更新日:2008年7月15日

バスク地方の暮らしとお菓子のレシピ「バスクの砂糖壺」


バスク地方は、フランス南西部~スペイン北部に広がる緑と水のゆたかな土地。お菓子とおいしいものが大好きなマテスク里佐さんのオーブンからは、今日も甘くて香ばしいいい匂いが立ち上っています。里佐さんがバスクで出会い・学んだお菓子やお料理、そして人々の暮らしの様子について、レシピとともにお届けします。

文=マテスク里佐
   

バスクの「三浦サン」の美味なる一軒




   「バスクのアドレス帳」レストラン編。

   2006年だけでも何回通ったかしらン……。わが町で一番のお気に入り、そして自慢の一軒です。シェフの名は「フランソワ・ミウラ」。「三浦さん家、行くー?」とか、「やっぱり三浦の料理はおいしいね」とか、親しみを込めて呼ばせてもらってます。

   初めてこの名を見たときは、「日系人シェフの店!?」とややコーフンした私でありましたが。なんと、みうらサンはバスクの苗字でもありました。全くの偶然とは言え、ヨーロッパ民族の苗字が日本のそれとぴったり符合するってことはかなりレアなケースだと思うし、とても親近感を沸かせてくれることは確か。バスク語と日本語が発音的にかなり相通ずるものがあるってことが実感できる一例です。


オーダー取り中のミウラ夫人。地方のレストランでは内助の功は不可欠、というより夫人のセンスやキャラクター次第で店の運気もだいぶ変わるといっても過言でなさそう。

   もちろんこの店を評価している理由は、その実質が素晴らしいから。雰囲気よし、サービスよし、なによりもおいしい、そしてリーズナブルなお値段。要はコストパフォーマンスという点から言って、満点に近い店です。当然、ミシュランのビブ君マーク(25ユーロ以下でおいしい地方料理を食べさせてくれる店に与えられる)が付いています。


前菜の一皿。アサリとホタテ、香味野菜の蒸し煮、ほうれん草の若芽の組み合わせ。美味!

   フランス料理に、バスク料理そしてスペイン料理のエッセンスが上手に取り入れられた創作料理が味わえます。バスク素材がありとあらゆる手法で散りばめられてるし、他の店に比べて圧倒的に野菜率が高い点もミソ。日本からのゲスト達をも安心してお連れ出来る店です。

   フォンダン・オ・ショコラ、ミル・フィーユ、ソルベ……etc ここのオーソドックスなデザートはきちんと丁寧に作られたおいしさで、毎回ながら勉強になります。と同時に、イカ墨やブレビチーズ、それからスペインのオリーヴ・オイルを使ったオリジナル・デザートも時々登場。どちらも、上品ながらインパクトある仕上がりになってるところが三浦さんの腕のスゴさなのです。


ミウラ夫人お見立ての照明やキャンドル使いがとても素敵。空間全体がお料理とワインをよりおいしくしてくれるような店です。

Francois Miura
24 rue Marengo
64100 Bayonne
tel 05.59.59.49.89

コメント (3) | トラックバック



このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.cafeglobe.com/mt-tb.cgi/780

マテスクさんこんにちは。

いつも更新を楽しみにしているBONと申します。お菓子の話やバスクの話・・・美しい物語のようで、私の中でバスクのイメージがずっとふくらみ続けていました。

そしてついに、来月、バスクに行くことにしたので、質問です!

このミウラさんのレストランを予約したいのですが、フランス語が全く出来ません。英語なら大丈夫なのですが、このミウラさんのお店では、またバスクのレストランでは普通英語は通じますか?

またオンラインでの予約は受け付けていないでしょうか。

マテスクさんはフランス語で予約をされていると思うので、お店の方が英語ができるかどうかはわからないかもしれませんが・・・

もしわかれば、教えてください!
よろしくお願いします。

投稿者 BON : 2008年07月13日 21:57

marilleさん
こんにちは。
シラキ君もなかなか親近感沸きますね。
三浦さん家のオリーブオイルデザートは、ちょっとした型で焼いた、バターの代わりにオイルを使ったとガトーでした。ソースや果物が添えられるので、全体のトーン的にかなり美味しかったです。が、お菓子としてこれを単品で頂く、となると別の話かもしれません。やはりオリーブの香りが気になるかも、です。

投稿者 マテスク : 2006年11月17日 04:38

ハンガリー人だったか、大学に「シラキ」君がいましたが、ミウラさん、スペルも完全に一致というのがすごいですね。
とある日本のレストランで、オリーブオイルのババロアなるものがデザートのカードに載っていたのですが想像が付かずに頼まずじまいでした。バスクの三浦さんのデザートはどんなのですか?

投稿者 marille : 2006年11月15日 13:06


※名前とメールアドレスは必須です。このメールアドレスは公開されません。


保存しますか?




※お断り
・Cafeglobeまたは著者の判断により、断りなくコメントやトラックバックを削除さ せていただくことがあります。ご了承ください。
・当ページの「コメント」に掲載されている「投稿者」名は、Cafeglobeの登録メン バー名と同一人物とは限りません。


マテスク里佐プロフィール

バックナンバー
専門ガイドブックも続々登場、フランスのバスク人気 (7月15日)
自家製コンポートで、「アンズのチーズクリームタルト」 (7月08日)
カラフル! 初夏のフランスの果物売り場 (7月01日)
テラスランチの季節です (6月24日)
スパイスたっぷり! バスクの「薬草リキュール」 (6月17日)
『黒さくらんぼのガトーバスク』レシピ後編 (6月10日)
『黒さくらんぼのガトーバスク』レシピ前編 (6月03日)
わたしのガトーバスク (5月27日)
パート・バスク作りの秘訣とは? (5月20日)
カスタードと黒さくらんぼジャム、2つの正統派フィリング (5月13日)


カテゴリ
お菓子の話
お菓子の話(レシピつき)
バスクのアドレス帳
バスク地方について
バスクの暮らし
パティスリーBasque
ヴァカンス・旅行
食卓のお気に入り
外で食べたおいしいもの
料理の話(レシピつき)
今週の食材


月別アーカイブ
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年12月
2007年09月
2007年08月
2007年07月
2007年06月
2007年05月
2007年04月
2007年03月
2007年02月
2007年01月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年09月
2006年08月
2006年07月
2006年06月
2006年05月
2006年04月
2006年03月
2006年02月
2006年01月
2005年12月
2005年11月
2005年10月
2005年09月
2005年08月
2005年07月
2005年06月
2005年05月