更新日:2008年5月27日

バスク地方の暮らしとお菓子のレシピ「バスクの砂糖壺」


バスク地方は、フランス南西部~スペイン北部に広がる緑と水のゆたかな土地。お菓子とおいしいものが大好きなマテスク里佐さんのオーブンからは、今日も甘くて香ばしいいい匂いが立ち上っています。里佐さんがバスクで出会い・学んだお菓子やお料理、そして人々の暮らしの様子について、レシピとともにお届けします。

文=マテスク里佐
   

ルノートル氏の70年代本、ジェイミー・オリヴァー本、料理本つれづれ




   Cafeglobe読者の方々の中にも少なからずおられるだろうと思います、料理本収集を趣味とするお仲間が。私もまぎれもなくそのひとりです。パタっと停滞する時期もありますが、波がやってくるとドドドっと新たに購入してしまう有様です。

   こうしてブログでレシピを掲載している身でナンですが、私自身はネットでレシピ検索というのをやった経験がほとんどありません。いまやネットで料理検索は当たり前の時代になっているし、まわりでも上手に活用している人はたくさんいるのに、すっかり取り残されているというか、別にやろうともしていない自分……。

    なんでだろう?って改めて考えてみると、やっぱり本には本にしか出せないおもしろさがたくさんあるから、としか言いようがない。絵本や写真集やデザインブックを眺めるのと同じように、料理本をぱらっと開いたときそこに流れる空気を感じ取るのが好きです。


最近夫が古本屋で見つけてきてくれた、’78年刊行、大御所ルノートル氏の若かりし頃の本。フランスのお菓子本は今のよりも昔の本の方が勉強になって好きです。


中の写真は、家庭科の教科書みたいでこれまた楽しい。巻頭ページに載っている家庭用のお菓子作り道具一式の写真。この時代で既にスタンド式のミキサーやフードプロセッサーなどが揃っていたのか……としみじみ。

   料理本っていうと料理を作った人のイメージが一人歩きしがちですけど、料理を作る人、スタイリングをする人、写真を撮る人、デザインする人、そしてそれをまとめる編集の人、の合作なんですよね。それぞれの人の仕事ぶりが良くって、みんなのセンスが一つにびしっとまとまっているのが、私が思わず買ってしまう料理本です。


年末に、親戚の方にプレゼントされた本。フランスの料理本最大手のMarabout社刊、アイルランド出身の人気料理研究家Trish Deseineのチョコレート本です。2002年のWorld Gourmand Cookbook Award受賞本。


Maraboutの本はスタイリング、デザインにかなり力が入っていて、「ムード」作りがすごく上手いと思う。chocolathélapie「ショコラセラピー」とは、用語作りも上手いなぁ。

   ちなみに最近ちょっと気になるのは、フランス語圏、ドイツ語圏といろんな本屋へ出かけても、料理本コーナーに山積みになっているのが料理界のアイドルことジェイミー・オリヴァーの本ばかりって点。彼の活躍ぶりは確かにすごいけど、料理本の世界にまでブランド画一化がすすんでしまうのはちょっと寂しいなぁと思う今日この頃です。


好きな料理研究家のひとり、上野万梨子さんのWafumi本、最近購入してみました。フランスの食材+日本の調味料でつくる和食、来客時にでも挑戦してみたいと思います。

コメント (6)



Yokoさん、旅行から戻られたのですね!
Marabout社の本、そう、錯覚パワーがありますね。実用本というよりも、何だかふらふらっと買ってしまう感覚。チョコレートの本、良かったら今度お持ちしますが。パリのお土産話、楽しみです。

投稿者 マテスク : 2006年02月10日 16:27

里佐さん
ジャストタイミング!
わたしもパリで何冊かのレシピ本を買ってきましたが、
気付いたら全てMARABOUT社のものでした。
写真が本当にきれいですよね。
こういったきれいな写真付のレシピだと、なんだか自分もそんな風に作れるのではないかという錯覚に落ちますが。。。
このチョコレートの本も次回そちら側に行く機会に探してみようと思います。

投稿者 Yoko : 2006年02月10日 03:52

marilleさん
ジェイミーの太り具合は、私も着目してます!番組自体は結構好きです。
上野さんの本、内容は多分日本版とそう変らないと思います。ほんと、これで「日本人=寿司しか食べない」のイメージから脱却したい、です。

zzさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。引越しでまとめて本をなくされてしまうとは・・・私も経験あります。箱ごとどこに行ってしまったのか、非常に残念です。
今の本も楽しいですが、昔の本には味がありますね。

もかさん、
親に連れてってもらったデパート喫茶店、私の場合は渋谷西武のトップス。あのチョコレートケーキです。
せっかく地元にルノートルの学校があるのに、美味しくないとは残念な。スーパー用にレベルを落としてしまっているのでしょうか??


投稿者 マテスク : 2006年02月08日 16:17

ルノートルといえば、池袋西武地下喫茶室のピーチメルバが好きで良く親に連れて行ってもらいました、なつかしい~~。
私の住むヒューストンには長男?のAlain氏が主催するCulinary Schoolがあって近くのスーパーにはここで作ってるケーキが売ってるのですが食べられないほどまずく見た目も悪く、とても残念です。学校見学の際シェフがご馳走してくださったものは大変おいしかったのですけど。。
コンフィ、できました、わーい♪

投稿者 もか : 2006年02月07日 07:57

こんにちは。初めまして。
zzと言います。

私もお菓子の本、大好きでした。
沢山持っていたのですが、引越しで全部なくしてしまいました。小学校3年生から集めていた宝物だったので残念です。

久しぶりに本屋でお菓子の本を見て少し驚きました。昔とは随分変わっているんですよね。
最新の写真が豪華な本も、素敵なのですが、仰っている様な昔の「教科書」っぽいレイアウトの古いお菓子作り本が、懐かしいです。

古本屋で探すって、いいアイディアを頂きました。

投稿者 zz : 2006年02月07日 04:51

マテスクさん、こんにちは。marille(ブログではmirabelle)です。
最近ジェイミー太り気味?と思う今日この頃です。彼の料理について、うちの姉は「失敗はないけどワンパターンだよね」と一言…。

私の日本語のお菓子バイブルは、「フランスの地方菓子」。日本ではマイナーなお菓子(berlingoとかクウェッチのタルトとか)も載っていて見ているだけで幸せになります。
クレープとガレットの本(これはフランス語)もぼろぼろになってますが、まだ持ってます。日本人だと考え付かないような具材の組み合わせが勉強になるので。

上野さんの本、仏訳があるんですね。これで本物の和食レシピが広まるといいなあ…。

投稿者 marille : 2006年02月07日 01:17


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