更新日:2008年5月27日

バスク地方の暮らしとお菓子のレシピ「バスクの砂糖壺」


バスク地方は、フランス南西部~スペイン北部に広がる緑と水のゆたかな土地。お菓子とおいしいものが大好きなマテスク里佐さんのオーブンからは、今日も甘くて香ばしいいい匂いが立ち上っています。里佐さんがバスクで出会い・学んだお菓子やお料理、そして人々の暮らしの様子について、レシピとともにお届けします。

文=マテスク里佐
   

白ワインでコトコト煮る、「りんごのコンポート」




   我が家に不思議な道具が届きました。箱に書いてあったその名は「マルチファンクションりんごカッター」。夫が友人宅に遊びに行った際に、ちょうど奥さんが子ども達のおやつの支度中でこれを使っていたんだとか。一目惚れして、内緒で注文していたらしい。

   箱のデザイン、説明書と道具の手作り感から見ると、どこかの発明オタクのアイディアがひっそりと製品化された道具であることは間違いなさそう。普通のメーカー製品にはない、不思議なほのぼの感が漂ってます。


(1)ハンドル先端部分の針に、りんごをブスッと刺しこみます。下には台に固定するためにレバーもあり。


(2)ハンドルをくるくるくる……と回転させると、皮むきと輪切りが同時進行。これ、便利というよりも楽しい。


(3)りんごをすぽっと抜くと、芯がきれいにくり貫かれてます。


(4)あとは縦に分割して、あっという間に「いちょう切り」の出来上がり!

   こんなにサクサクといちょう切りが出来てしまうのなら、と作ってみたのは「りんごのコンポート」。いちょう切りを鍋に入れ、バニラのさやとレモン汁を加え、水分を加えてコトコト煮こみます。料理人の友人がりんごのタルトを作ってくれたときにやっていた方法。バニラ&りんご&レモンの香り合わせは彼に教えてもらった気がします。

   水分は、水か白ワイン。水煮でも充分いけるんですが、彼みたいに白ワイン(しかも料理ワインではなく飲むに足りるおいしいワイン)をドボドボっと1本投入すれば、たかがコンポートでなくなるお味になるのは想像していただけるかと。わざわざ開けるのがもったいなければ、飲み残しのワインでも充分です。


砂糖の量、切る大きさ、水分の飛ばし方は使い道で調節。アップルパイに入れるのなら、大きく乱切りにして水分をしっかり飛ばします。このように水分多めで火を止め、バーミックスなどでピュレにして離乳食風に食べてもおいしい。

●「りんごのコンポート」作り方

いちょう切りにしたりんごをほうろう鍋に入れ、りんご5個(約1kg)に対してレモン汁大さじ2、バニラさや1/3本、砂糖大さじ5杯を目安に加える。白ワインまたは水をりんごの高さの半分くらいまで注ぐ。火にかけて沸騰してきたら、火を落としてことこと煮る。水分がほぼ蒸発し、りんごがふっくらと煮えたら出来上がり。

コメント (3)



こんにちは!
なんだかと~っても気になるお菓子が沢山ですね!
今まで食べたこと無いのもあります。
是非ともチャレンジしてみたいですね^^
また、遊びに来ます☆

投稿者 Torte_ケーキレシピ : 2007年10月24日 09:51

marilleさん、お久しぶりです。
再びコメントくださってありがとうございました。フランス日本と行ったり来たりお忙しそうですね。

シードルは料理に使えど、甘い系には使ったことありませんでした。ぜひ今度使ってみます。ありがとうございました!


投稿者 マテスク : 2006年01月05日 17:26

マテスクさん、だいぶご無沙汰してしまいました。marilleです(覚えてらっしゃるかな)。ほんの一瞬だけNantesに戻ったり、また日本に帰ったりしてました(今は日本)。
忙しくてnoelをろくに祝えなかったので、友達とGalette des roisを食べるつもりです。feveも王冠ももう用意してます。

それ以外には使えない道具って楽しいですね。アスパラ茹で専用の妙に細長い鍋とか、柑橘類の袋をきれいに取るカッターとか、なくても何とかなるのに欲しくなってしまいます。

りんごはCidre Brutで煮てもおいしいですよ。

投稿者 marille : 2005年12月29日 01:38


※名前とメールアドレスは必須です。このメールアドレスは公開されません。


保存しますか?




※お断り
・Cafeglobeまたは著者の判断により、断りなくコメントやトラックバックを削除さ せていただくことがあります。ご了承ください。
・当ページの「コメント」に掲載されている「投稿者」名は、Cafeglobeの登録メン バー名と同一人物とは限りません。


マテスク里佐プロフィール

バックナンバー
わたしのガトーバスク (5月27日)
パート・バスク作りの秘訣とは? (5月20日)
カスタードと黒さくらんぼジャム、2つの正統派フィリング (5月13日)
追悼、おばあちゃんとお菓子の想い出 (5月06日)
春の献立、「パイ皮包みの仔羊料理」 (4月29日)
“小嶋ルミさんレシピ”のシュークリームに初トライ! (4月22日)
目玉焼きトーストの朝ごはん (4月15日)
バスクの春景色をお届け (4月08日)
ふらりとスペイン・バスクへ
でもアレをお忘れなく!
(4月01日)
フランス人が大好きな「ジャンボン・ド・バイヨンヌ」 (3月25日)


カテゴリ
お菓子の話
お菓子の話(レシピつき)
バスクのアドレス帳
バスク地方について
バスクの暮らし
パティスリーBasque
ヴァカンス・旅行
食卓のお気に入り
外で食べたおいしいもの
料理の話(レシピつき)
今週の食材


月別アーカイブ
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年12月
2007年09月
2007年08月
2007年07月
2007年06月
2007年05月
2007年04月
2007年03月
2007年02月
2007年01月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年09月
2006年08月
2006年07月
2006年06月
2006年05月
2006年04月
2006年03月
2006年02月
2006年01月
2005年12月
2005年11月
2005年10月
2005年09月
2005年08月
2005年07月
2005年06月
2005年05月