更新日:2009年7月28日

バスク地方の暮らしとお菓子のレシピ「バスクの砂糖壺」


バスク地方は、フランス南西部~スペイン北部に広がる緑と水のゆたかな土地。お菓子とおいしいものが大好きなマテスク里佐さんのオーブンからは、今日も甘くて香ばしいいい匂いが立ち上っています。里佐さんがバスクで出会い・学んだお菓子やお料理、そして人々の暮らしの様子について、レシピとともにお届けします。

文=マテスク里佐
   

さりげなくバスク風な料理が味わえる、カンボ村のおすすめの店




   「バスクのアドレス帳」、レストラン編。

   連続して取り上げたカンボ・レ・バン村、最後はもちろん食の話題!

   この村には気に入ったバスク料理レストランが2軒ありました。が、1軒がオーナーチェンジをした結果、味ウンヌン以前の問題というほどにレベルが落ちてしまいました(頑丈さが取り得の私の胃腸がグルグルと文句を言ったほど)。いやはや残念です。

   バスクの田舎の郷土料理レストランは、大抵は家族経営です。必然、後継ぎがいなければレストランの権利を売却することになります。すると、店の看板、メニュー内容、ときには同じシェフを引継ぎながらも、オーナーが変わった途端に見る影なしってほど変貌する事が有り得ます(大抵は経費削減で味が激落ちっていうパターン)。

   大都会だったら、オーナーがコロコロ変わるのなんて茶飯事ですよね。以前行っておいしかったのに、また行ってみるとガックリってこと結構ありませんか?

   毎年のようにパリにショッピング&グルメの旅にやってくる友人がいますが、彼女はその都度最新のパリガイドブックを買い揃えてやって来ます。「毎年買い替える必要あんの?」と聞くと、「パリの去年情報なんて全くアテになんないから」だと。なるほど、否定は出来ない。で、用済みとなったお古ガイドはありがたく私が頂戴しています(我が家には旧パリ・ガイドブックがたくさん)!

   話が脱線してしまいました。要は、カンボ村で私がおすすめする店は、只今こちらの1軒のみです。上品丁寧な地方料理が味わえます。こちらももちろん家族経営の店。お母上と娘さんが切り盛り、息子さんがシェフ、夏休み中は高校生のお嬢さんも働いています。


バスクのおいしい食材、仔羊の煮込みのパイ包み。典型的なバスク料理ではなく、バスク素材を活かした創作料理ってところがいい。


「洋梨のスフレ」はバスクらしいデザートのひとつ。地元産の洋梨リキュールを使ってます。

Le Bellevue
rue Terrasses
64250 Cambo-les-Bains
tel 05.59.93.75.75
休 日曜夜・月曜、1月


夏場なら、村全体を見下ろせるテラス席がおすすめ。

コメント (7) | トラックバック



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里佐さん、早々のお返事有難うございます。
やはりそうでしたか・・。地方の旅は、車で移動出来たら随分楽しみ方が変わってくる事は承知しているんですが・・。以前、バスを降りた人っ子一人いないプロヴァンスの山の中で、野犬(?)に追いかけられた事を思い出します・・。
まだ時間もありますし、色々調べてみますね。と同時に、以前は一緒に行って運転してくれていた夫をそそのかしつつ、砂糖壷も楽しみに、バスクを夢見て東京でがんばります。
では、また。

投稿者 とも : 2006年10月13日 14:46

ともさん
はじめまして。
バイヨンヌからカンボまでは、確かバスも出ているはずです。バスがもし中心地に止まるなら電車より便利なはずです。バイヨンヌの観光案内局でお確かめになることをお勧めします!
カンボも結構ビッグサイズな村なので、駅(山のふもと)から村の中心(山の高台)へ徒歩はハイキングコースになると思いますので。

投稿者 マテスク : 2006年10月11日 14:56

はじめまして。次の旅は絶対バスクと決めました♪
春になってしまいそうですが、このカンボ村のレストランも、是非訪ねたいと思います。教えて頂いてありがとうございます。
毎度の女ひとり旅ですので、かなり浮いてしまいそうな気がしますが(これも毎度です、もう慣れました・・)、行きたい・食べたい欲求はおさまらず。
バイヨンヌから電車で行く予定です。駅から歩いて行けますでしょうか?なんだか高台にありそうですよね、体力には全く自信がありません・・。身軽にランチだけなら可能かな?と考えてますが。
お暇な時教えて下さい。

投稿者 とも : 2006年10月10日 19:27

マテスクさま、ご返信有難うございます。
やはりあのお店でしたか。何とか間に合っていたようで私にとってはラッキーだったのかもしれませんが、良いお店がなくなってしまうことはやはり悲しいですね。お写真を拝見してBellevueにも行けばよかったと後悔しています(クラスが少し違うかもしれませんけれど)。

牛追い祭りはやはりこの時期にバスクに行った以上外せませんでした。世界的に有名なパンプローナを擁するナバラはバスク7県の内最も大きな地域にもかかわらず、ガイドブックなどではバスク扱いがされていないのですが(地球のXXにはバスクの首都はビルバオと書かれていたりします)、実際にはバスク語の看板も多く、祭りに繰り出す人たちの衣装もバスク風で、ある意味バスク全体のなかでも、とりわけバスク色の濃い地域でした。以前、男バスク、女バスクというお話しがありましたが、ビルバオやバイヨンヌなどの海バスクに対して、低ナバラ地区も含めてこちらは山バスクという趣でした。

投稿者 ぷう : 2006年07月17日 11:50

jasmineさん、ぷうさん
こんにちは。
ぷうさん、そうTante Urusuleのことです。ぷうさん御来訪の時期は、ぎりぎり前のオーナーの頃だったかと思います。パンプローナにも足をのばされていたとは、ほんとにバスク周遊の旅だったのですね!

投稿者 マテスク : 2006年07月15日 03:35

ああ、この料理、この景色。完全にノックアウトです。テラスも気持ちよさそう。この眺めもごちそうですね。^^

投稿者 jasmine : 2006年07月14日 21:33

マテスクさまお久しぶりです。
えっと、そのオーナーチェンジのお店って町の中心とは川を挟んで反対側の集落にある宿屋さん併設のレストランのことですか?そこには去年行ったのですが、そのときはグルメメニューの様な物をいただいて、とても庶民的な料理だなって感じでほとんど印象には残っていませんでしたが…。もしその店だとしたらもう変わってしまっていたのでしょうか…。あの時はそのあとピレネーを越えてパンプローナでサンフェルミン祭を見たことを思い出しました。何かまたバスクに行きたくなってきました。

投稿者 ぷう : 2006年07月14日 19:28


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