更新日:2009年7月28日

バスク地方の暮らしとお菓子のレシピ「バスクの砂糖壺」


バスク地方は、フランス南西部~スペイン北部に広がる緑と水のゆたかな土地。お菓子とおいしいものが大好きなマテスク里佐さんのオーブンからは、今日も甘くて香ばしいいい匂いが立ち上っています。里佐さんがバスクで出会い・学んだお菓子やお料理、そして人々の暮らしの様子について、レシピとともにお届けします。

文=マテスク里佐
   

フランス流儀、わたし流儀の離乳食づくり




   先日こちらで離乳食の話題について触れたところ(過去記事こちらです>>)、担当・田中さんから「ページビュー数が好調です!」とのご報告をいただきました。

   我が家の時事ネタを無理やり(?)記事にしてしまった部分大だったので、ちょっと意外でした。「ベビークック」なる製品が物珍しかったのでしょうか。それとも、フランスの離乳食本のコテコテメニューがみなさんの興味をそそったのでしょうか。田中さんがつけてくださった「フランスの離乳食事情」というキャッチも効果的だったのだと思います。


私が購入した離乳食本はこちら、Marabout社刊の『Recettes pour bébé』。将来かなりの大食漢が期待される(?)赤ちゃんのお顔に、ジャケ買いしてしまったものです。


フォトグラファーは、大ファンのAkiko Idaさん。可愛くて、清潔感に溢れる彼女のフォトにつられて、この本を買ってしまったようなもんです(その証拠に写真を眺めるばっかりで、レシピはあまり実用しておらず……)。

   さて、その後のマテスク家の離乳食事情はと言いますと。2種の神器のひとつ、「ベビークック」は相変わらずのヘビー使いです。ジャガイモ1個を蒸かす、玉ねぎ半個でドレッシングつくり、ドライフルーツをみじん切り、と離乳食以外でも日々活用中。蒸し器とプロセッサーがひとつにまとまってる、しかもミニ。これは、ありそうでなかったヒット商品だと思います。

   日本とフランスのカルチャーギャップ、離乳食にも当然あります。ニッポン人母として一番びっくりしたのは、9ヶ月検診のときに「お米・解禁」を言い渡されたこと。「もうとっくに(というより、一番最初に)与えてますっ!」と喉元まで出かかりましたが、飲み込んでしまいました。「おかゆ」を説明したり「日本ではー」なんてイチイチ言うのがめんどくさい気がして……。

   同じ理由で、義母(こちらは医学的・文化的観念よりも姑的観念から、日本式離乳食にかなりの疑問と不安を抱いてる模様!)にも、我が家の離乳食メニューは企業秘密です(おかゆももちろんナイショ)。文化による違いを挙げていったらキリがないし、否定されたら哀しいし、そもそも離乳食に正解なんてないと思うので。


スプーンも喜んで握るようになりました。

   フランスといったらパン。パンといったらフランス。ですが、フランスの離乳食ガイドラインにおける「パン解禁月齢」は8ヶ月です。パスタも9ヶ月から。小麦に対しては、意外と慎重派?というのが感想です。したがって、それまで炭水化物は主にジャガイモから摂取することになります(市販ベビーフードの内容明細を見ると、何にでもジャガイモたっぷり)。

   ところで、育児ブログにするつもりは毛頭ないのですが、このたび新カテゴリー「子どもと暮らす」を設けてみました。次回も離乳食の話題です。「離乳食の話なんていいから、お菓子レシピを紹介して!」という読者の方、ごめんなさい! そのうちぼちぼちね、といった状況です……。

コメント (8) | トラックバック



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こんにちは。いつも楽しく読んでいます。
豪州在住ですが、主人の実家イギリスへ始めて子供を連れて行った際、当時1歳の娘用に「かぼちゃ」を準備してくださいと伝えたら、びっくりされました。かぼちゃはハロウィンの飾りにしか使わないとか・・・。うちの主人の実家だけかもしれませんが、文化の違いっておもしろいですね。

投稿者 Sarahmama : 2009年04月27日 08:25

リサさまこんにちは!
単純に”かわいい”から、だと思います。日本人の憧れですね(^_^)
コーンスターチでレモンのパヴェ作ってみました。今まで自分が作ったのとは違い新鮮でした。素敵なレシピありがとうございました!

