8月22日(月)九州最西北の町で、心洗われる教会見学
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長崎の平戸島&生月島まで足を伸ばし、教会建築めぐりをしてきました。長崎のこの地域には今でも明治・大正から続く古い教会が数多く点在しており、キリスト教信者でなくとも教会建築好きにはたまらないエリアです。
今回は生月島の山田教会、平戸の紐差(ひもさし)教会、宝亀(ほうき)教会、ザビエル教会と回ったのですが、なかでも印象深かったのが九州最西北にある田平町の「カトリック田平教会」。

田舎ののんびりとした道をクルマでしばらく走っていると、突如立派な教会が見えてきて、ロケーションと建物とのギャップにびっくりします。
クルマを降り、間近にそびえる教会をみてびっくり! レンガの積み方と織り成す緻密な模様(のこぎり型)が実に美しく、思わず声を上げてしまったほどです。教会の周囲をぐるりと回りながら教会のファサードや外観に見とれていると、教会の信者さんらしき初老の女性が「是非お聖堂も見ていらしてくださいね」と中に招き入れてくださいました。
中に入ってまたまたびっくり……こんなに繊細な祭壇、堂々とした美しさのドーム、日本のカトリック教会では、少なくとも私は他に知らないすばらしさです。

「こうもり天井」と呼ばれる柔らかいアーチを描く木製の柱の随所には、土地の花でもある椿をモチーフとしたかわいらしいお花のモザイクが淡い色彩で施されています。祈りの場にふさわしく柔和な空間を醸し出しています。
話によると、この教会は地元長崎の教会建築で知られる名棟梁・鉄川与助(仏教徒)の設計によるものとか。教会の建築には当時の教会信者が携わり、レンガは有田から取り寄せて自分たちの手で運び(言わずもがなですが、電車もクルマももちろんなかった時代に!)、数年の年月をかけて積み上げたとのこと。聖堂内部に使われている立派な柱もしっかりとした石も、すべて地元の森や山で調達した建材だそうです。
とても素人の手で作られたものとは思えない、時間を超越した美しい空間に久々に心が洗われました。東京からはるか離れたこの土地で、大正時代にこんなにも立派で美しい教会が人の手によって建てられたという事実は「今」に生きる私たちにあらゆることを示唆してくれるように思います。(広告部・手塚)
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