更新日:2008年5月27日

バスク地方の暮らしとお菓子のレシピ「バスクの砂糖壺」


バスク地方は、フランス南西部~スペイン北部に広がる緑と水のゆたかな土地。お菓子とおいしいものが大好きなマテスク里佐さんのオーブンからは、今日も甘くて香ばしいいい匂いが立ち上っています。里佐さんがバスクで出会い・学んだお菓子やお料理、そして人々の暮らしの様子について、レシピとともにお届けします。

文=マテスク里佐
   

アンティーク、入手先のバリエーション




   前回に引き続いて、アンティークの話題です。ひとくちにアンティークと言ってもジャンルやランクは様々。いくつかのカテゴリーがあるので、ご紹介します。

   お値打ちものや出所がしっかりしている絵画、家具、食器類などが並び、買わずとも目の保養になるのが「Salle de vente(オークション会場)」。鑑定人のお墨付だし、初値(かなり割安)が決まってるので安心感があります。パリのオークションはあまりに高嶺の花レベルのようですが、地方ならだいぶ取っ付きやすい雰囲気です。土曜に展示会場で品をじっくりチェック、日曜にオークションに参加するという仕組み。ライバルが少なければ憧れの品を破格の値段でゲットすることも可能なので、我が家が最も利用している買い物方法、そして見に行くだけでも楽しい娯楽のひとつであります。


新品を買うのはちょっと躊躇してしまうような品もオークションでなら狙える。例えば「クリストフルのシャンパンクーラー」。かなり嬉しかった買い物の一つです。

   小さな町にも必ず2つや3つ存在するのが、「Antiquité(アンティーク店)」と「Brocante(古道具店)」。日本にもあるような、いわゆる骨董屋さんです。オーナーの趣味とスタイルによって、ピンキリです。だから自分の趣味とぴったりのお店が見つかるとかなり嬉しい。私はバイヨンヌのとあるオニイサン(このニュアンス分かって頂けるかな)のセンスが大好きで、買い物帰りに寄り道してはうっとりしてます。

   そして「Puce(蚤の市)」と「Vide grenier(屋根裏整理、ガレージセール)」は、週末に町の広場や公園で行われる青空骨董市。カフェオレボウルやアンティークのキッチン道具、味のある農作業道具など興味深いものが見付かる一方で、お古のパンツ(ズボンじゃなくって下着の方)とか、頭の部分がちぎれた人形とかホラーなものも。他人サマにとってのガラクタが自分にとっては宝物になり得るし、その逆も然り。まさに蓼食う虫も好き好きの世界です。


色と形で選ぶ、アンティークのジャム瓶。手前のはほんのりピンクのガラスだからレアものなんだとか(骨董市のおじさん曰く)。


蚤の市の「どれでも1ユーロ」箱の中で目にとまった「ガラスのレモン絞り器」。私の買い物はかなり実用主義かも?

   ところで、私は全く霊感を持ち合わせていない人間ですが、こういう古い物を見てまわると「物にも魂ってあるんじゃなかろうか?」という発想が頭をよぎります。見ただけでなぜか背筋が寒くなるような代物にだってお目にかかるし、ぱっと見ただけで「買って買ってぇー」と私を呼んでくれているような物に出会ったり、いいなと思った瞬間に他の人の手に渡ってしまったり……。物と人にも縁ってある、と思います。


最近やっと巡り会えた、木製のギザギザカッター(パイ・クッキーなど用)。スーパーで昔買ったプラスチック製のなんと色気のないこと……!台所のプラスチック製品は極力排除していきたいと考え中。

コメント (7)



理佐さん今晩は
 昨日の続き、アンティークジャム瓶(バカラのグラスにそっくり)でオンザロック美味しそう-ふふふ

投稿者 こまつ令子 : 2005年09月25日 23:11

shinさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
バイヨンヌにも来られたことがあるのですね。7年前の私は、バスクがフランスにかぶっていることすら未知でした。いつかまたバスク旅行第二弾にいらしてくださいね。

