更新日:2009年7月28日

バスク地方の暮らしとお菓子のレシピ「バスクの砂糖壺」


バスク地方は、フランス南西部~スペイン北部に広がる緑と水のゆたかな土地。お菓子とおいしいものが大好きなマテスク里佐さんのオーブンからは、今日も甘くて香ばしいいい匂いが立ち上っています。里佐さんがバスクで出会い・学んだお菓子やお料理、そして人々の暮らしの様子について、レシピとともにお届けします。

文=マテスク里佐
   

ブルゴーニュワイン日記と「プリムール」




   ブルゴーニュ旅行での「葡萄三昧」「ワイン三昧」な光景をお届けします。

   まずは散歩がてら、街のワインショップをあちこち覗きました。ボーヌは、「犬も歩けば棒にあたる」ならぬ「犬も歩けばワインショップにあたる」街。ワインのみならず、種類豊富なワイングッズを眺めるのも楽しかったです。


ちょうど、泊まったホテルの隣りに、普段愛飲している『Bouchard Ainé&Fils』があったので見学してきました。壁に沿ってずらりと陳列されたワインのボトルが美しかった。

   葡萄畑ツアーにも参加しました。ガイドさんが四輪駆動車ならではのコースを運転しながら、畑の中を案内してくれます。畑の場所、土の色の違いとワインの種類などの説明を一生懸命ヒアリングして、しばしお勉強。

   途中ガイドさんがやおら車を止め、トランクからピクニックボックスを取り出しました。パテ・ド・カンパーニュと白ワインがふるまわれるという、心ニクいサービス! ブルゴーニュの葡萄畑のド真ん中でいただくブルゴーニュワインのお味は格別でした。


まだまだ葡萄の実は小さかったです。今年の天候による出来具合は予測不可能な段階とのこと。


葡萄畑の中に見える小さな村。まるで絵画の中のような風景でした。

   そして今回のブルゴーニュ旅行中、私にとっていちばん勉強になったこと。それは、「プリムール」に立ち会えたこと!

   プリムールとはいわゆる「ワインの先物投資」。ボトル詰めされる前の、まだ樽に入った状態の若いワインを試飲し、将来どれだけ大物熟年ワインに変身していくかを予想。5年、10年、そして15年……未来の完熟ぶりに夢を託しながら、前途有望なるワインを見つけ出して購入するシステム。

   義父が恍惚とした表情で試飲に勤しんでいる様子、生産者の方と語りながら真剣に注文している様子は、とてもカッコよかった。あらためて、ワインとワイン文化、それにまつわる人々の情熱の果てしなさに触れた思いです。


市場に出たときの評価や価格に左右されずに、自分が目をつけたワインを早く安く仕入れておくことが出来るのがメリットです。いわば株投資のような感覚でワインを買うシステム。

   「飲み頃は10年後か。その頃、自分はこの世にいないな。ってことは、この2人(私たちのこと……)に全部飲まれてしまうってことか。それでもまあいい、うまいワインを遺せたら本望というものだ」。

   注文しながら義父が言ったこの台詞には、ちょっとグッときてしまった。未来のワインを考えて切なくなるなんて、寂しすぎる。義父にはうんと長生きして欲しい、そして今年彼が注文したブルゴーニュワインを本人がおいしく味わえる日が訪れますように。

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里佐さん

ブルゴーニュの旅、とても楽しく拝見しています。私は4月にバスクを訪れた時、ボルドーを経由して行きましたよ。
メドックではラフィット・ロッチルト、サンテミリオンではフラン・メイヌを見学してきました。

ワインて本当に不思議な飲み物です。お酒にに酔いたいだけなら、こんなに高い値段を支払う必要はないのに、それでも出したくなる。
きっと作り手の思いや自然の恩恵が、あのボトル1本に凝縮されているからでしょうね。

ドメーヌの方々と義父さまの思いのこもったワイン。皆さんで楽しめる日が待ち遠しいですね。

投稿者 アニョー : 2007年08月01日 00:50

里佐さん、

美味しいワインと食べ物に加えて街や村、その周りの景色もすばらしいブルゴーニュからのお便り、とても懐かしく拝見しています。 フランスの中でもブルゴーニュの豊かさは独特ですね。時間が本当にゆったりと流れている気がします。ヴェズレーにはいらしたことありますか? 

何度もブルゴーニュには行ったことがあるのですが、プリムールのことは知りませんでした。 モンドヴィーノという映画をご存知ですか。グローバライゼイションが進む中、世界中のワイン製造者の特徴を描いているドキュメンタリーなのですが、フランスではボルドー、ブルゴーニュ、ランゲドックなどのぶどうの育て方から、生産販売の仕方まで違いが良くわかって興味深かったです。 どちらかというとボルドーは工業生産的で、ブルゴーニュの方が家内制手工業的な印象でした。このドキュメンタリー映画を見てもう一つ面白かったのはワイン生産者の人たちがほぼ全員かわいい犬を連れていたことでした。

この食べ物好きと犬好きはもう一生治らない病気のようなものかも。。。。

プルゴーニュからの続報を楽しみにしています。

投稿者 nournours : 2007年07月26日 01:17

なんて素敵なんでしょう!
ブルゴーニュの風景とワイン文化、
そして、ワインをめぐるお義父さまの想い。
りささんご夫婦とご家族のストーリーは
いつも読ませていただいてシアワセな気分になります。

投稿者 じゅり : 2007年07月25日 01:29

以前、何回かコメントを書かせていただきました
わくわくです。
今月の最初にフランスから日本に戻ってきました。
こちらのブログを参考にバスク地方で、土曜日のバイヨンヌの朝市、イッアスの黒さくらんぼ、ガトーバスクを
堪能させていただきました(^o^)。
ありがとうございます。

ブルゴーニュに行かれていたのですね。
わくわくも、バスクの後にブルゴーニュに行きました。
ワインが本当においしかったです。

義父さまが恍惚とした表情で試飲に勤しまれる気持ちとってもわかります。
義父さま、注文されたブルゴーニュワインをおいしく味わえる日がきっと訪れます!!

投稿者 わくわく : 2007年07月24日 12:12


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