先日、立て続けにふたりのフランス人女性からお菓子の本をプレゼントされるという幸運にめぐまれた私です。パリに住み、しっかり仕事をしながら妻・母業もこなしている多忙な日々の中、ちゃんとお菓子だって作ってしまうような女性たち……。バイタリティ溢れる女性は、気遣いの達人・プレゼント選びの達人でもあります。
同世代のこういうフランス人女性が選ぶ料理本とは、一体どんなもの? 本をプレゼントされるという嬉しさと同時に、ものすごい好奇心が沸いたことは言うまでもありません!

横長の小さな版型、そして暖色系の表紙。コンセプトがそっくりな2冊のお菓子本、どちらも2006年刊行本。フランスの女性には、こういう本が圧倒的に人気なのでしょうね。
偶然にも2冊の本がとても似たスタイルの本だったことに驚きました。有名パティシエの豪華本でもなく、きれいでお洒落な写真が載っている本でもない。どちらも写真がついていない「昔懐かし系」のお菓子本です。当たり前ですけど、フランス人にとってのフランス菓子は特別なものでも非日常的なものでもないわけで、だからこそお菓子屋さんでは買えないお菓子、家庭的なお菓子にこだわる人が多いのだと思います。
シンプルなレシピの横に、ふんわりしたトーンの絵が描いてある。この絵がなんとも女心をくすぐってくれるのです。お菓子がある風景っていいなぁ……。そういう温かな気持ちを高めてくれる効果は写真以上! もともと絵本料理本には弱いタチなので、すっかり気に入って何度も手にとって眺めています。
タルトやサブレ、オーブンで焼いたシンプルな果物デザート。紹介されてるお菓子はどれも馴染みの家庭菓子ばかりです。例えば「タルト」っていうとどこか肩の力が入ってしまう人でも、こういう本を手に取れば、ちょっとハードルが低く感じるのではないでしょうか。

とてもフランスらしいイラストの数々。
件のふたりにもお手製タルトをご馳走になったことがあります。ブルーベリーのタルトとりんごのタルトでした。料理が好きな彼女たちだからかもしれないけど、生地もちゃんと手作り(市販の生地を使う人もかなり多いご時世なのに)していて、ただただ尊敬。
仕事帰りに子どもの保育園からのピックアップ、平日の夜8時に自宅ディナーに招待してくれることだけでもスゴいのに、ちゃちゃっとお手製タルトも焼いてしまうのね……。フランス人女性のパワーをこういう時につくづくと感じます。今度、私も日本の料理本をプレゼントしたいと思う(うーん、どんな本が喜んでもらえるでしょうね)。

こちらのお菓子本は、全国の「おばあちゃんのお菓子」投稿レシピを集めたもの。レシピの由来なんかも載っていて、読んでて楽しい。
にゃおさん
コメントありがとうございました。
「ジャパニーズ・クッキング」ですね!ロンドンの書店に立ち寄ったら、山積みになっていたので驚いた覚えがあります。仏語版も出ているのですね!?チェックしてみますー。
こんにちは
いつも楽しく読ませていただいてます。
日本の料理本・・・思いつきで、しかもうろ覚えなんですが、栗原はるみさんのお料理本が翻訳されていて、海外で人気と聞きました。フランス語もあったような・・・