日本からのお客様と一緒に、週末を利用してスペイン一泊旅行へ出かけてきました。いつもいつもバスク地方ばかりでは芸がない、とういことで今回は別の地方へ。バイヨンヌから南東へ走ること200キロ、ピレネー山脈を越えた先のアラゴン地方です。
日が暮れ始める時刻に移動したのですが、緑がない乾いた大地の荒涼たる景色、そこに時々ぽっと浮き出たように町の光が見えてくる光景がとても印象的でした。
宿をとったのはJacaハカという名の小さな町です。ホテルに着いてから夕食までの時間は、地元の人に混じって町をぶらぶらと歩きます。スペイン旅行をされた方ならご存知だろうと思いますが、スペインの夕食時間はとても遅い、皆さん宵っ張りです。南に行けば行くほどそれが顕著なのですが、今回はかなり早めの9時に予約を入れさせてもらえました(もちろん9時入店時の客は我々のみ。他のお客さんは10時半頃が来店ピーク時間!)。

辿り着いたJacaの町。スペインの街灯の色は素敵です。

この町のお菓子屋さんは夜もショーウィンドウをライトアップしてくれているので楽しかった。スペインらしい、ホワイトアスパラ型のチョコレート。
メニューを眺めて驚いたのは、まるでワインリストみたいに、ハモン・セラーノとハモン・イベリコ、つまり生ハムのリストがあったこと。確かに豚の出身地や熟成期間によってお味は変ってくるはずだから、リストがあったってちっともおかしくないのよね……と妙に納得。お店の人がすすめてくれたハモンは香り高く、熟成感もちょうどよく、ひと口噛むごとにジワジワっと旨みがしみでるおいしさでした。

こっくりピンク色したハモンはスペインの食事のお約束。夜9時半、お腹はぺこぺこってときにこれはタマりません。
ところで生ハムといえば、私の住むバイヨンヌも実はジャンボン・ド・バイヨンヌ、生ハムの特産地として有名です。でもでも、あまり大きな声で言いたくはないのですが、絶品ハモン・セラーノと比べてしまうとバイヨンヌのお味はどうしても劣って感じられてしまう、というのが正直なところ。地元のお肉屋さんではバイヨンヌもの、スペインものの両方が買えますが、ここの人たちが好んで買っているのもハモン・セラーノ、というのが現実なんです。すぐお隣に名品中の名品が存在するっていうのは考えものね、なんて思います。

バイヨンヌの一般的なお肉屋さん風景。こんな風に豚足がずらっとぶらさがってます。
ぷうさん、はじめまして。
ぷうさんもバスクに来られたのですね。わざわざコメントいただきありがとうございます。
確かにお菓子屋さんのお菓子、甘くて濃くてキツいものが多いですよね?私も全く同感です。だからこそ自分で自分が食べたいお菓子を作り続けています。
でもレストランのデザートはとても美味しいんです。もしまた訪れる機会がありましたら、お菓子屋さんではなくレストランのデセールをトライしてみください!その節はこちらのブログをご参考にして頂けたら嬉しいです。
マテスクさん、はじめまして。
去年マテスクさんの本を読んでどうしてもフランスバスクに行きたくなり、夏の暑いさなか、いくつかの街に滞在しました。お蔭様で思い出深い旅ができました。有難うございました。
もちろん、バイヨンヌのジャンボンもいただきましたよ。私にはそれでも結構おいしく感じられました(ハモンセラーノと変わりなくという意味で)。確かにバターが付いてきてどうして良いのか分からずそのまま残してしまいましたが、スペインではオリーブオイルを塗ったパンと一緒に食べることもありましたから、バターもパンにつけるのかと思っていました。
デザートなどは本場ということで期待していたのですが、確かに見た目は繊細なのに、私にはとっても甘すぎて楽しめませんでした。でも、地元の素朴なお菓子などはとてもおいしくいただけました。
ではまた、バスクを訪れることを夢見つつ、ブログ楽しみに読ませていただきます。
nonちゃん、
そうでしたそうでした、「バイヨンヌの生ハム、バターのせ食べ」、ずっと食べてなかったから忘れてましたよ!私も初めて見たときはすごくびっくりしました。恐る恐るトライしたけど、理解できなかった。。。
その点ハモンはハモンだけのシンプルさが良いです。
りさちゃん、おいしい1泊旅行だったみたいね。
ハモンリスト、うーん、見てみたい!食べ比べてみたい!
ワインもおいしかった?
赤ワインにハモン、うっとり想像してしまったよ。。。
たしかにバイヨンヌの生ハムは少しクセのあるニオイがするから、ちょっと敬遠してました。
それにそちらではバターをつけて食べるよね。初めて見たときはびっくりしました。。。