更新日:2008年5月27日

バスク地方の暮らしとお菓子のレシピ「バスクの砂糖壺」


バスク地方は、フランス南西部~スペイン北部に広がる緑と水のゆたかな土地。お菓子とおいしいものが大好きなマテスク里佐さんのオーブンからは、今日も甘くて香ばしいいい匂いが立ち上っています。里佐さんがバスクで出会い・学んだお菓子やお料理、そして人々の暮らしの様子について、レシピとともにお届けします。

文=マテスク里佐
   

ガスコーニュ地方で食した、心苦しいあの名品




   いよいよ師走ですね。先週はパリにステイしてましたが、街は既にクリスマス・モードに突入していました。今年も頭の痛いプレゼント選びの季節が……と焦燥感に駆られてしまいます。これに比べると、地方の商戦ペースはもうちょっと緩め。とは言え、バイヨンヌでもそろそろクリスマス・マーケットの準備が始ってます。

   さて、あれこれ他の話題を取り上げてるうちにアップするのが遅れましたが、秋のドライブ旅行の模様を少々お届けします。日本からのゲストと共に、ガスコーニュ地方を訪れました。バイヨンヌから2時間少々のドライブで到着です。


秋の旅行は朝の景色が素晴らしい。朝もやの中に浮かんで見える町の風景に目を奪われました。

   バスクの赤と緑色の景色から一転して、しっとり落着いたハチミツ色の石畳が美しい村々。同じフランス南西部はアキテーヌ地方でも、それぞれのエリアが自然豊かで特色が際立っているので、ご近所への小旅行とは思えないほど遠くに来た気分を味わうことが出来ます。


途中立ち寄ったコンドンの古い町並。コンドンの綴りはCondom……ひょっとしてアレのオリジンの町なの?と思って調べてみると、英語圏(人名説)・仏語圏(地名説)と見解が分かれてるらしい。

   出発前に地元の図書館で「ガスコーニュ地方」のガイドブックを借りてきました。夕食前の時間、ホテルのベッドにごろんと横になりながら捲ってみると……巻頭を大きく飾っている強烈な写真に目が釘付け。農家の人が得意満面でガチョウの頭をぐいと後ろに反らし、くちばしの中に三角ジョウロのようなものを突っ込んで餌を与えている、かの悪評高き(?)フォアグラ育成風景というやつです。ガスコーニュは、ガチョウ・鴨ともにフォアグラ文化豊かなエリアなのであります。中のフォアグラ紹介ページにも、スゴい写真が何枚もありました。

   食事前に見なきゃよかった、と一瞬後悔。こういう写真を見た直後に、「フォアグラ尽くし」なメニューを目の当たりにすると、こんな私でも複雑な心境になるもんです。しかし、しっかり頂いてきました(言い訳するようですが、フォアグラなしのメニューを見つけるのはほとんど無理)。ちなみにわたくし特にアンチ・フォアグラ派という訳ではないですが、フォアグラを食すのは旅先とよそのお宅で出された時のみに限定してます。

   次回、ガスコーニュで出会ったお酒とお菓子をご紹介します。


ガスコーニュの葡萄畑。香り豊かなオー・ド・ヴィの名産地です。

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Tomoko Takahashiさま
白いんげん豆、買って帰られたのですね。
フォアグラ食べる機会を限定しているのは、まあいろいろな意味においてそう頻繁に食べるものではないと思うから、です。

marille
gavageって音、ほんと強烈ですよね。
合鴨農法、知りませんでした・・・。こういうのって知った方がいいのか悪いのか、微妙ですよね。

emiさん
本のご購入ありがとうございます・・・!
次回、バスクおいでの際は小旅行もおすすめです。幾つかの地方を巡るとより対比が楽しめると思います。

asukaさん
はじめまして。コメントどうもありがとうございます!
これからもご愛読いただけると嬉しいです。

投稿者 マテスク : 2006年12月05日 16:58

リサさんこんにちは。今日パリの日本の本屋さんで思いがけずリサさんのお菓子の本を2冊みつけました。迷わず購入しました。写真を見ながらバスクにまた行きたいという欲望がふつふつとわいてきました。
昔、ピアノを習いたての幼いころ、練習曲で「ガスコーニュの兵士たち」という民謡を弾いたことがあり、ガスコーニュと聞くと短いその曲を思い出します。今度、バスクに行ったら、ぜひそっち方面も行きたいです。

投稿者 emi : 2006年12月02日 09:24

初めまして。バスク地方(スペイン側しか知りませんが・・)が大好きで、検索していてたどり着きました。スペイン留学時代に仲良くなった友人にバスク人が多く、その人情深さ、そして自然の美しさ(特に木々の緑)、サンセバスチャンのバール(!)に魅せられ、それ以来バスクファンです。素敵な写真を拝見し、とても懐かしくなりました。またちょくちょくお邪魔させてくださいね!

投稿者 Asuka : 2006年12月01日 23:32

gavageという音がすでに、どこかとても「無理やり食べさせてます感」がするのは具体的方法をテレビで見てしまったからでしょうか。でも、日本の「合鴨農法」なんて、鴨さんに働いてもらった上に食べちゃうし・・・。

ナントの美術学校の近くになぜかガスコーニュ特産品の専門店がありました。高級そうだったのであまり近寄らなかったのですが、もう少し観察すればよかったかも。そろそろあのお店もノエル前のかきいれどきなんだろうなあ・・・。

投稿者 marille : 2006年12月01日 17:57

りささん。こんにちわ。旅行前はご親切にアドバイスをたくさんありがとうございました。やっと普段の生活にもなれ、今バスク旅行の思い出に浸っております。たくさんのお土産の中で、日本に帰って真っ先に作ったのが、ガルビュールでした。以前ご紹介のピンクのサヤのお豆は見つからなかったのですが、フレッシュのサヤ付きの白いんげん?を真空密輸してきたので、早速作ってみました。水で戻さなくても本当に柔らかく、茹でたてのとうもろこしや筍のような甘さがあり、日本のそれとは少し違いを感じました。ガスコーニュでは鴨のコンフィー入りのは召し上がりましたでしょうか?
次回お酒とお菓子の話、楽しみにしております。
ところで、どうしてフォアグラは外出先でと決めていらっしゃるのですか?


投稿者 Tomoko takahashi : 2006年12月01日 15:11


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