「ふぁぁぁ、もう朝か。ん? トントン、ジュージュー……キッチンから音がするぞ。わわ、いい匂い!」
これ、女性の夢ではありませんか? 朝起きたら彼が、夫が朝ごはんを用意してくれている。古くは映画『ナインハーフ』で朝ごはんを作るジョン(ミッキー・ローク)に悩殺された人はもちろん、そうでない人でも、パートナーに朝ごはんを用意してもらって嬉しくない人はいないでしょう。ま、朝ごはんまで高望みはしないまでも、ふだんから彼がチャチャッと食事を作れる人だったならと思っている女性は多いはず。
そんな女性たちのために、Cafeglobeでもおなじみ、横森理香さんが本を作ってくれました! その名も『パパごはん カレごはん』(地球丸くらしブックス)。

『パパごはん カレごはん』(地球丸くらしブックス)\1,300(税抜)。いわゆる料理入門書としてのスタンスは保ちつつ、野菜たっぷり、スローフードなエッセンスも入った、非常にイマドキなレシピ構成とお見受けしました。まさにこういう料理、パートナーに作ってほしいぞ。作ってくれたらもっと惚れようぞ。
なんでも、料理という概念すら乏しかったという夫をターゲットに書き始めた、超初心者君のためのレシピ本だとか。たしかに、チーズトースト、しらすおろし、トマトソーススパゲティといったレシピが並んでいます。ごはんの炊き方なども。
まさに!
なぜ「まさに」かというと、こういうご時世、自称料理好き・料理上手の男性はぐんぐん増えていて、それはそれでよいことなのだけれど、結局はイベント料理でしかなかったりするんですよね。「今晩はオレが作るぞぉ~!」と叫び、スーパーに行って肉のかたまりや尾頭付きの魚なんて買ったりして。もちろんおいしいんだけれど、調理後のキッチンは洗いものが山積み、そこらじゅうに使いかけの食材が散らかっていて……。
趣味の料理と日々の暮らしの料理は違うわけです。冷蔵庫の中身を見て考えて、ありもの食材でチャッチャッとそれなりの献立を作ってしまう男性、私はまだお目にかかったことがありません。そういう方もいるでしょうけれど、圧倒的に少数派というのが現実でしょう。
女性が何らかのキャリアを持って生きていくなら、この「日々の暮らしの料理」ができるパートナーはほぼマスト条件だと思います。ぜひ、みなさん彼に、夫君に、弟君に、父上に、贈ってください。少子化対策ってのも、こういうところから始まるんですよね。新内閣のみなさんに贈呈したいくらいです。