Marilleさん、帰国後の飛ばしすぎ(すごく気持ち分かる気しますが)気をつけてくださいね。季節の変わり目ですし。
Marilleさんの表現、グッと来ました。そう、モノと人の間にも「波長」ってあるし、「運」を連れてくるモノだってありますよね!Marilleさんのペンダントもまさにみんなの愛情が詰まった「運」を引き寄せるものなのでしょうね。
私がモノに強烈な魂を感じてしまうのは、「布もの」。よく手刺繍がついた大量のクロスとかフランスで売っていますよね。素敵だなと思いつつ、なんか「思い」を感じてしまい手を出していません。その代わり、義家族に譲られたクロスとか、日本の祖母宅に残っていた日本手拭とかには「波長」を感じて安心して使えます。


投稿者 マテスク : 2005年09月25日 16:44

小松さん
こんにちは。アンティーク、お好きなのですね。20年前のブローチを今でも大切に使っているということは、とても相性が良い出会いだったのですねー。絶対、ブローチも喜んでくれているはず。そう、しまいこまずにどんどん使うのが一番楽しいと私は思います!

投稿者 マテスク : 2005年09月25日 16:19

マテスクさん、こんにちは。Marilleです。帰国後飛ばしすぎたのか、1週間寝込んでました。

やっぱり写真お上手ですねー。薄いピンクのジャム瓶、とても良く質感が出ていると思います。私はガラス好きなので、こういうガラスならではの美しい器を見ると涎が出ます(笑)。

古いものを気軽に見られるのは良いですね。投資ではなく「自分と波長が合うもの」を集めていくのなら、無名の作家の作品でもジャンクでも関係ないし。

私も古いモノ(特に他人の手を経たもの)には魂があるような気がします。モノは運を連れて来るともいいますし、直感は結構大事だと思います。
私がナントを経つ際、友達がお金を出し合って買ってくれたアンティークのペンダントがあるのですが、それをつけた日は、何年も会っていなかった人と偶然再会することが何故かとても多いのです。なので、またナントの友達にも早く再会できそうな気がして、大事にしています。

投稿者 marille : 2005年09月25日 14:25

はじめまして。アンティークいいですね。
こうやって古くて良いものを
暮らしに取り入れていくのって憧れです。
私は7年ほど前にバスクを旅行して、
バイヨンヌにも3泊ほどしたのですが、
その頃はアンティークに興味がなくて・・・。
理佐さんのブログを見て、
食べるものが美味しかったバスクにまた行きたくなりましたー。

投稿者 shin : 2005年09月25日 14:14

理佐さんしばらくぶり
いつも楽しく見てます。骨董市すごく興味あり、見るだけで楽しそう・・・
二十年前ロマンチック街道の帰りパリのにより、ドゴール空港のショピングセンターで、アンティークのブローチ買っちゃいました。ちょっと高かったけど、気に入ってます.でも、留め金が、百年以上前のもので、落っこちそうで気を使いながら使ってます.もう一つ、これは、可愛い少年が、笛を吹いてる焼き物みたい。まわりが、ボロボロなので、きれいにしました。ブローチ喜んでるかな・・・理佐さんのおばあ様に見習って、シュークリーム作ってます。シューは、なべと木じゃもじとボールとスプーンとオーブン・クリームは、なべと木じゃもじ、洗い物が少なくて最高・・・
シューあばさんより

投稿者 こまつ令子 : 2005年09月24日 20:41

理佐さんしばらくぶり
いつも楽しく見てます。骨董市すごく興味あり、見るだけで楽しそう・・・
二十年前ロマンチック街道の帰りパリのにより、ドゴール空港のショピングセンターで、アンティークのブローチ買っちゃいました。ちょっと高かったけど、気に入ってます.でも、留め金が、百年以上前のもので、落っこちそうで気を使いながら使ってます.もう一つ、これは、可愛い少年が、笛を吹いてる焼き物みたい。まわりが、ボロボロなので、きれいにしました。ブローチ喜んでるかな・・・理佐さんのおばあ様に見習って、シュークリーム作ってます。シューは、なべと木じゃもじとボールとスプーンとオーブン・クリームは、なべと木じゃもじ、洗い物が少なくて最高・・・
シューあばさんより

投稿者 こまつ令子 : 2005年09月24日 20:40


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