投稿者 のりこ : 2009年04月26日 23:21

里佐様

はじめまして.いつも楽しみにみせていただいています。
友人の息子さんが(アメリカ人と日本人のあいだのお子さん)が重度のアレルギーということがわかりまして、食べられているものが非常に限られているのです。
わたしはイタリアにいるのですけれど、最近知人が30代になってから、突然顔がはれて、小麦粉(グルテン)アレルギーになったということがわかりました。

それから注意してみると、お米のパスタが売られているのですが、値段が普通のものよりは高いのですね.で、ほんとうにたくさんの種類があるのです。グルテン抜きの小麦粉も普通の4倍くらいので値段で売られています。

友人のお子さんは炭水化物がいっさいだめなので、もしかして、この小麦粉ならと思い、聞いてみたところ、グルテンのアレルギー、西洋人のみに可能性があるもののようです。

長くなりましたが、小麦粉に慎重なのは、なにかそういったことも関係しているような気がします。

バスクは美食の街として名高いところですね.あこがれの場所です.いつか訪れてみたいと思っております。

投稿者 titi : 2009年04月25日 12:48

ふみちさま、
私も探してみましたが、
同じタイプの製品は日本にはない模様。。。
離乳食のスタイルが違うからかも
しれませんね。

くんくんさま
ネーブルコンフィのお試し、
ありがとうございます!
いろいろな使い道に楽しんでいただけたら
嬉しいです。

てりこさま
私も超手抜きが基本。でないと、「奴隷気分」に
なって身がもちません。今度お会いしたときは
いろいろ質問攻めにしてしまうかと思います。

ちょこ達のママさま
コメントありがとうございます!
身近な仏女性を見ていると、働いていても
1年間育児休職という人が多いため
その期間はがんばって手作り派が多いというのが
印象です。で、みんな必ず一家に一台「ベビークック」。
みじん切もスピードカッターがやってくれるので・・・。
あと、少し(だと思いたい)。お互いがんばりましょうね。


投稿者 マテスク : 2009年04月23日 15:21

里佐さん、初めまして。

初めてコメントを書かせて頂きます。

うちのチビ助くんはもうすぐ11ヶ月。レシピ本では相変わらず”柔らかくゆでで”指示される時期ですが、とにかく細かく細かく...という時期は通り過ぎて、少しほっとしているところです。

離乳食を作り始めた時、何でも細かく細かく切ってゆでで凍らせて、切ってゆでで凍らせて...作業を毎日毎日やっている内に「あぁぁぁ、もぉこんな面倒な事をしているのは日本だけでないのぉ!!!」と切れてました。

料理作りがそれほど好きでない私にとっては、非常に苦痛で、思わずそんな事を考えてしまいました。

フランスは神経質な部分もあるかと思えば、いきなりメタボっ子かい!...というようなレシピが紹介されたり...面白いなぁ...と思いました。

やはり手作り率は高いのですか? それともベビーフードを活用する人が多いのでしょうか?

投稿者 ちょこ達のまま : 2009年04月21日 23:09

離乳食に正解なし論に大きくうなずく私。
まあ私の場合は、自分の超手抜き離乳食に対する後ろめたさ払拭のためでもあるのですが・・・

投稿者 てりこ : 2009年04月21日 19:30

日本の離乳食も知らぬ間に、老親の介助食の域の身ですが、フランスの離乳食事情、すごく新鮮に読ませていただきました。

 パックをニース近郊で過ごし、いつになく時差ボケの最中ですが、戻るなり、和歌山産のネーブルで、初めてのコンフィの実験開始、明日からはシロップを煮る過程です。里佐さんレシピのお陰で、楽しい実験にわくわくしております。日に何度かお鍋を覗いては、鼻をひくひくしております。なんともシアワセ、今年のノエルはこのコンフィでジャムをつくりたい一心なので、気負わず、仕上げられたらと思っております!

 いつか、絶対バスク方面に行きたいです。マカロンを頬張りながら、海風に吹かれたいです。

投稿者 くんくん : 2009年04月21日 19:26

先日のベビークックの記事は、3歳の子供がいる母としてとても楽しかったです。

ベビークックが日本に無いかなぁと同じような商品を探したんですが・・・

しかも、フランスの離乳食本も探してしまった私です。。。

でも、一番驚いたのは電子レンジがない!と言うことです。
レンジに頼らない料理。。。理想です。

フランス語は大学で一度単位を落としたので苦手なんですが、理佐さんのフランスでの楽しい生活に感化され、最近本を引っ張り出し、頑張って勉強しています。

日本式離乳食にかなりの疑問と不安を持たれてしまうのは悲しいですね~

私がイギリスで疑問を持たれたのは「蒙古斑」です。
お尻が黒い!叩いたんじゃないの!?と
深刻な顔で言われた時に説明が大変でした。。

投稿者 ふみち : 2009年04月17日 20:10


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