the best food is yogurt and cheese, for they are high in lysine, a kind of amino acid. Food popular in vegan diet such as nuts or grains are high in arginine, another kind of amino acid which is very bad for this sympton. So people with cold sore SHOULD eat dairy, actually...Different bodies need different things at different times, it seems...

投稿者 Yo Watanabe : 2006年04月08日 00:44

皆様、こんにちは! コメントありがとうございます。春ですね、今日の東京はお天気がいいですね。

まりまりんさん、私もこの前シドニーに行ってまいりました! オーストラリアにはオーガニックの小さなチーズファームがたくさんあって、とってもいいな、と思いました。国全体がとても健康志向、な印象を持ちました。かの地でフレッシュでこってりとおいしいチーズをいろいろ味見したのも、「うう、やっぱりチーズはやめられん」と思った動機のひとつです。
おっしゃる通り、食べ物に対するバランス感覚と体の排出能力が大切だと、私も思います。

まつのりさん、こんにちは! そうです、私は非論理的なのであります。体が「うまいよお、欲しいよお」と出すシグナルには2種類あるような気がするんですよね。ひとつは美味に対するシグナル、もうひとつは「その栄養が欲しい!」というシグナル。後者を満たしつつも時々ハレの日には前者も満たす……そんなバランスでちょうどいいのかな。どうでしょう。

ブラウンライスさん、こんにちは。不思議と、チーズに関しては不思議と体調が悪くはならないのです。牛乳のほうは、ダメですけれど。やはり体が「欲しい」感じのときには摂る、これが肝心なんですね。

アメリカでは、アイスクリームのサーティワンの創業者の息子であるジョン・ロビンスが、アレルギーや体調不良に苦しんだあげく「食べ物、特に乳製品や牛肉に問題がある」ということで87年に『ダイエット・フォー・ア・ニューアメリカ』という本を書き、ベストセラーになりました。ただいまこの本を読んでおり、アメリカと日本の背景に違いはあるものの、食の西洋化/高脂肪食の増加が進んだ今の日本にも当てはまる部分はあるなー、と思っております。

引き続き牛乳や乳製品に関するご意見、お待ちしております。

投稿者 yamasho : 2006年04月06日 10:56

お肉を体が受け付けなかったのと同じ理論で行くとチーズを食べると体の調子が悪くなるのでは?私は妊娠をきっかけに乳製品が欲しくなくなってしまいました。たまに「体が欲しい」感じのときは摂っています。それほど悪いことはないようです。でも食「欲」って強いから一度食べだすとまた戻すのに大変なこともあるかもしれませんね。

投稿者 ブラウンライス : 2006年04月06日 08:16

「だって、チーズっておいしいじゃないですか」という発言に、なんて非論理的な、と半ば呆れつつも、かなり強く同意しているワタクシです。ふふ。

心の底から「う、うまいよぉ」と思えるってことは本能は否定してない?という自分勝手な解釈で、私はいっろ~んなものを食べている気がします。ただし、心の底から、じゃないとダメなんだが。

でわでわ♪

投稿者 まつのり : 2006年04月05日 13:42

はじめまして。オーストラリアのシドニーに住みながら、カフェグローブのリビングフードのページは大好きで、いつも見ています。
私もマクロビオテックやらいろいろな健康な食事を取り入れてる1人なのですが、チーズ、お肉などについては、ケリのつかない問題としていつも考えています。
チーズは娘の大好物。できるだけオーガニックの物などを買ってるけど(娘は鼻炎持ち)どうしたもんかと思うし、肉については実家が食肉店なので、食べないというのは親を冒涜するようで、ちょっとできない・・・。
そこで、どちらも消化の良い食べ方を工夫したり、回数を減らしたりして自分を納得させています。健康や、食べ物についていろいろな考え方や、偏った意見もあるけれど、盲目的になるのはある種の危険を感じたりもするので、良い物を取り入れつつ、たまには他の物も食べて、なによりも、それらをちゃんと外に排泄できる体を作っておくのが大事かな、というのが考えの落ち着き先です。

投稿者 まりまりん : 2006年04月05日 09:00


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リビングフード=Living Foodを毎日の食事の基本とするフード・ライフスタイル。「Living=生きているって……蛸のおどり食い?」ではないのです。生きているとするのは「酵素」。私たちがいただく食物に含まれる酵素を壊さないでそのまま取り入れる、という考え方です。欧米では最近、栄養素よりも酵素(エンザイム)の体内での働きに注目が。酵素不足が健康や体重増加と因果関係があるらしい、とか。 酵素は生の果物や野菜だけでなく、チーズやヨーグルトなど発酵食品にも含まれているので、醤油や味噌、キムチなどもアクセントとして楽しめるはず。


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