「バスク6daysの過ごし方」
5e jour 11h00 ジャンボン・ド・バイヨンヌを買いに行く
“旅のおみやげ”。これまた風習や国民性の違いが出ておもしろいなぁといろんな人たちに付き添ってて思います。
特に日本人とフランス人のおみやげの買い方は対照的。日本人にとって、おみやげはヴァカンスの証、旅の勲章! ちらりと人に見せたくなるもの、ちょこっと人にあげたくなるもの……バスクだったら、リネンバスクのテーブルクロス、チョコレート、さくらんぼジャムなどが恰好のアイテムです。
対してフランス人。彼らの頭の中にはヴァカンスをカタチで残す、っていう観念なんてサラサラないのでは? 職場におみやげを配る風習や気遣いは無用だし、旅先でのお買い物には(普段もだけど)ドライな感覚を持っていると思います。
そんな彼らでも、目の色変えて買っていくおみやげがコレ! 『ジャンボン・ド・バイヨンヌ”(バイヨンヌの生ハム)』。イタリアはパルマの生ハム、スペインはイベリコ豚生ハムとお隣両国に名だたる逸品があるけれど、愛国意識高いフランス人にとっての生ハムといったら自国産バイヨンヌ生ハムなのです。

ふたりの真剣な様子に、お店のマダムも熱心に生ハムの種類の説明中。

壁にぶら下がる生ハム、エスプレットの赤とうがらし。カウンターにはチョリソなどの豚肉加工品類やフォアグラやパテの缶詰などなど。典型的なバスクのお肉屋さんです。
バイヨンヌ生ハムとひとくちに言っても、本当にピンからキリまで。豚の質、熟成期間、そしてお店や職人さんによってランクや種類がいろいろあります。ガルビュールなどの煮込み料理専用の大味なジャンボンもあれば、イベリコ生ハムに勝るとも劣らない舌にとろける極上品も。
「ジャンボン・ド・バイヨンヌ」だからおいしいという思い込みと早とちりは禁物なので、買い求める場合は必ず試食させてもらってから。説明をもとめれば、大抵のお店の人は喜んでレクチャーしてくれるし、その場で薄くそぎ切りしたものを振舞ってくれます。

見てください、このアツい表情! 語りだすと止まらないオジサンだった……。
ただしバスクのお肉屋さんのご主人って、陽気を絵にかいたような人たちが多いので自慢の品々を語らせるとオシャベリが際限なく続いてしまうのが難点! 今回も生ハム300gを買うのにオシャベリが延々と続き(しかも話題は一環して生ハムなのだから大したもの!)1時間近くも経過してました。
はじめまして。
大変興味深く読ませて頂きました。
来月バスク(ビルバオ、サンセバスチャン)に旅行の予定です。
バスク情報を検索していて辿り着きました。
もしご存知でしたら教えて頂きたいのですが、
ビアリッツからビルバオまでバスが出てると思うのですが、ビアリッツのバス停の住所(場所)をご存知でないでしょうか?
ネットで調べているのですが見当たりません。
そうですね。旅先での写真撮影とお土産購入に日本人を感じます(自分も含めて)。それにしても生ハムへのフランス人の情熱はすばらしい!大手スーパーが横行する中で、自分の扱う品のことを、延々と話せてしまうお肉屋さんって素敵ですよね。ぜひ行ってみたいです。
(これまでholyhockの名でコメントしてきましたが、自分のブログにあわせbluepinesに改名します)