ヴァカンスシーズン真っ只中です! 海岸沿いは人、人、人……車、車、車でごった返します。
ビアリッツは、日本では知名度低めでありますが、ヨーロッパでは有名な地名です。そこに必ず付いてまわる別名は「plage des rois(王様たちの海岸)」。そんなインパクトある別名を授かる程、ビアリッツには華やかな歴史があるのです。

6月でこの人出! 8月にもなると、湘南江ノ島海岸のような人の絨毯で埋まるビーチ。経験上、日本からおいでの方にはあまり喜んでもらえない風景です。
19世紀半ば、ナポレオン3世がこの地に別荘を建てます。これが大きなきっかけとなり、ビアリッツは小さな海辺の町から、王侯貴族がこぞって訪れる華やかな地へと変身していきます。
  そしてベル・エポック時代、ヨーロッパ中から高貴なる人々が夏を過ごしにやって来たそうな。カジノ、劇場コンサート、温泉施設、ホテルの建設ラッシュ。文豪、俳優、デザイナー、今で言うところのセレブ達もこぞって訪れ、ビアリッツはまたとない絶頂期を迎えます。
  が、栄枯盛衰という宿命は此処にもやってきた……。世界恐慌そして世界大戦がビアリッツのバブル期に終焉を告げます。

ビアリッツは、バスクにあってバスクでならず。この地方では異色な町なのです。
  そして現在。私の下手な説明よりも、フランスのバスク・ガイドブックの文章をご紹介した方が的を得ているでしょう(ぎこちない翻訳、勘弁願います)。
  「ビアリッツは今や、ゴルフとサーフィンとお祭りの3大要素のおかげで持ちこたえている。いまだにたくさんの観光客が訪れるのは、温暖な天候と過去の栄光のおかげとしか言い様がない。なんて幸運なビアリッツ!」
  「ビアリッツはその栄光と輝きを失ってしまった。が、いまだにちょっと時代遅れなエレガンスを保ちながら、古風な魅力を放っている」
  ガイドブックでこの皮肉! フランスらしいです。とにかくビアリッツは、悪く言えば庶民的に成り下がり、良く言えば昔よりぐっと親しみやすいリゾート地へ変貌を遂げたというわけですね。
  片や、手元にある日本の某ガイドブックを開いてみると「高級ビーチリゾート」「ヨーロッパのカリフォルニア」(!)という、読んでて恥ずかしくなる言葉が……。正直言ってかなり的を外しています! 日本のガイドブック、情報面以外にももう一捻りがんばって欲しいと思うのは私だけですか?
うさかさん、てりこさん、じゅりさん
反応いただきましてありがとうございます!うさかさんがおっしゃる通り、不思議な町です。冬は、ヒュ~っと北風が吹いて寂しいです。が、私は冬のビアリッツが好きです。
こまつさん
またまたお試して頂いてありがとうございます。お気に召したみたいで嬉しいです。ワインの肴にぴったりですよね。この手の肴、今後も研究したいと思います。
里佐さんお久しぶり
グジェールさっそく作りました。あとを引く美味しさにびっくり。父上に知らせておきました。里佐さんのレシピできる範囲で作ってます。いつも素晴らしいコメントに写真楽しくみてます。先日青木宅でパーティーに、シュークリーム焼いていき好評・・・また、新しいレシピ楽しみにしてます。好奇心かたまりおばさん
「ヨーロッパのカリフォルニア」
ヨーロッパもカリフォルニアも知らない人が書かれたコピーなんでしょうね(笑)
元住人から言わせていただくと、カリフォルニアの海は、きれいなマリンブルーは少ないですし、夏でも日本人には冷たすぎて泳げません。
バスクの砂糖壺って、素敵なネーミングと、おいしそうなレシピに魅かれて覗かせていただいてます。いつかふらっと訪れてみたいなぁと、憧れています。
「ヨーロッパのカリフォルニア」はかなり恥ずかしい!
往々にして「○○の」とついた時点であたたなことが多い気はしますが、蒲○銀座並みの響きが・・・
フランスのガイドブックの言いたい放題もすごいですが、マテスク先生の変貌解説もなかなか的を得ててスバラシイですよ。
マテスクさま。はじめまして。
「confiture」で検索し、こちらのサイトに辿り着いたのはもう1年前になります。なんだなんだバスクって?!素敵なところだわぁ〜と、こちらのサイトのお陰で、どんどんバスクに興味を持ちました。
そして先日、お邪魔しました、バスク国に!
バスクのアドレス帳など、大変参考になりました。
本当にありがとうございます。
この、ビアリッツにも訪れました。
まさに「ちょっと時代遅れなエレガンス」の形容がピッタリで...!笑。不思議な町という印象です。
冬はどうなっちゃうんだろう、と少し心配になりました。
これからも、バスクの砂糖壷をたのしみにしております。長々と失礼致しました。