更新日:2008年5月27日

バスク地方の暮らしとお菓子のレシピ「バスクの砂糖壺」


バスク地方は、フランス南西部~スペイン北部に広がる緑と水のゆたかな土地。お菓子とおいしいものが大好きなマテスク里佐さんのオーブンからは、今日も甘くて香ばしいいい匂いが立ち上っています。里佐さんがバスクで出会い・学んだお菓子やお料理、そして人々の暮らしの様子について、レシピとともにお届けします。

文=マテスク里佐
   

裸電球とおさらば!ヴェネチアンなランプシェード




   自称「ガラス好き」です。洋の東西を問わず、クリスタルものからジャンクものまでまんべんなく。蚤の市などに出かけると自然と目はガラスものを探してるし、旅先がガラス生産地とあれば喜んで訪れます。

   で、当然ヴェネチアと言ったらヴェネチアン・ガラスなわけでして、ムラノ島訪問は私の夏のお楽しみ行事です。ムラノは13世紀末、ヴェネチア共和国政府が職人と工房を本島から強制移動させたことがきっかけで生まれたという「ガラスの島」。運河沿いに工房、ギャラリー、ショップ群が軒を連ねていて、見応えは相当あります。


あざやかな音色を弾き出しそうなクリスタル・グラス。優雅なカットが素晴らしい。


ヴェネチアのお屋敷見学(覗き見)は最高に楽しい。建物、庭、パテオ、そしてヴェネチアンガラスの門灯……。物語の世界そのものです。

   ホテルのコンシェルジュに手配してもらった水上タクシーで到着すると、まるで「葱をしょった鴨」を待ち構えるかのような工房ガイド兼セールスマンの男性が岸辺で控えてます。うーん、イタリア気分盛り上がってきたゾ!という瞬間ですね。学生時代にイタリア貧乏旅行をした頃は、こういう人に話し掛けられるのが恐怖だった。高いカメオ買わされたらどうしよう……とビクビクして。

   今や若気の至りはすっかり消えうせ、楽しむ余裕すら出てくる。丁重な案内は有りがたく丁重に受け取って楽しんでます。今年知ったのですが、滞在ホテル名を聞いた上で客の懐具合を計り、案内時間、フロアや品物の格を変えてるカラクリだそうな。これを聞いてもっとイタリアが好きになりました。露骨なほどの分かりやすさが、かえって気持ちいい。

   「買えそうな人、買いそうな人」に思われると、上階のオーダー品フロアへご案内となるわけですね。支払い能力は別として「気に入ったら借金してでも買いそうな人」に思われてしまったのか、バブル時代の日本人の買いっぷりが未だに記憶されているのか……。フランスの田舎家が1軒買えるようなお値段の品々までじっくり見学させてもらいました。

   身の丈を考えながら、それでも清水の舞台を飛び降りる覚悟で(?)食器をオーダーしました。今ごろムラノの職人さんが私の為に一生懸命作ってくれてるのかしらと考えるとやっぱり嬉しい。予定通りならば来月頃届くはず。何をサーブしようかしら?と考えるのが楽しい、デザート用クープです。

   そしてもう1点。きっかけは宿のバスルームに使われていたランプシェード。毎朝毎晩、この妖しくゆらめく明かりに照らされるうちにすっかり恋に落ちてしまったようです。何軒かの工房をハシゴしてそっくりな品を見つけてきました。


宿のバスルームの明かり。壁の色もピンクだから余計幻想的にうつります。部屋全体に光の鱗模様を作り出すランプシェード。


我が家のあの部屋にお泊まりになった方々へ! ようやく裸電球部屋から脱しました。これを機に、普段は物置部屋と化しているあの殺風景な部屋をどうにかしたい。

   次回、ヴェネチアを離れオーストリアへ!


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kamiさん
ありがとうございます。
ムラノのシャンデリア!私は口を開けながら見学しておりました。綺麗なものをたくさん見ました。吹き抜けのホールに吊るしたら、ほんとに素敵でしょうね!

投稿者 マテスク : 2006年09月21日 01:48

里佐さん
素敵なランプシェードですね。我が家のゲストルームも7年前にムラノ島で購入したシャンデリアを使っています。本当は吹き抜けになっているホールに使いたいのですが、おチビ達が通る所はキケンなので、普段あまり日の目を見ない所に・・・。ムラノに行った時は私も鴨ネギ状態でした。(新婚だったし)

投稿者 kami : 2006年09月20日 06:41


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