晩春から初夏にかけて、私がマルシェで毎週せっせと買い求める野菜はグリーンピース。毎年、お初ものが登場した週は心が躍ります。その喜びレベルはイチゴがお目見えした時と同じくらいと言ってもいいほど。それくらい私はグリーンピースが好きなのです。
ただでさえ好きなのに、幸運なことにバスクはグリーンピース栽培が盛んな土地ときている!これを知ったときの嬉しさ、理解してもらえるでしょうか? 日本で慣れ親しんできた素材、大好きな素材の現地産が手に入ることって、本当にありがたい。

こうまで美しく健康的な野菜だともはや鑑賞に値する。京都で買った竹籠に入れて。
バスクの農家のグリーンピース、これがまあ素晴らしい。要は本当の採れたて、ものすごく新鮮だということ。直前にパチンパチンとハサミで枝を切ったであろう元気さ。ハリとツヤがあってつるつる(お化粧品の宣伝文句みたい)。枝まで元気にピンと伸びていて、さやを開けば弾けるようなの青い香り、豆の酵素パワーを感じます。
初めてこれでお豆ご飯を作ったときは、驚きの感動でした。青豆ごはんという食べ方を教えてくれたのは日本ですが、私にグリーンピースの真の味を教えてくれたのはバスクです。

青豆ごはんの次によく作るのは、「春の野菜のパスタ」。青い野菜を取り合わせ、バイヨンヌの生ハム、バスクのチーズと一緒に。ローカル産物だけで料理を作ると嬉しくなります。
グリーンピースと言うと、忘れられない台詞があります! 発言主はイギリスの美人料理研究家ナイジェラ・ローソン。料理番組で「ワタシ、グリーンピースをさやごと買って料理するって行為が信じられないのよ。何の意味があるのかしらね?」と言いながら、冷凍豆をザザァーっとお鍋に放り込んでました……。
いやはや、ビックリしましたです。いえ、私はアンチ・冷凍グリーンピースではありません。あれはあれでメリットがたくさんあると思います。それにアンチ・ナイジェラでもありません、念のため。
料理番組(特にイギリスの)がエンターテイメント性をも重視してるってことはよーく分かります(実際、他の国の番組より楽しい)。だから、ひょっとしたら御本人の台詞ではなく、番組制作者側が用意した台本を読んだだけなのかもしれない。だけどこの台詞にはカチンときてしまいましたね、野菜好き人間としては!
「フレッシュの野菜を使うことに何の意味があるの?」と問われたら、驚くというより哀れみを感じてしまう。彼女にバスクのグリーンピースをぜひ食べてもらいたいものです(逆に「青クサくておいしくないわね」と言われたりして……)。
里佐さん、ご無沙汰しております!!
グリーンピース、私も大好き!!!(というか豆類全部好き♪)フランス語の名前も好きでした。だって、petits poisって、なんだか、可愛い響き。お豆ご飯も大好きなのに、ウチの旦那が「・・・俺、グリーンピースってどうやっても好きになれないんだよね。」といわれて、フランスでは結局、殆ど買いませんでした(涙)
私は固いくらいの塩茹で系が大好きでしたが、フランスの方も、割と、クタクタ系が好きですよね。でも、豆が良いからなのか、以前、お料理を習っていたマダムの家で食べた、クタクタのグリーンピースはそれはそれで美味しかったな~。あれ?インゲンだったかな・・・?両方??まぁ、ともかく、クタクタは、、、?と思っていたものがとても美味しかったのを覚えています。
う~ん。やっぱり、フランス、野菜と果物、突出して美味しいですよね~。ウラヤマシイ。
グリーンピース好きな皆さまからの
賛同コメント、ありがとうございます!
