前回の「牛乳」つながりで、牛乳&卵といったらコレなデザート、Koka「コカ」をご紹介します。コカはバスク語でプリンのこと。ほかの地方では「フラン」「クレーム・キャラメル」などが通称ですが、ここバスクでは毅然として「コカ」。デザート名にもしっかりバスク語がアピールされているわけです。
コカのコカらしさは、必ずプリン型でつくることです。間違ってもココット容器などには入ってきません。お皿にひっくり返すのが基本ってことは、つまりきちんと卵の固さがあるプリン、卵と牛乳で勝負しているプリンってこと。そして当然キャラメルが上からさーっと流れているスタイル。古典的なおいしさです。

コカは卵黄多めな配合が特徴。レストランで出るものは、フランス側はバニラ入り、スペイン側のコカはバニラなしが多いです。
日本では容器に入ったとろとろ系がすっかり主流となったようですが……。ちょっと前まではみんな当たり前のようにお皿にひっくり返していたというのに。プリンひとつでもコロコロと流行が変る日本って……?と不思議に思えたりもします。
いつか日本でも、コカみたいな正統派プリンの人気がカムバックして欲しい、いやするに違いない!と信じてます。だってプリンって、クリームを味わうものではなくて、卵とミルクのためのお菓子のはずですから。それになんといっても、プリン型って独特の可愛らしさを持っていますよね?
●「コカ」(プリン型4個分)
<キャラメル>
グラニュー糖……60g
湯……大さじ1
<プリン生地>
卵……1個
卵黄……2個
グラニュー糖……25g
牛乳……250cc
生クリーム……大さじ2
バニラさや……1/3本
1.プリン型の内側にうすくバター(分量外)を塗っておく。
2.キャラメルをつくる。小鍋にグラニュー糖を入れて火にかけ、半分くらい溶けてきたら木べらで全体を混ぜて溶かす。飴色になって細かい泡がたってきたら湯を加えて溶きのばす。火からおろして、すぐにプリン型に等分に流す。
3.プリン生地をつくる。ボウルに卵と卵黄を溶きほぐす。鍋にグラニュー糖、牛乳、バニラの種をさやごと入れて火にかけ、グラニュー糖が溶けたらボウルに注ぎいれて混ぜ合わせる。別のボウルに漉し入れ、生クリームを加えて混ぜる。2のプリン型に等分に注ぐ。
4.オーブンを160度に予熱する。キッチンペーパーを敷いた天板に3を並べ、50~60度の湯を注いで20~25分湯煎焼きにする。真中にナイフを刺してみて生地がついてこなければ焼き上がり。
5.荒熱をとってから冷蔵庫で冷やす。サーブする直前に型抜きする。

つい先日スペイン側で食べたKoka。気合入ったスの入り方、そしてこれを堂々とサーブするスペインのおおらかさに感動!まさにプリンの模範的失敗例です。スが入ると卵のおいしさが台無しになってしまうので気をつけましょう……。
コカは田舎の郷土料理レストランで出てきます。
フランの定義って何?っていうくらい、幅がありますよね。バスクでなら絶対にプリンのことですけど、パリではういろうみたいなflan確かに時々見かけます。地方によって微妙に違ってくるのかもしれませんね。
こんにちは、別記事のほうですがご返答有難うございました。
迂闊なことにバスクでKokaはチェックしませんでした。じつは私、Flan(Creme caramel)が大好きなのです。とくにスペインのFlanはバニラの代わりに柑橘系の香りが付いている場合が多く格別です。(確かに、スが入っているのはよく見かけますが、玉子焼きのようでこれはこれで美味しいです(笑)。)
ですが、、、余談になりますが、パリのお菓子屋さんでFlanとして売られていたものがぜんぜん別物で大ショックでした。見た目はどちらかというとポルトガルのPasteis de Belem o Pastel de nataの巨大なのをスライスしたようなので、エッグタルトファンでもある私は大いに期待したのです。しかし実際食べてみると、食感は「ういろう」のようで、粉の多いカスタードクリームを焼き固めたようなもの。これはたまたま私の食べた店がそうだったのでしょうか…
Yokoさん、お疲れ様!ペペやホセに負けず、Yokoさんもオリジナルななお菓子を作ってますか?クリスマス前のお菓子屋さんの忙しさってそれこそ猫の手を借りたいほど、なのでしょうね。お体に気をつけてがんばってください。またいろいろ話聞けるのを楽しみにしてます!
ありえるかもしれませんね。
いつもはペペが作っているのに
その日に限ってはホセがつくったとか。なんて。
もうすぐParisですね。
楽しんできてください。
こっちは日に日に増す仕事の量にもうくたくたです...
あ、水曜はチストラのお祭りですよ。
わたしもこっちの伝統的な衣装を着て出かけてきます
Yokoさん、こんにちは。
え、初耳ですか!?でも確かにサンセバのメニューでは見かけたことがないかも。
このス入りコカ(パサヘスにて)を見たとき、Yokoさんの話を思い出しました。日によって味が違うのではないか、人によってオーブン加熱温度が全く違うのではないか、と。
コカ!?実は初めて聞きました。
これをレ・クリュで作ったら濃厚な美味しいものに仕上がるんでしょうね。
それにしてもスペインのコカときたら...
スペインらしいといったらそれまでなのですが、
おおらかさがプリンにまで表れている、ということで。はははー