更新日:2008年5月27日

バスク地方の暮らしとお菓子のレシピ「バスクの砂糖壺」


バスク地方は、フランス南西部~スペイン北部に広がる緑と水のゆたかな土地。お菓子とおいしいものが大好きなマテスク里佐さんのオーブンからは、今日も甘くて香ばしいいい匂いが立ち上っています。里佐さんがバスクで出会い・学んだお菓子やお料理、そして人々の暮らしの様子について、レシピとともにお届けします。

文=マテスク里佐
   

イッツァス村のさくらんぼ風景、羊とさくらんぼのショットも。




   イッツァス村が「旬」を迎えています。さくらんぼの季節がやってきました! 1年のうち、この村が最もこの村らしく輝いてる時です。

   出かけてみると、此処かしこに赤く艶やかな実が実ってる! 先月は、まだ小さなグリーン・オリーブみたいだったのに。たった1ヶ月の間にお日様をたんと浴び、すくすく美しく成長してました。ありのままの姿の果実を眺めるのって、なーんて心豊かな気分になるんでしょう。自然の恵み、大地の豊かさ、そしてお天道様の偉大さを感じずにはいられない。


たわわに実ってます。実の綺麗さもさることながら、葉っぱの清々しい緑の色といったら! うっとり。目の保養になります。


さくらんぼの木の下に羊さん。胸が躍ったシーンです。まさにこの土地を代表する産物と生き物の組み合わせ。

   果物屋やスーパーにズラリっと並ぶ商品化された果物に目が慣れてると、人間サマに食べてもらうために果物があるって錯覚を身につけてしまう。けど実際はそうじゃないんだ。果物サマがコツコツと1年かけて天と地から養分を吸って成長した、その健気なお姿を頂戴させてもらっているのだ。と、殊勝なことまで呟きたくなった気分。


山の緑と村の赤、それにさくらんぼの葉と実の色。村全体ががバスクカラーに覆われる美しい季節です。私のことをじぃーっと眺めていた、柵のたもとの羊さんにもご注目。

   今年、新たに学んだことがあります。「黒さくらんぼ」の産地として名高いイッツァス村ですが、実は品種は3種あるそうな。名前は「ペロア」「チャパタ」「ベルツァ」(フランス語と違って、バスク語の音って日本人にも発音しやすくって便利です)。


細い幹から楚々とした様子で揺れていた「チャパタ」の実。オレンジ~黄色がかっていて、日本の山形のさくらんぼを思い出させる色合い。ジャムにするとベージュ~マロン色になるそうです。


これぞ、「黒さくらんぼ」の名にふさわしい黒さ加減。葉っぱが他の品種よりもこんもり茂っています。

   木の枝ぶり、葉の形や大きさ、そして果実の色、そして用途もそれぞれ違うんです。この後、さくらんぼ農家の方と雑談した折にいろいろと教えてもらえたことも、今年の大きな収穫でした。

   私のさくらんぼ熱、まだまだ冷めそうにありません(どこまで続くか、自分でもまだ把握しておらず)! お楽しみに。


手に届く範囲なら、散歩しながらのつまみ食いは当たり前。こういうお楽しみに対して、バスクの人はとっても寛容です。

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Takakoさん
なぜか拝見できておらず、コメントの公開およびお返事遅くなって失礼しました!

さてさて、旅のご感想をお寄せ頂きありがとうございます。お祭り、行かれたのですね。私は残念ながらパリで用事があった為参加できずでした。いけたらお会いできて、新聞にも一緒に載れたのに!?ちなみに、新聞にTakakoさんが載られたことはマダムボネ筋の方から聞いておりました。この土地はほんとに情報が早いんですー。ちょっとこわいくらいですけど。
お天気にも恵まれてよかったですね。またお話伺えると嬉しいです。

投稿者 マテスク : 2006年06月13日 16:23

先日、Itxassouの印象を投稿させていただきましたが届いていますでしょうか?

投稿者 Takako : 2006年06月13日 05:37

里佐さん
いつも丁寧なお返事ありがとうございます。
冷たーいサクランボを口の中で少し溶かすとシャーベットのようになって、手間要らずのデザートになります。クリスマスの頃のお客様にちょっと出すと、とっても喜ばれます。私は子供の頃からサクランボ、イチゴ、バナナの冷凍したものが大好きで、今では子供達の夏のおやつです。この辺りでもようやくイチゴの収穫が始まりました。明日は近くの畑に採りに行ってきます!

投稿者 kami : 2006年06月12日 22:13

kamiさん、こんにちは。
私はさくらんぼに異常なほど思い入れがあります。ところで、さくらんぼって冷凍できるのですね!?良いことを教わりました。やったことないので試してみますね。

投稿者 マテスク : 2006年06月12日 02:09

バスク・イッツァスの印象ー1
行って参りました、Itxassou村に。牛や羊が放牧された緑の草原に点々とたたずむあずき色の屋根と窓枠のバスクの建物が印象的です。朝は小鳥と鶏の声で目が覚め、窓を空けると薄明るくなってきた山々には朝もやが低く垂れ込めています。しばらくぼーと眺めていると太陽が昇り透き通るような青空がひろがって行きます。
村の道端には真っ赤なサクランボ、泊まった宿のご主人ムッシューボネが、明日はサクランボ祭りだよと教えてくれました。
翌日も快晴、バスクはこの時期雨が多いと聞いていましたが、連日初夏のような陽気。Fete Sesriesは大勢の家族連れで賑わい、みんな大きなサクランボの木箱を抱え歩きながらつまみ食い。日本人の私が珍しかったのか、翌日のSUD OUEST新聞に、私の写真が載っていたことをムッシューボネがメールで知らせてくれました。
マダムボネの「ハッハー」と笑う声、素朴な村の人、傾いた宿の廊下とベットそして"A mon nini d'ammour pour toujours"と刻まれた墓標、6月のバスクを満喫しました。
今、パリですが、時間をみて料理や周辺の印象などもまた。

投稿者 Takako : 2006年06月11日 09:34

里佐さん
ヨーロッパに住んでいると季節の野菜や果物に特別な思い入れがわいてきますよね。さくらんぼ、我が家も先日マーケットで一箱(2kg位、約700円、多分スペイン産)買ってきましたが、そのまま&冷凍で3日で消えてしまいました!日本のサクランボを冷凍にするなんて恐れ多くてできませんが、こちらでは気兼ねなく、お腹いっぱい食べられて嬉しいです。いつも冷凍、ジャムくらいにしかならないので、里佐さんのさくらんぼ活用法、楽しみにしています!

投稿者 kami : 2006年06月10日 23:17


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