好きな人はほんとに好きな野菜、
そしてあのサヤから弾け出す感覚を
味わっている人はますます好きになる
野菜なんですね。
holyhockさま、otafukuさま
反応が遅くなりましたが・・・。
イギリスの料理観、ナイジェラの功績の話、
楽しく拝読しました。
以前、料理が大好きっていうイギリス人男性(本国では変わり者ってこと?)も全く同じことを言ってた事を思い出しました。
イギリスの料理番組が
「料理ってこーんなに楽しいのよ」って
一生懸命盛り上げている理由、ちょっと
分かる気がします。映像も、フランスの番組よりもぐっとオシャレです。
里佐さん、こんにちは。
春の野菜のパスタとてもおいしそう!
私もグリンピースが大好きです。
グリンピースは冷凍とフレッシュの差がホントに大きい野菜ですよね。食感まで違いますもの。
ぜひバスクのグリンピースを味わってみたいです。
里佐さん、こんにちは。私もフランスに住んでいた時、グリンピースのおいしさにびっくりしました!マルシェのproducteurの八百屋さんで見かけて、「あー、お豆ご飯でも食べたいな~」と何気に買ったのですが、ほんとあのさやの「パチンッ」って新鮮な音から、香りから、農業国の底力を感じさせました(大げさ?!)。お豆ごはんももちろん最高でしたよ。あー、食べたい・・・。
グリンピースのおいしさにはびっくした記憶があるので、思わず興奮してしまいました。
こんにちは 鮎です
グリーンピースおいしそうですね 私も好きです
しかし子供の頃は 大・大・大嫌いでした
当時は冷凍のミックスベジタブルくらいしか
お目にかかることの無かったグリーンピース
シワシワでパサパサで....ね!そうでしたよね
自炊を始めてから 知らずに使っていたんです
生のグリーンピース 「あらおいしい!!」って
バスクのグリーンピース
また食べてみたい物が増えました
里佐さま
ナイジェラの番組は私も好きでよく見ています。お肉やエスニック系のレシピはとてもおいしそうなのですが、野菜・果物のそれは「ん~?」という場合が多いですね。なんというか、そんなに火を通したら味がなくなっちゃうんじゃないかなぁ、というような。以前一緒に見ていた夫(Scottich)にどう思うか聞いてみたら、「だって彼女、Englishだもん。」という答えが返ってきました。ぐずぐずに煮たニンジンとグリーンピースとジャガイモが(あるいはそれらだけが)野菜だと思っているイギリス系に野菜の新鮮さを楽しむレシピなんか考え付かないよ、というのが彼の意見(実際彼もMashed peas, potatoes, carrots & persnipsが大好き)。そうなると旬の野菜の新鮮さというのは調理の考慮外なのでしょうね。ナイジェラも彼女のTarget Audienceを知っていてその人たちにアプローチしやすいようにレシピを作っているのだと思います。冷凍のグリーンピースでいいのよ、お家でご飯を楽しみましょうよ、と。(彼女が本当に野菜音痴なだけかもしれませんが。)
旬の野菜や果物の本当のおいしさはその産地にいなければわからないものです。たくさんの新鮮な食材にアクセスが近い里佐さんがうらやましい。こちら(カナダ)では畑で取れたグリーンピースはすべて缶詰や冷凍にされてしまうらしく旬の今でも新鮮なものをお店で見ることは滅多にありません・・・、とほほ。ま、結局は元イギリス系植民地ということでしょうか。
私もイギリスに来たばかりのころ、「なぜ冷凍(またはカットされた)野菜を使わないのか」と聞かれて驚いたのですが、長く住んで、料理への感覚や歴史の違いかなと感じています。日本人やフランス人は食への情熱が伝統的に強いけど、かつてイギリス人は食物ごときにうるさく言うのは不粋、料理は義務/労働感が強かったのかなと。料理は楽しい!と、エンターテイメントと捉えられるようになったのは、この15年くらいの事。特にインテリ女性の認識を変えた、ナイジェラの功績は大きいですね。でもまだ一般の人の「料理めんどくさい、時間かけたくない」感を取り除くには、「冷凍食品だっていいのよ」という部分が必要なのかも。そのシーンを見てないから、あくまで推測なんですけど。あと、新鮮なグリーンピースが手に入るかどうかも肝ですが。