更新日:2008年5月27日

バスク地方の暮らしとお菓子のレシピ「バスクの砂糖壺」


バスク地方は、フランス南西部~スペイン北部に広がる緑と水のゆたかな土地。お菓子とおいしいものが大好きなマテスク里佐さんのオーブンからは、今日も甘くて香ばしいいい匂いが立ち上っています。里佐さんがバスクで出会い・学んだお菓子やお料理、そして人々の暮らしの様子について、レシピとともにお届けします。

文=マテスク里佐
   

バスクのシンボルマーク、こんな形してます




   以前バスクの旗についてはチラリと言及したことありますが、今回はシンボルマークについて。こちらのマーク、バスク語でLauburuと名づけられてます。

   建物や家の壁、窓枠、墓標、家具、村の広場の表札……1日や2日この地方に滞在すれば、例えその存在を知らなかった人だって「ハハァン、これがバスクのマークね」と自然に気がつくはず。それくらい、あちこちで目につきます。


家の外壁に掘り込まれたシンボルマークは、家の守り神のような存在感。

       「Lau:4」「buru:頭」で「4つ頭」を意味してます。歴史的に見て、いつどうやってこのマークがバスクのシンボルとして定着したのか?これには多説あるようで、1つ1つを紐溶いて理解するには、図書館に数日こもってバスク歴史書に首っ引きになる必要がありそうです。

   最低限知っておかなければいけない事、それはローマ帝国がバスクに攻め入った時、既にして、このマークこそがバスクのシンボルであったという事実。そしてバスク人にとって、それが単なる装飾的なモチーフ模様や紋章だとか戦争のための目印ではなく、もっと奥深い精神的な象徴であったということです。

   4つの「頭」は、四季それぞれの太陽を表象しているそう。こんなにもお天道さまに恵まれている土地だからこそ、朝晩に太陽を拝み、太陽への感謝の念は並々ならぬものであったバスク人。太陽崇拝のシンボルは幸運と健康、そして富をもたらし、悪魔や幽霊、邪悪な魂を追い払ってくれる魔除けの役割もしているのです。

   時は流れ、リネン類や小物類のモチーフ、アクセサリーにとすっかり商標デザインとしても定着している趣です。そうそう、幾つかのお菓子屋さんのガトーバスクには、線描き模様としてこのシンボルマークが刻まれているんです。単純に「かわいいっ」と思って私も真似したことありますが……。出来上がったお菓子を見て「ちょっとイカンな」と自己反省。自分がやることではないというか、民族シンボルの冒涜をしている気分というか。今はおとなしく、格子模様を描いています。


独立派のウォールペインティングにももちろんしっかり。

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メルコさん
年末のバスク旅行に決められたのですね。食の情報などがお役に立てれば嬉しいです。
こちらのマーク、まさに氾濫しているので次回きっとお見かけになると思います!

投稿者 マテスク : 2006年11月15日 01:36

こんにちは。
9月8日の日記に質問をさせて頂いたものです。
ご返答を下さりありがとうございました。
年末にバスクにいくことにしました。こちらの素敵なサイトのお陰で良い旅行になりそうです。
我が家も夏休みにザルツブルク音楽祭に行きましたよ。ツァウナーにも!
さてこのマーク、スペイン側で見たかどうか覚えておりません。私が気づかなかっただけだと思いますが。

投稿者 メルコ : 2006年11月13日 18:01

Tomoko Takahashiさん
ご丁寧にありがとうございます。
ぜひ旅のご感想、収穫のおはなし聞かせてください。

ぷうさん
こんにちは。
バスクのご旅行の際にはあちこちで見かけられたことと思います。
今回マークについて書くにあたり、幾つか参考資料(バスクの人が書いてるもの)を探して読んでみたのですが、なかなか興味深かったです。他民族や他グループが使用している、似通ったマークについての言及もあり。でも、それを書くのは躊躇した私です。

投稿者 マテスク : 2006年11月12日 19:52

こんにちは、四つ頭の話しとても興味深いです。私には一見四つ葉のクローバーに見えましたけど、バスクの墓標の十字架にも見えます。そういえば、バスクの十字架はアイルランドのケルト十字に似ていると思いませんか。いろいろと空想が膨らんでしまいます。

投稿者 ぷう : 2006年11月11日 15:34

こんばんわ。りささん。いよいよ明日バスクへ旅立ちます。色々とご親切にアドバイスくださり、本当にありがとうございました!しっかりと私なりに、見て、聞いて、食べて、そしてバスクを感じてこようと思います。また戻りましたらコメントさせてくださいね。 

投稿者 Tomoko takahashi : 2006年11月11日 01:27


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