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| 次のオリンピックはロンドン。東京は? |
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カテゴリ: ロンドンカテゴリ: 地球温暖化
2008 8月30日
cafeglobeでの連載「マイ・スイート・リトル・バイク」でロードバイクに乗り始めて以来、以前からの自転車好きに拍車がかかっている今日この頃です。先日ロンドン都心に出かけた際も、折りたたみ自転車ブロンプトンを電車に載せ、都心は自転車で走り回りました。
よく、パリが女ならロンドンは男と言われるように、重厚でいかめしい雰囲気の街並みが多いロンドン。その雰囲気も私は好きですが、好景気が続いたこの10年ちょっとで、古い建物が美術館としてよみがえったり、新しい橋がかかったり、観光地としての魅力もまたぐっと高まったと思います。都市デザインって、なぜか無条件に心をワクワクさせてくれますよね。

ウォータールー橋から見える、イギリス国会であるウェストミンスターと今やロンドン屈指の観光スポットのロンドン・アイ(観覧車)。ビッグベンも見えます。テムズ河沿いはきれいな街灯も増えて、なかなかロマンチック。
自転車で走っていると、「あ、あのビルも再開発しているんだ」というところによく遭遇します。大英帝国の絶頂期、ビクトリア時代(19世紀末)の建物のファサードだけをレンガ数枚分だけ残し、あとをそっくり近代的に立て替える工事もよく見かけます。たしか大手町でもこの手法を部分的に取り入れたビルがありました。
イギリスでよく感心させられるのが、この古いデザインとコンテンポラリーな意匠の組み合わせです。上の写真のロンドン・アイのほとんど輪っかが浮いているように見えるデザインもビッグベンなどといい調和を見せているし、歴史的なお屋敷の中庭に入って遊びたくなる噴水が作られたり。有名なテート・モダン美術館も使われなくなった発電所をリノベーションして世間をあっと言わせました。

美術館が入っている18世紀の建物、サマセット・ハウスの中庭には、噴水が。パーティがはねたのか、ほろ酔い気分の人たちが裸足で入って遊んでいた。ちなみに冬はここにアイスリンクができて、これまたきれい。その様子はcafeglobeのバックナンバーで。

サマセット・ハウスの出入り口、ロマネスク風アーチにほどこされた石膏模様。この建物は当時流行ったネオクラシック様式。ローマ時代のコラムなど装飾たっぷりで瀟酒な雰囲気。

第二次大戦後建てられた火力発電所を見事に生き返らせたテート・モダン美術館。入り口から入ったそこは巨大なタービン室で、あまりの空間の広がりに圧倒される。最上階にはガラス張りのペントハウスをつけ、夜はそこだけが浮いたように光って幻想的。テムズ対岸にはセントポール寺院のドームが暗闇に浮かび上がってそれはもうドラマチック。
2012年に向けて、ロンドンはオリンピックの準備に入っています。豪華な北京オリンピックを見て、「ロンドンはあれに対抗することはできない」という不安な声も聞かれますが、たぶんイギリスはやや質素に、でもセンスのよさで勝負に来るでしょう。そこはかなり期待できる気がします(閉会式でベッカムがボールを蹴ったアレはちょっとイマイチでしたが)。
東京も立候補していますが、豪華東洋趣味の北京、モダンデザインのロンドンの後に東京は何を押し出すのか。そのビジョンがないと、たとえ招致できても難しそうな気が。いっそ完全カーボンニュートラルのグリーンオリンピックなんかだったら面白いかも? スタジアムの照明から選手村から人びとの移動から、みんな自然エネルギー。技術の日本の最高のプロモーションになりそうですよね。そのくらい目標を高く持ってやってみるのはどうか。
そう思って東京都の基本方針を見てみたら、なんと、オリンピックで出るCO2を計算し、それ以上のCO2を他で削減する計画があるのだとか! カーボンニュートラルどころかカーボンマイナスだそうです。輸送なども相当考えると。これがホントにできたら立派、世界に誇れます(排出権を買ってマイナスとかのまやかしでないことを祈りつつ)。でもあんまり話題になっていないのはなぜ? 期待している人が少ないから? 国外にいると愛国心が盛り上がるというのは本当ですね、そんなことを考えました。
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| 一目惚れ→大正解 今このバッグにメロメロです |
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ショッピングに関してはきわめて慎重、すぐ使わなくなるようなものを買うのはお金が無駄なばかりか地球にも悪い!が信条のワタクシ。衝動買いもほとんどしないのですが、これにはピンと来ました。弊社SELECT Cafeの秋の開発企画で誕生した「オリジナル2WAYトラベルバッグ」です。
A4がギリギリ入り、収容力抜群、ショルダーバッグとしても、ストラップを伸ばせば斜めがけで自転車通勤にも使える。これは行けると直感が働きました。そして大正解♪ 「史上最強」と名乗ってますが(笑)、あながち外れていないかもと思うほど、たしかに最強です。使いやすさに思わず口元がほころぶようなバッグに巡り合ったのは久しぶりなので、この欄でもご紹介してみる次第。愛用ぶりはこちらのスタッフブログでも少しご紹介しています。

