更新日:2008年5月27日

バスク地方の暮らしとお菓子のレシピ「バスクの砂糖壺」


バスク地方は、フランス南西部~スペイン北部に広がる緑と水のゆたかな土地。お菓子とおいしいものが大好きなマテスク里佐さんのオーブンからは、今日も甘くて香ばしいいい匂いが立ち上っています。里佐さんがバスクで出会い・学んだお菓子やお料理、そして人々の暮らしの様子について、レシピとともにお届けします。

文=マテスク里佐
   

フランス流おもてなし、アペリティフ時間の効用




   今からン年前、初めてフランス人宅に食事招待されたときのこと。「フランス人のおもてなし料理、お手製デザートってどんなどんな?」という好奇心丸出しの私に衝撃を与えたもの、それは料理・デザートそのものではなく(とても素敵でおいしいものだったのだけど)、「アペリティフ時間」の存在です。

   居間に通され、ソファに座ってまずは軽くおしゃべり。そしてリキュール棚のコレクションを紹介され、知らない種類のいろんな講釈なども受けながら、好きなものをチョイスしました。アペリティフを飲みながら、軽いおつまみを頂いてると本当にゆったりしてきて、最初の緊張感も段々薄れていったのを覚えています。


先日我が家で行った食事会のアペリティフ用つまみの一部。スペインがご近所さんという場所柄、ハモン・セラーノ(スペインの生ハム)は必ず使うアイテムです。

   「とりあえずビール」でなくって、「とりあえずアペリティフ」で始まる時間。喉を潤す目的だけでなく、人と人の間の流れをも滑らかにするのが目的な時間。大人っぽくて素敵な時間の過ごし方ができます。私は今でもフランス人の家に招かれると少々緊張してしまいます。もう慣れた人たちですら、日本とは違うあのムードに囲まれるとどぎまぎしてしまう……。だから余計この食事前のリラックスタイムはありがたい。ソファに座って食前酒をちびちびやっているうちにようやく吹っ切れていく感覚。そして場が和んできたところで食卓に移動して食事が始まる、これがおもてなしの流れです。

   ちなみにこの素敵なアペリティフ時間、気持ちが良くなる要因はもう一つ。それは必ず男性がサービスしてくれること。ワインは言わずもがな、水を注ぐのだって男性の役目、そして男性がした方が数倍サマになる仕事。アペリティフも当然、男性がサーブした方がカッコいいに決まってます!


銀器をショコラティエに持ち込んで用意してもらった、とっておきの日用「チョコレート盛り合わせ」。


この日の酒量、大人6人でアペリティフにシャンパン2本、食事にワイン2本。メンツにしては結構おとなしかった夜。

コメント (5)



小松さん、ご無沙汰しておりました。
タルトに引き続いてトルティーヤも作っていただいて嬉しいです。本当に賑やかにいつも食事されているのですね!

投稿者 マテスク : 2005年10月31日 00:42

里佐さん、今晩は
 昨晩は、友人五人と夕食会。料理を作り初めてうん十年。ポテト・ベーコン・タマネギのバスク風卵焼き「トルティーヤ」とくにポテトを入れたのはじめてです。ちちょっと小ぶりに卵は六個、大きめお皿で裏返し初めてとしては上手に色よく美味しくできました。好評でした。自分でほめてます。うふふふ
まだ、無花果タルト焼いてます。あと一回無花果ないかも・・・タルト型もテフロンでできたスポットぬけるとても便利なのに買い変えました。次は、アップルパイレシピまってます。
        シュー・タルトおばさん       

投稿者 こまつ令子 : 2005年10月22日 21:48

マテスクさん、早速のお返事ありがとうございます。

kiriという手がありましたね。
早速、今週末にチャレンジしてみます。
上手にできますように・・・

太陽と、おいしい料理がいっぱいのバスク地方。いつか行ってみたいと思っています。

これからも、おいしい情報楽しみにしています。

投稿者 mocoparis : 2005年10月19日 10:03

mocoparisさん、はじめまして。そちらはベルギー色が濃いのですね。何処に住むかでフランスのイメージも変ってきますね!
さてさて、「チーズケーキに使うチーズ」、悩みますね。乳製品のお国だからこそどれを選んでいいのやら、で私は失敗談かなりあります。こっくりした味を出したいなら加工チーズの中では、やっぱりKiriが無難なところでしょうか。日本で使っている人も多いですしね。まだトライしたことありませんが、StMoretあたりも使えるのでは?と睨んでます。
夫の祖母はドイツ・オーストリア系のチーズケーキをよく作るのですが、Petit suisseが一番いいと言います。小さな容器に薄紙と一緒に入ってるアレです。一晩、充分に水切りして使います。
コクはクリームチーズほどありませんが、フレッシュチーズなのでお上品な感じに仕上がります。
カッテージチーズはスーパーで置いてありますが、お菓子に使ってみたことはないので詳しいことは分かりません。

ところでオーストリアのチーズケーキに使う「トプフェン」ってフランスではどれに当たるのでしょう?ご存知の方いらしたら教えてください!


投稿者 マテスク : 2005年10月18日 17:12

マテスクさん、はじめまして。
いつも素敵な記事・レシピをありがとうございます。

私は、仏北部のリールに住んでいます。
車でちょっと走ると、もうそこはベルギー。
スーパーに並び食材も、カソナードはもちろん、ベルギー色が濃かったりします。お菓子作りにはカソナードを使うことが多く、とくにタルトには欠かせませんね。

さて、マテスクさんならご存知とおもって、ひとつ質問があるのですが・・・

日本ではもはや定番デザートのチーズケーキ。
その種類はチーズの本場フランス以上ではないでしょうか?日本のレシピには必ず、クリームチーズやカッテチーズチーズが使われますが、フランスではこれらのチーズに相当するものはあるのでしょうか?

以前から気になっていて、フランス人の義母にも聞いてみたのですが、わかりませんでした。

よろしければ、回答お願いします。

投稿者 mocoparis : 2005年10月17日 23:44


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