更新日:2008年5月27日

バスク地方の暮らしとお菓子のレシピ「バスクの砂糖壺」


バスク地方は、フランス南西部~スペイン北部に広がる緑と水のゆたかな土地。お菓子とおいしいものが大好きなマテスク里佐さんのオーブンからは、今日も甘くて香ばしいいい匂いが立ち上っています。里佐さんがバスクで出会い・学んだお菓子やお料理、そして人々の暮らしの様子について、レシピとともにお届けします。

文=マテスク里佐
   

オーストリアと豪州を混同するなかれ!




   バイヨンヌを出発して3日目、『オーストリア』に入国しました。『オーストラリア』
ではありません、念のため!

   と思わず念を押してしまうのは、昨年秋のあのニュースを思い出したから。在日オーストリア大使館が「日本語表記を『オーストリア』から『オーストリー』」に変更します」という苦渋(?)の決断発表をしてましたよね。


恒例、ザルツカマーグード地方にステイしました。4年前にウィーンからの帰り道にたまたま通りかかってその美しさと環境の良さに惚れこんで以来、毎年訪れている地方です。

   この国に対して並々ならぬ恋心を抱いてる私にとっては、衝撃のニュースだった! 墺太利を豪州と混同しちゃう人がたくさんいるとは……。パソコン画面の前で「ウソでしょう……」と呟いてしまったほど。

   「日本ではヨーロッパに位置するオーストリアと、南半球に位置するオーストラリアが混同され続けている」のが大使館の発表理由。オーストラリアでのワーホリビザ申請のために、オーストリア大使館に出向いてしまう人が後を絶たないんでしょうね……。不幸なことにどちらの大使館も麻布十番に立地しているそうだから、無知ではなく単に見間違えや聞き間違えっていうケースも多いのでしょうけど。


黄色い壁と緑の蔦の色が鮮やか!


大好きなオーストリアの朝ごはん。パン、乳製品、野菜と果物、そして甘さ控えめな焼き菓子……どれも本当においしくって朝が楽しみになります。

   結局は元の名称「オーストリア」をキープすることで一件落着したそうです。それにしてもこの話を聞いて、日本在住のオーストリア人の方々に同情の気持ちを抱いてしまったのは私だけではないはず?

   「どこのお国?」と聞かれ、「オーストリアです」と答えた途端、オージーと勘違いされて辟易しておられるのではないかしらン……と。私もヨーロッパの片隅に住むイチ外国人として、自国を知らない人や全く違う文化圏と勘違いしてる人に遭遇する度に、寂しい気持ちに襲われるので。


街角のパン屋さん。窓際に置いてあるブレッツェルのおいしそうな焼き色に目が奪われました!

   「食は文化なり」と考える私としては、この2か国の混同を回避するには「オーストリアのウィーン菓子」の人気が復活することなのではないかナ、と真剣に思ってます。

   次回、“コンディトライ”のお菓子レポートです。お楽しみに。

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nounoursさま
ブッシュ大統領の失言、ちょうど
この記事を書いてる最中だったのでタイムリー
で笑ってしまいました。

ロンドンへ移られたとのこと、
環境の変化に対応されてるnounoursさんは
バイタリティ溢れる方とお見受けしてます!
秋の味覚、これからが楽しみですね。
バスクの秋の味覚もご紹介していく
つもりです。


投稿者 マテスク : 2007年09月16日 17:22

里佐さん、

うらやましくなるようなヴァカンス旅行の様子、楽しく拝見しています。 かつてジュネーヴに長らく住んでいた時分、電車や車であちこち行ったことを懐かしく思いながら。

ところでオーストラリアとオーストリアの間違いですが、2週間ほど前にオーストラリアで行われたAPECの会議中の記者会見で米ブッシュ大統領が堂々と言い間違えていました。 日本人だけじゃないみたいですよ。

連日40度のドバイから、昨日ロンドンにもどりました。一月ほどロンドンとパリにいられるので、そろそろ出だした秋の味覚を楽しもうと思っています。10月半ばのラマダンが終わるころにまた中東に戻ります。

旅行の続きと秋冬のバスクの美味しいもののこと、楽しみにしています。

投稿者 nounours : 2007年09月14日 18:05


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