先日、シャルル・ド・ゴール空港でトランジットの際、カバーフラップを開いたところを撮影してみました。メインのコンパートメントの他に、ファスナー付きのポケットが2つ、携帯あるいはデジカメ用のポケットがひとつ。それぞれのポケットが意外なほど深さと容量を持っているのがいい感じ。とくに携帯用のポケットは、小さそうに見えていろいろな小物がしまえそうでワクワク。

自転車に乗るときには、ショルダーストラップを伸ばして、メッセンジャー風に(普段は車道を走るので、必ずヘルメットをかぶってます)。このとき、ストラップの裏が目の粗い布地なのが絶妙!このおかげでズリ落ちて来ないのです。バッグの革がやわらかく、背中の丸みに沿ってくれるので、重さが分散されるのもナイス。立っているときにも、腰やお尻にやわらかくフィットしてくれます。

イギリスで、ポールスデン・レーシーというナショナルトラスト所有のお屋敷公園に遊びに行ったときにも、2WAYトラベルバッグをお供にしました。日本と正反対に今年のヨーロッパは冷夏で、この日も20度を下回る最高気温。バッグには熱いお茶を入れた魔法瓶と薄手のフリースシェルが入っているので、パンパン! でもすごい収納力です。
それぞれのファスナーの左右に開け閉めがしやすいようにツマミがついていたり、タッセルが大きめで握りやすかったり、デザインしてくださった中谷さんの細やかな細工がまたステキ。旅行好きな人はもちろん、活動的&スポーティな雰囲気が好きな人、機能性の高いものが好きな人、ショルダーバッグをお探しでしたらこれを全力でオススメします。私は、使い込みすぎていつかダメになった日のために、色違いでもう1個買おうかと思い始めているほどです……。
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| エキセントリック王子の遺伝子組み換え反対発言 |
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いままたイギリスに来ています。猛暑の日本と違い、今年のヨーロッパはやや冷夏で、気温は上が20度、下が10度を切るかどうかという涼しさです。PCに向かっていると、ふと膝掛けがほしくなる夜もあるほど。
こちらでもオリンピックはもちろん華やかに報道されています。英国(GB)のメダルはいまのところ水泳や自転車などほとんどを女性が稼いでいるのがちょっと印象的。「おーい、どうした男子たち」なんて特番も言っています。もっとも、これから得意の陸上などが始まるのできっと変わって来ると思いますが。
最近の穀物・食糧価格の急騰で
遺伝子組み換え作物推進派が活気づく
そんなこの数日、オリンピック報道の中ちょっと興味を引かれたのが、皇太子チャールズさんの「ちょっと待て、遺伝子組み換え作物は絶対ヤバい!」発言と、その報道でした。

