更新日:2008年5月28日

カフェグローブスタッフのデジログ日誌


3月20日(月) 茂山家新作狂言と美味!黒ゴマおたべ

「世界中でいちばんおいしいスイーツが食べたい」
「主婦のささやかな願い、京へ旅がしたい」
「黒いもの、すなわち黒髪が欲しい」
年に一度の祭礼の日。夜明けの一番鶏が鳴いたあと、願をかけにやってきた3人の願いを神様が聞き入れた……結果、現れたのが、な~んと「黒おたべの精」!

茂山狂言と京銘菓おたべのコラボイベント「黒のおたべと狂言 in 丸の内オアゾ」におじゃましてきました。すべての色を吸収し自らの彩へ昇華させる色・黒は、様々な文化を吸収し独自の文化を花開かせた京にも通ずるものがあるとか。黒にこだわった新商品を生み出した株式会社おたべが、京都の文化振興策の一環として、大蔵流茂山千五郎家と異業種コラボ。生まれたのが、この新作狂言『三人願い』なのだそう。


<写真左>近ごろ京で評判の黒い菓子、との触れ込みで登場した黒おたべ(の精)。「父は生八橋おたべ中納言、母は黒ごま御前」らしい。ぷぷっ。がっ、演じるは狂言界の重鎮、十三世茂山千五郎氏。役柄を象徴するものを頭にのせ表現するのは狂言の手法。<右>大蔵流狂言茂山千五郎家より、茂山千五郎氏はじめ、茂山七五三氏、茂山千三郎氏、茂山正邦氏、茂山逸平氏らが熱演。茂山狂言は、東京でも国立能楽堂などで2ヶ月に1回くらいの割合で公演されるそう。観に行こうっと。 photo / 茂山千五郎家

正直、狂言=難しそう・敷居が高そう、となかなか足を運ぶ機会がなかったけれど(何を隠そう、国立劇場会員なんですが、これまで狂言をみたことがない私)、明るい! 台詞や表情にそこはかとない可笑しみが! というわけで会場はずっとくすくす笑い状態。きけば茂山狂言は、特別なものではなく、味つけによって高級なものにもなれば庶民の味にもなる、いわばお豆腐のように誰からも愛される味わい深い狂言を目指したもの。「作品は時間的に短いものが多いですし、難しく考えず観てみて欲しい。肩ひじ張らずに楽しんでください」と茂山正邦氏(神様役)。


これがウワサの「黒のおたべ」。生八橋おたべのイメージとはまた違い、ホントに黒胡麻風味が美味! スタッフ一同から評判に。

今回は、「狂言の衣装の中で、どう『黒のおたべ』を見せるか、もミソ。さすがに、おたべの着ぐるみというわけにはいきません」(写真をよ~く見てください。頭に逆三角形の黒いものが……)。伝統芸能の技×新作の妙=こ~んなキッチュな狂言もあるんだ~と、ほっこり気分! の30分でした。(マーケ・和田)

●茂山狂言会>

●黒のおたべ情報は>

Comment

私も行きました。
スイーツとかレベルとか現代語も多くて、初めて狂言を見たという方でも充分理解し楽しめたのではないかと思います。さすが千五郎家!
能楽堂などは慣れないとやはり敷居の高いものですから、こういうイベントは裾野を広げる意味でも歓迎です。演じられる方は大変だと思いますが・・・。

投稿者 hijiri : 2006年03月31日 08:37

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