先日、4大コレクションのひとつであるLondon Fashion Week(以降LFW)を覗いてきました。

ロンドン・ファッション・ウィークは、サウスケンジントンにある自然史博物館(Natural History Museum)で開かれる。ふだんは動物の進化の展示とかティラノサウルスの化石なんかがお目当ての家族連れでにぎわう場所に、いきなりキメキメなバイヤーやエディターが大量に発生。
私のお目当ては、LFWの一部門「estethica(エステティカ)」。「esthetic(美的)」と「ethic(倫理・正しいこと)」を組み合わせた造語からわかるように、エコ&サステイナブルなファッションを盛り上げるための試みで、去年からスタートしています。
cafeglobeでこれまで何度もご紹介をしてきた、サフィア・ミニーさんが代表を務める日本生まれのフェアトレードブランド「ピープル・ツリー」が、このエステティカのいわば牽引役、筆頭ブランドとして出展しているのです。
サフィアさんは最近はロンドンに少し軸足を移して、イギリスでピープル・ツリーを展開しています。で、これが、ちょっとすごいことになりつつあるのです!
イギリスではフェアトレードに関する人々の意識が日本より少し先行してすでにだいぶ高くなっていることもあり、セルフリッジでの扱いがあっという間に決まったのが数年前、去年からはTOPSHOPでの取り扱いもスタート。今年(2007年)の春夏からは、モードを意識したラインや、有名デザイナーとのコラボラインも登場し、『VOGUE NIPPON』では、モデルのリリー・コールやヘレナ・クリステンセンが着ての特集も組まれました。

現在イギリスで発売中の「カプセルコレクション」(日本では「ロンドン・セレクション」として10月中旬以降に発売予定)。デザイナーは舞台衣装などで活躍中のアイルランド人女性Olwen Bourkeさん。「フェアトレード・ファッションは退屈なんかじゃないことを示したくて、モダンで時流に乗ったシルエットにこだわった」。

ブースで、「あなたのその服、誰が作っているか知ってる?」というメッセージボードを掲げたピープル・ツリーのスタッフちゃんたち。洋服も、彼女たちもかわいい。

マークス&スペンサーの大物なども訪れて、テレビの取材クルーもいて、上へ下への大騒ぎになったピープル・ツリーのブース。白いチュニックを着ているのは、8月にデザイン部門長に就任したキャロルさん。以前はMonsoonやWAREHOUSEなど大手ハイストリート・ブランドのデザイナーだったキャリアを持つ。
しかしなんといってもすごいニュースだったのが、ジェーン・シェパードソンさんのピープル・ツリーへの参画。ジェーンさんは今日のTOPSHOPを創り上げた女性で、イギリスのリテール業界ではスーパー大物。日本で言うなら伊勢丹やバーニーズでその名を轟かせた藤巻幸夫さんのような感じでしょうか。

「フェアトレード市場がどこまで伸びるかは、私も正直わからない。でも、地球のことを考えたらもうこういう道(フェアトレードやオーガニック)しかないのは明らかよね」とジェーン・シェパードソンさん(写真左)。
サフィアさんが着ているのも、カプセルコレクションのパフスリーブ・ブラウス。
デザイナーによるラインは当面英国を中心に展開されますが、日本でも限定販売は予定中とか。人にも地球にもやさしいフェアトレードがいいなと思っていても、ことファッションに関してはやっぱりデザインは生命線。これまでは納得のいくものを見つけられなかった人でも、新しいピープル・ツリーなら見つかる可能性は高いです。ぜひご注目を!
●ピープル・ツリー(オンラインショップもこちらから)
http://www.peopletree.co.jp/
●People Tree UK
http://www.peopletree.co.uk/
●London Fashion Week
http://www.londonfashionweek.co.uk/
【cafeglobeバックナンバー】
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●展示会報告 おしゃれ魂と勇気を刺激! エコスタイル in UK
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●TOPSHOPとは? イギリスのハイストリート・ブランド事情
http://blog.cafeglobe.com/archives/fromeditor/
2007/05/post_35.html