更新日:2009年7月30日



女性のための自転車試乗会報告 MTB編

カテゴリ:  2009年5月26日

(>前回より続く)
  今回のスペシャライズドの女性試乗会に参加したのは、日米の女性誌や新聞の編集者・記者。私たちを待ち受けてくれたスペシャライズドのスタッフもほとんどが女性。なので滞在中は女子メニューがてんこ盛りでした。朝はヨガやハワイのスピリチュアルな歴史をたどるミニツアーでスタート。スペシャライズドのスタッフの中には、早朝からランニングをしてきたという人も。みんなほどよく筋肉がついていて、スジ脚に引き締まった丸いお尻。自転車乗りならではのアスリートセクシーな体つきなのです。


プレス試乗会と言っても、さすが自転車業界。朝は早くに集合して、ストレッチをしたりヨガをしたり。スペシャライズドのスタッフの中には、すでにひとっ走りトレーニングしてきた人も。


人工的なリゾートと思っていたけれど、西洋人が来る前からの石に刻まれた神様の姿や祭壇など、遺跡が大切に残されているのを知りました。ハワイの花の説明を聞いて、髪に飾ってチーズ。

  いよいよMTB(マウンテンバイク)の試乗です。前日のロードバイク試乗ではリゾート周辺の一般道を走りましたが、MTBはやはりオフロードのためのもの! 乾燥したハワイ島西岸でも、山を登り始めると霧が立ち始め、周囲の植生も熱帯っぽくなってきます。このジャングルの中を走るのです。ドキドキ。


今回試乗したMTBは、スペシャライズドの中でも最高車種のS-Works Era FSRとS-Works Safire。Safireにまたがる姿もキマッているのは、スペシャライズドの女性用レンジ「D4W」(サイトは英語のみ)ブランドマネージャーのエロン。

  私たちのために用意されていたのは、最高級モデルのEra FSRとSafire。これもレースレベルのS-Works仕様。前輪だけでなく後輪にもハイテクなショック(サスペンション)がついています。登山道のようなトレイルの入り口に着いていきなり漕ぎ出したけれど、わお! 登れる登れる! 濡れた土に砂利や小石が浮いて、歩いていてもズルリと滑りそうな路面でも、太めのタイヤがぐっと噛み、ペダルを回す力を着実に伝えてくれている。ちょっとした木の根や段差があっても、前後のショックがスコスコと衝撃を吸収して、何もなかったかのように進めるのです。これはすごい……思い切り、ハマりました。


オフロードの走り方を説明するマーケティング担当のレイチェル。休日には、プライベートで女性のためのMTB講座を開いたりもしているとか。「冬にスキーに行くように、夏はみんなでMTBを持って山に走りに行くのがいちばん楽しいの」と語るMTB娘。


ワタクシの初MTB姿です。木の根も急な斜面も、もはや楽しい障害物。路面を読んでどうトレースして障害をクリアするか、頭と体を一緒に使うゲーム感覚。無理をして何回か尻餅をついたけれど、「うーん悔しい!(笑)もう1回!」と転んだのが全然気にならない楽しさなのです。

  MTBは骨太で重たい自転車というイメージを私も持っていたのですが、「本物」は全然違うんですね。EraもSafireも片手で持ち上げられる軽さです。女性の体格や筋力を考慮して一から設計されたフレームは、私のような小柄な人でもすっとポジションが決まる。軽くてコントロールしやすいから怖さを感じることなく走り出せる。体重や走りたいスタイルに合わせてショックの硬さもダイヤルひとつで変えられるのです。


アメリカ人記者チームも果敢に挑戦。左の女性はときどきハードテイル(前輪ショックだけのMTB)に乗っているとかで、歩いても息が切れるような山道をガンガン登って行って、あっという間に姿が見えなくなってしまいました……。


試乗を終えて、みんな疲れつつもビッグスマイル。じつはみんな転んだりして傷だらけなのだけれど、「いやーん傷跡になる」とかそんな小さなことを言う気にまったくならない解放感!

  ああ、楽しい試乗でした。ロードバイクRubyの洗練と早く走るための乗りものとしての高級感も堪えられない甘美な体験でしたが(>前回ご参照)、今回はとくにMTBで味わった山の楽しさにハートを射抜かれました。MTBで山なんて、特殊な趣味のように思えるかもしれませんが、山の多い日本はじつはMTBを楽しむにはうってつけな土地。ハイキングやスキーのような気分で楽しめそう。すでにロードバイクでおこづかいも休日も使い切っている状態だというのに、MTBにも欲が出て来てしまいました。困ったな〜(笑)。

●スペシャライズド・ジャパンのサイト


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またまた書き込み致します。
悪路を駆け抜ける醍醐味はいかがでしたでしょうか?
私も最近すこし興味がありまして・・・
さきだつものがありませんがいつか挑戦したいです!

投稿者 rodman : 2009年05月31日 11:27

rodmanさん

いやぁもう、楽しくて楽しくて、子どものようにはしゃいでおりました。
「こんなの登れるかな?」
「これ超えられるかな?」
「きっとここで体重をぴょいと浮かせて……」
「ここはフロントに荷重をたっぷりかけて」
「きゃー、クリアできた!」
ということが頭の中でグルグルと。じつはかなり理詰めなのが面白かったです。

あとはお小遣いですよね……(遠い目)。
高級車、じつに最高でした。

投稿者 青木陽子 : 2009年06月01日 23:27

こちらでははじめまして。e*metersではお世話様です。
とても興味深く読ませて頂きました。
特にMTBがとても軽いとは驚きですね。

それと怖くはなかったですか?

rodmanさんと同じくめちゃめちゃ惹かれますね。

投稿者 あみちゃん : 2009年06月03日 12:51

おー、あみちゃん!
コメントありがとうございます。

S-Worksサファイアのこの軽さには、本当に驚きました。ロードバイクみたいに軽くて、フッと片腕で持ち上げられるんですよ。10kg切ってますから!すごいでしょう。

怖くは……SPDペダルで足を固定したので正直ちょっと怖かったけど、セッティングをゆるゆるにしてもらったので大丈夫でした。。もちろんこれは人によるし、トレイルにもよると思います。高所恐怖症の私は、尾根筋のトレイルなんて絶対無理無理!w
でも、おおむね大丈夫だと思いますよ。

買っちゃいますぅ?

投稿者 青木陽子 : 2009年06月04日 04:13

すごいカッコイイ。
僕も最近MTB買いました~
サルサってメーカーのやつなんですが。
買った帰り、埼玉の志木からあきる野は遠かったです。

投稿者 のり : 2009年06月18日 14:06

のりさん

MTBいいですねー。本当にこの試乗以来ほしくて、自転車屋さんのサイトをついじーっと見てしまいますw
どうしましょう(^ ^;)

投稿者 青木陽子 : 2009年06月18日 20:06




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青木陽子
Cafeglobe
ファウンダー・取締役
女性誌編集者時代、自分を含めまわりの女性たちが本当に読みたい媒体がないことに気づき、1999年に現社長の矢野とともにCafeglobeを立ち上げ、6年間編集長をつとめる。現在、パートナーの暮らすロンドンと東京の二重生活を実践中。
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illustration / Nakagawa Isami

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