「バスクのアドレス帳」レストラン編です。
旅の想い出ってかなり食に影響されるところ大ですよね(少なくとも私はそう)? あの日あの店であんな料理食べたよね、っていうおいしい想い出は旅に付き物だと思ってます。
よって、バスク旅行に来た方の想い出作りの参考になりますようにという願いを込めて。その他の方にも、フランス田舎のレストラン風景やバスクごはんのイメージをお楽しみいただければ、と思います。
初回、選んだテーマはずばり「星つき」。滞在中に1回くらいは奮発しちゃおう!という方を想定しました。
いかにもっていう素朴な地方料理レストランではなく、初回に敢えて「星つき」をもってきたのは、何もこういう店ばかりを推奨するのが目的だからではありません。「田舎でこそ星つきレストランにジャンジャン行くべし」っていうのが私の個人的な意見だからです。だってパリや東京で、こんな値段でこんな内容の食事なんて絶対に出来ませんから。そもそも価格相場、場所代、食材ルートが違うでしょうし。内容・雰囲気をトータルに考えたらすっごくリーズナブル!っていうのが田舎の星つきレストランの素晴らしさです。
フランス側バスクに6軒ある1つ星レストランのうち、今のところイチオシなのがこちらの「ムーラン・ダロッツ」。現在のシェフが就任したのは3年ほど前、就任2年目にして早くも星をゲットしてしまったというスピード出世型、天才肌タイプの料理が味わえます。肩に力が入っていないけど、本能的にすごく計算されているような料理が、さらさらっと出てきます。

ビアリッツから8kmほど内陸に入ったアルカングという静かな村の中。小川が流れ、牛が草をはむ緑の丘に囲まれたロケーションです。こういう場所は空気もおいしい。

庶民的なベニエ(ドーナッツ)も彼の手にかかると上品なデセールに。いちご、バニラアイスクリームと組み合わせ自体はシンプルなんだけど、1つ1つのレベルがとっても高い。
この店の居心地のよさは不思議なアンバランス感。そのカギを握っているのは、シェフが若くて美形、サービスを担当している男性方も美形、と美しい男性のみの独特の世界である点。お分かりになりますよね? 芸術方面でいかんなく発揮される、フェミニンで繊細な彼らの美的センス。料理の盛り付け、花の生け方ひとつ取っても、なーんか一味違うセンスの良さが滲み出ているわけです。だから「農家→インテリアまでもコテコテ田舎スタイル」という単純さはなく、内装はしっとり、だけどカッコよくまとまっています。

17世紀のバスク農家建築。古い小さな木の扉を開けると、外見のイメージとは違う空間が広がってます。庭(野菜やハーブを植えている)やテラス席も素敵です。
あまりに気に入ってる店なので、やたらと長くなってしまいました。興味持たれた方はぜひお足運びを……! そして予約は必ずお忘れなく(行く!と決めたら出来るだけ早くの予約をおすすめします)。

Moulin d’Alotz
chemin Alotz Errota
64200 Arcangues
tel./fax 05.59.43.04.54
休 火曜 水曜
昼夜 50ユーロ(ワイン代含まず)
美形という言葉にひかれて行ってしまいました(笑)嘘です。1つ星だからということにしておきます。
確かにお料理もサービスも繊細でした。
お庭が荒れていたのがちょっと残念。
美形については直接行ってお確かめくださいということに・・・
hippiさん、お料理以外にもいろいろと目の保養になるところは楽しいですからね。バスクの殿方はでっぷりとしていますが、こちらの男性方はさすが鍛えたスラリとした体型です。ちなみに、若いと言っても20代ではありませんので念のため!
シェフが若くて美形、サービスを担当している男性方も美形、と美しい男性のみっていうのがすばらしい!
なんか、お料理そっちのけで見入ってしまいそう・・・