更新日:2008年5月27日

バスク地方の暮らしとお菓子のレシピ「バスクの砂糖壺」


バスク地方は、フランス南西部~スペイン北部に広がる緑と水のゆたかな土地。お菓子とおいしいものが大好きなマテスク里佐さんのオーブンからは、今日も甘くて香ばしいいい匂いが立ち上っています。里佐さんがバスクで出会い・学んだお菓子やお料理、そして人々の暮らしの様子について、レシピとともにお届けします。

文=マテスク里佐
   

バスクの村々で開催中、「蚤の市」と「骨董市」




   今の季節、車を走らせていると「骨董市」「蚤の市」の宣伝がよく目にとまります。市は1年中あるものとはいえ、春から初夏にかけてが旬! 週末には必ずどこかで催されていると言ってもいいくらい、雨後の筍状態なのです。

   アンティークや雑貨などがお好きな方ならば、「蚤の市」と聞けばすぐに思い浮かぶであろう、パリのヴァンヴやクリニャンクール。ああいう本格的な市に比べると、田舎のは規模も雰囲気もだいぶ違ってきます。

   まず、常時の市(決まった曜日、決まった場所に立つもの)は少なく、週末限定の不定期市が大半。そして、会場となるのは小さな村の役場前広場とか小学校の校庭など。日本の町内会のお祭りみたいなノリを想像していただければよいかと。


白壁にコバルトブルー色の窓枠。可愛らしいけど、村役場の建物です。白壁を這うように咲いてた藤の花、抜けるような青空、そして商品の「紫とブルーのストライプのデッキチェア」が見事に色のハーモニーを作り出していて美しかった!


小学校の校庭にて。古いポスター類は、それぞれの時代のデザインセンスが凝縮されていて眺めて楽しい。


食器のフルセットは、骨董市の定番。本当に気に入ったものが見つかれば、かなりお買い得な買物のはず?

   面白いのは、会場となる村の趣きや住人層によって内容やレベルが変わってくるところですね。なぜなら、ひとくちにバスクの村といっても様々だから。近隣の都会に暮らす人や、イギリス人のセカンドハウスが多い村もあれば、代々からのバスクの農家の人々が主流の素朴で堅実な村もある。はたまた、ヴァカンス期には住民よりも海水浴客で膨れ上がるヴァカンス村もある。

   それによって、お店を出す業者さんも、品物のテイストも、客層も変わってくるのは当たり前。「骨董市」なのか「蚤の市」なのか、はたまた「がらくた市」なのか。これは、ケースバイケースといったところです。

   いずれにせよ、村のローカルな雰囲気ごと味わえるのも田舎の市の楽しみと言えましょう!

   次回、女性好みな品々をセレクトしてご紹介します。お楽しみに。

コメント (8) | トラックバック



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amulitasさま
はじめまして。
コメントありがとうございます。
アルザスにお住まいなのですね。
私も大好きな地方です。
バスクとアルザスは同じフランスとは
思えないほど対照的ですよね。
蚤の市のガラクタも、だいぶ違うでしょうね。
いつかアルザスのも行ってみたいです。

投稿者 マテスク : 2007年05月11日 16:29

初めまして、理佐さん、
いつも楽しく拝見&参考にさせて頂いてます。

バスクとは正反対のアルザス地方のすごい田舎に住んでいて、先日の5/1に村主催の蚤の市に主催側の人間として参加してきました。
蚤の市のスタンドの写真を撮るのもビクビクしつつ理佐さんのような素敵な写真は中々撮れませんでしたー。
今までは蚤の市は好きだけど、値切ったりが苦手な方なので私はいつも見てるだけ。
見ているだけでも楽しいですが、良い物を見つけて買えたらもっと楽しいでしょうねー。
でも、興奮してガラクタを買ってしまいそうですが・・・。

かなり遠いですが、バスク一度お邪魔してみたいです。

投稿者 amulitas : 2007年05月11日 05:05

miroさま
サンセバスチャンが含まれている、
というのはツアー選びの大事な
ポイントだと思います。
ほんと、あそこに行かずして
バスクを語るなかれ街ですので。

今度、ガトーバスクの細かい研究レポート
をお届けしようと思ってます。
本格的な食べ比べ研究はこれから、として
現在のところのイチオシはムーラン・ド・
バシルール。
拙著p87をご参照ください♪

投稿者 マテスク : 2007年05月05日 01:54

バスク旅行について早速のお返事ありがとうございます。結局、バイヨンヌ・アスカンを訪れる方のツアーにしようと思います。というのも、花より団子の私。ショコラの誘惑に勝てません。最後にサン・セバスチャンに行けるのも理由です。日本からフランスの地方を巡る旅も結構あるんですよ。私は言い尽くせぬ魅力のあるフランスの地方が大好きです。地方菓子や料理もたまらない魅力ですよね。最後に、里佐さん一押しのガトーバスクのお店を是非教えてください。お願いします。

投稿者 miro : 2007年05月03日 15:17

hijiriさま、erisekiさま
こんにちは。
市はほんとワクワクしますよね。
クリニャンクールは私も夫の
禁止令が出て行けずじまいです。

miroさま
バスクが含まれえるツアーがあるとは
私も驚きです。日本の旅行会社ですよね?
バイヨンヌ以外の3つはどこも
「村」です(バイヨンヌは一応「町」サイズ)。なので
単純に小さな村だけを見たいなら後者の方がよいかも?
でも、アスカン村はもなかなか渋いチョイスだと
思います。エスプレット村はちょっと観光ナイズされて
しまっているので。

投稿者 マテスク : 2007年05月02日 14:51

バスクの砂糖壺を読み始めてから、バスク地方の魅力に目覚め、とうとう今年の6月にツアーに参加してそちらへ旅行に行けることになりました!現在二つのツアーのどちらにするか、悩んでいます。どちらもビアリッツには行きますが、近郊の村はアスカン、バイヨンヌに行くものと、エスペレットとアイノワに行くものに分かれているのです。全てに行けると良いのですが...そこで、里佐さんにどちらがお勧めかご意見を伺いたいと思っています。よろしくお願いします。これからも楽しいフランス便りを待っています。

投稿者 miro : 2007年05月01日 21:05

日本でも開催されている市は大好きです!
外国の市も楽しいですよね~
イギリスの友人の家を訪れた際にロンドンや
その郊外の市を回らせてもらいました。
パリに観光に行った時に自由時間で
クリニャンクールに行こうとしていたんですが
ガイドさんに止められていけませんでした。
これからUpされる品物楽しみにしています!

投稿者 eriseki : 2007年05月01日 13:45

こういう市、大好きでした。
日本の町内会のお祭りという表現はまさにその通りですね。ああ、懐かしいなあ♪

投稿者 hijiri : 2007年05月01日 12:38


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