更新日:2008年5月09日



チベットに私たちが注目する意味はあるのです

カテゴリ:今日できることをしよう  2008年3月17日

  チベットはラサでの暴動が報道されています。バックパッカーを気取っていた10~20代を過ごし、スピリチュアルに少し傾倒したり、トム・ヨークなどフリーチベット派が多いブリティッシュ・ロック好きでここまで来ていることも関係あると思いますが、チベットと中国の関係については、それなりに気にしてきました。


自宅の本棚から引っ張り出したチベット本。とくに手前の『A Beginner's Guide to Changing the World: For Tibet, with Love (世界を変えるための基礎知識~チベットへ愛を込めて)』(Isabel Losada)は、ロンドン在住の女性ライターが、チベットの人々や文化に惚れこみ、チベットの主権復活のためにロンドンの中国大使館の前でデモをしたりする「活動家」入門記。すごくアツい女性で、面白いです!

  緊密にウォッチしているわけではないので、あまり詳しいことは説明できませんが、チベットが中国によって1950年に侵攻され、その後占領されたことは歴史的事実です。ノーベル平和賞を受賞した有名な14世ダライ・ラマ法王は、その占領の過程でヒマラヤを越えてインドに亡命し、亡命政府を作っています。前後して、10万人以上のチベット人がインドなど世界に逃れたそうです。

  その後も、宗教を禁じる中国政府は、独立を求める声を上げたチベット人はもちろん、チベット人が家や懐などにダライ・ラマ法王の写真を持っているのを発見すれば拷問をするなど、苛烈な統制を敷いているそうです。同時に、多数の漢人を入植させて、チベットの「中華化」を推し進めているとか。

  最近ギョッとしたのは、ラサの有名なポタラ宮の前に広大な広場ができているらしいこと(2005年に完成したようです)。いかにも中華趣味な、だだっ広いコンクリートタイル?貼りらしき広場。その昔のポタラ宮の画像をPCの壁紙にして飽かず眺めていた者としては、四角四面で白く清潔な広場に眩暈がしそうでした。ポタラ宮を眺めるすべての観光客に、「ここは中国なんですよ~」と刷り込む、そんな狙いがあるのでは……というのは穿ちすぎでしょうか。

  その後も西寧からチベットラサまで直通の鉄道が開通したりして、チベットの中国化は私がこの問題を知ってから20年弱の間にも着々と進んでいるんだろうと心を重くしていました。

  そして今回の暴動。80人以上が亡くなったのか、10人ちょっとなのか、中国のメディアは厳格に報道規制されているので、真相はわかりません。もうしばらくすれば、現場を目撃した諸外国の観光客(ほとんどの人は警察に現場に向かうことを阻止されたようですが)の情報が出てくるだろうとは思いますが、天安門しかり、中国政府のこれまでの弾圧ぶりを考えると、とても心配です。ビルマもそうですが、多くの僧侶や市民が拷問などされていないといいのですが。

  日本にいる私たちに、今日チベットのために何ができるというわけではないけれど、世界はチベットで起きていることに注目しているよ(どちら側にしても、下手なことはできないよ)という目線を意識的に送っておくことは有効だと思います。言わずもがな、今年は北京オリンピック。私たちの視線で、意識で、世界から苦しむ人がひとりでも減るように、目と気を配っていければと思います。


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2008年03月18日 01:13


■□■ チベット大虐殺を止めさせるために ■□■
おまえら、何か行動を起こせ。
「どうせ、俺には何も出来ない」、と、あきらめるな。

  ■□世界に向けてメッセージを
  ttp://www.geocities.jp/saveeastturk/vip118230.jpg
  例えば、あのアルジャジーラにも掲載された『トルキスタン問題』の英訳付きの画像を
  全世界の画像掲示板に貼り付ける事だけでも、十分な支援効果は得られる

  ■□チベット問題を広く知ってもらうために
  『妻、娘、尼僧たちは繰り返し強姦されまくった。
  『特に尊敬されている僧たちは狙いうちされ、尼僧と性交を強いられたりもした。  
  『あくまでも拒否した僧のある者は腕を叩き切られ、「仏陀に腕を返してもらえ」と嘲笑された。
  民族浄化とは、こういう事を言う。声を上げなければ次は日本・台湾だ。対岸の火事じゃぁない。
  ttp://sv2.st-kamomo.com/hello/dat/ufa29409.43460.jpg
  ttp://www12.axfc.net/uploader/18/so/Ne_14627.zip.html

  ■□トップ絵を変えさせて注目を
  ttp://homepage3.nifty.com/maezou/img-box/img20080317185018.jpg  
  この画像を見れば、この問題の『何か』を共有できるはずだ。
    一人でも多く、この画像を見てもらうよう広めてもらいたい。

一人一人が出来ることは、ディスプレイの前にいてもある。
チベットの問題を解決するのは、九条でも、平和団体でも、ピースウォークでもない。

『世界中の人々が、現実を知り、現実を共有し、現実を直視する事』だ。
インターネットはそのためにある。コピペで救える命がある。

■□■ A.C. 公共コピペ機構

投稿者 news4vip : 2008年03月18日 00:37

はじめまして。こんにちは。
直接的には今の自分の暮らしには係わりがないことなのですが、チベットでの出来事はずっと気になっていました。
>世界はチベットで起きていることに注目しているよ(どちら側にしても、下手なことはできないよ)という目線を意識的に送っておくことは有効だと思います。
...の一文に、深く頷いています。

数年間のロンドン暮らしのあと、半年前に引っ越して今は北イングランドに在住です。BBCは「TIBET TENSION」としてトップニュースの扱いです。日本の報道はどんな感じなのかな、というのもちょっと気になっていました。
「カンケイない」ではなく「意識」すること、その力、って大きいですよね。

投稿者 クバニータ : 2008年03月18日 03:54

この種の過激暴動が近年リアルに諸外国プレス
により外へ外へ報道され、ラマ氏フォーリンプ
レスの力で真実を表に伝えて欲しいと語っていた
らしい。
私的にはコレ日本が南京で犯し件を彷彿とさせる
BBC衛星局勤務時代、UKセンター保管のVTRみて
寒気がして、作り事の絵にさえ思えた。
なぜヒトは繰り返して、似た様なコンセプトで
既得権益の守死に走るのか?
ヒトはひょっとして劣化し成長していないのか?

鯨やカンガルーを人為的に淘汰させるそのコン
セプトそのものでヒトも恣意的に抑圧され、
操作され...哀しすぎる。

という気持が浮き上がってきました。今は死者の
魂の冥福を祈ります、まず。

投稿者 Boston : 2008年03月18日 21:57

EUの「戦略的パートナー」中国。
そのEUと中国、そしてチベットに関する興味深い記事を見つけました(英語です)。
http://tonysharp.blogspot.com/2008/03/
europes-craven-appeasement-of-china.html

投稿者 mo : 2008年03月24日 02:21




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青木陽子
Cafeglobe
ファウンダー・取締役
女性誌編集者時代、自分を含めまわりの女性たちが本当に読みたい媒体がないことに気づき、1999年に現社長の矢野とともにCafeglobeを立ち上げ、6年間編集長をつとめる。現在、パートナーの暮らすロンドンと東京の二重生活を実践中。
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illustration / Nakagawa Isami

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