インタビューを掲載したのは『デイリー・テレグラフ』紙(右)。「遺伝子組み換えは大きな間違い」「大企業が作る大量生産食物に依存する未来は、何百万という農民を土地から追い出すことになる」と発言、それにたいして賛否さまざまな議論が巻き起こっている。
●テレグラフサイトの記事
●BBCの記事
ご存知、チャールズさんは亡くなったダイアナ元妃の夫、エリザベス女王の長男でイケメン王子ウィリアムのお父さんです。有機農業やサステイナブルなライフスタイルの実現に熱心で、南西イングランドの御料地でオーガニック農園を経営したり、近所にCO2排出ゼロで暮らせる村を作ったり、なかなか精力的です。最近日本のスーパーでも見かける「ダッチー・オリジナル(訳すと“御料地特製”)」のビスケットは彼の会社の製品。ベーコンからワインまで、売り上げは上々のようです。
イギリスも、王室は政治はやらないことになっているのですが、そんなチャールズさんなので、チベットのデモを武力で鎮圧した中国政府に抗議してまっさきに北京オリンピック開会式の欠席を表明したり、ちょくちょく政治的なことにも意見しています。遺伝子組み換え作物(GM/GMO)についても以前からハッキリ反対を表明していましたが、今回改めて新聞のインタビューに登場して発言をしたのは、昨年末からの穀物価格の急騰で、GMを使わないと急増する世界人口を養えないという意見が最近増えていることに危機感を感じたからでしょう。
私自身も、日本にいるときには毎朝聞いているNHKラジオ総合の朝のニュースで、内閣府が「学校の先生などがGMの安全性に懐疑的という調査結果が出た。これはよくない、GMへの正しい理解を広める必要がある」と発表したという、まるでGMの安全性を疑うのが間違っていることかのように言う情報操作的ニュースを聞いて怖さを感じていたところなので、このチャールズさんの発言がどう迎えられるのか興味を持ったのです。
遺伝子組み換えに
慎重でいたい理由ふたつ
私自身はいまのところGMにはとっても懐疑的、少なくと日本やEUなどが急いで商業生産に入るべきではないと考えています。長くなるので細かいことはまたにしますが、反対する理由を大きく2つにまとめると、
(1)人工的に切り貼りした遺伝子を自然界に放ってしまえば、それが後から危険な遺伝子だったと判明しても、二度と人間の手では取り除けないこと。
(2)GMは著作権がとられていること。育ててとれた種を翌年蒔いてはいけなかったり、プリンタを買ったらそのメーカーの高いインクを買い続けなければいけないように、GM作物に必要な肥料や農薬をセットで買わなければいけなかったりする。GMの開発には莫大な投資が必要なので、GMが広がるほど、一部の巨大企業や先進国が儲かる仕組みになっている。
というところでしょうか。
また、急増する世界人口を賄うためにはGMの開発が急務だと推進派は言うけれど、すでに世界の穀物生産は現在の人口を養うのに十分な量なのだそうです。要は必要な人が食べ物を買えない、この格差のひどい世界経済の仕組みを先になんとかすべきなのです。
日本なら、まずは減反政策で雑草が生えるままになっている田んぼを使って自給率を上げるべき。農業に興味を持つ若い世代は増えているのだから、そういう人たちが農業に入ってきちんと食べて行ける仕組みを作るべきではないでしょうか。
福岡伸一さんがおっしゃっていた
科学ではなく、人びとが心と直感で考える問題
ひとつ確実に言えるのは、GMの安全性/危険性は今の科学ではハッキリとはわからないということです。推進派も懐疑派も、どちらも十分な科学的証拠を持っていません。まさに、福岡伸一さんがおっしゃっていた、「善」や「美」のフェーズで私たち市民ひとりひとりが考えるべき問題です。
チャールズさんの発言は、さっそく「王室がそんな発言するな!」「科学者でもないくせに」といったような批判を含め、それなりに議論を巻き起こしています。その意味で、なかなか価値ある投げかけだったのではないかと思います。
●GM問題について、推進派の意見も含めてよくまとまっているサイト「遺伝子組み換え入門」
http://www.no-gmo.org/gmguide/gmguide.htm
●GMに限らず、食と農業についての意見が参考になるサイト「安田節子ドットコム」
http://www.yasudasetsuko.com/
●GMについてのcafeglobeのバックナンバー記事
遺伝子組み換え食品は避けたい? ならこのガイドブックを!
http://www.cafeglobe.com/cool/eco/ec061011.html
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