eco検定試験を受けてきました。勉強好き、お上のお墨付き好きの日本人の例に漏れなく、私も検定と聞くと受けたくなってしまうクチ。さらにエコ度の検定と聞けば、エコ人間歴20年、ベテラン環境派を自認する私が受験しないわけにはいきますまい!
このeco検定、正式名称は「環境社会検定試験」、主催は東京商工会議所です。去年から始まって、まだ第2回目にもかかわらず、今回は1万人超の人が受験したとか。合格者には「エコピープル」の称号(?)が与えられ、交流会などもあるらしい。
試験前日の土曜日、購入しておいた「公式テキスト」を引っ張り出し、そのまま夜中すぎまでかかって一気読みをしました。正直甘く見ていたのですが、なかなか分厚いテキストで盛りだくさん、ちょっと冷や汗。
内容は、大気圏の構成や温暖化効果ガスの種類、フロンの何イオンがオゾンを破壊するのか、食物連鎖……といったところから始まって、リオ・サミットやIPCCといった国際会議や条約の歴史、日本の公害やリサイクルまで、とても広範囲。膨大かつそれぞれ深いトピックが比較的よくまとまっていて、環境問題全体をあらためて見渡すいい機会になりました。

指定された試験会場は早稲田大学。学生時代、学祭を冷やかしに来たことを思い出しながら教室へ。周りの顔ぶれを見ると、思っていたよりも20代らしき人が多い印象。そして鉛筆+マークシートというこれまた胸がキュンとするスイートなアイテムで試験開始。
ただ今回気になったのは、出題内容に昔の受験問題のような、古い国際条約の施行年度を選ばせたりするなど、丸暗記を要求するものが少なくなかったこと。欲を言えば、そんなことより今まさに環境問題でどんな議論が出ているのか――たとえば、今国際的な流れになっている、「気温上昇を2度までにとどめるために大気中の二酸化炭素濃度を450~500ppmに抑えよう、京都議定書の今後は?」「プラスティックは分別せず熱源として燃やしたほうがいいのか?」「原子力と自然エネルギーはどっちがいいのか?」という議論など、現在の具体的かつ切実な問題にもっと言及してもいいのではないかという食い足りなさを持ちました。ちょっとのほほんとしすぎでは?
もっとも、現在進行形の議論には政治や産業界の意向がくっついてくるから、商工会議所としては下手に踏み込めないのだろうなぁとも想像するのですが……受けるほうとしては、もっと実践的な検定でもいいなぁと思うのです。

「3R(リデュース・リユース・リサイクル)」がテキストに載っているeco検定なのに、使い捨ての傘袋……。コンビニ袋だけでなく、傘袋も使わない方向にできないかなぁといつも思います。まずは、出てきた人が捨てた袋を再利用することから始めてみませんか。
検定の結果は9月始めに通知が来るそうです。たぶん大丈夫だったとは思うのですが、あまり大口を叩いて落ちていたら恥ずかしいのでここまでに。次回の試験は12月16日。辛口なことを書きましたが、環境問題全般について見渡すいい機会になることは請け合いですので、ご興味のある方はぜひ!
●環境社会検定試験(eco検定)
●「エコピープル」のためのサイト