お菓子もそろそろ「衣替え」の季節。ちょっと気温が下がった途端に、ぬくもり感のあるお菓子が恋しくなってきました。
秋の衣替えシーズンにぴったりなお菓子はなんといっても「タルト」です。真夏のつるんとしたデザートをTシャツに例えるとしたら、タルトはさしずめ「長袖シャツ」のような存在。サブレ生地をぴちっと型に敷き、アーモンドクリームを丁寧に作り、香り豊かな季節の果物を並べていく。きっちりこなしていく作業の一つ一つが、なんだか久しぶりで楽しい……! 着飽きてしまった夏服をしまい、今年お初の秋服に腕を通したときみたいな気持ちよさ。
お菓子で感じる季節感、皆さんもぜひ体感してみてください。

タルト生地の型敷きは「白シャツのアイロンがけ」のようなもの?これだけは「きちんとキレイ仕上げ」をモットーにしております。急いでるときは作りません!
果物の色、香り、味、そしてリキュール使いによって、いろんな表情のタルトがうまれます。今日は何色を着ようかしら~?な感覚で、個性たっぷりお好みに仕立ててみて下さいね。

ヨーロッパのケーキ皿というと、28センチサイズが標準。私が普段作るお菓子にはいささか大きすぎる……。
●「ぶどうのタルト」作り方(20cmタルト型一台分)
<タルト生地>
バター……50g(室温にもどして柔らかくしておく)
粉砂糖……30g
卵……½個(室温にもどしておく)
薄力粉……100g
<アーモンドクリーム>
バター……80g(室温に戻して柔らかくしておく)
グラニュー糖……70g
卵……1個
卵黄……1個
アーモンドプードル……80g
マルサラ酒(好みで)……大さじ1
薄力粉……20g
ベーキングパウダー……小さじ1/2
ぶどう……1房くらい
<タルト生地をつくってねかせる>
1.バターをクリーム状にして、粉砂糖を入れて練り混ぜる。溶いた卵を3回に分け入れ、なめらかに混ぜ合わせる。
2.粉をふるい入れ、ひとまとまりになるまでよく混ぜる。
3.ラップに包んで、一晩ねかせる。
<アーモンドクリームをつくる>
1.バターをクリーム状にし、グラニュー糖を入れてよく混ぜる。溶いた卵を3回に分け入れ、なめらかに混ぜ合わせる。
2.アーモンドプードル、マルサラ酒、粉とベーキングパウダーを合わせてふるったものを順番に加え、混ぜ合わす。冷蔵庫で1時間ほど休ませる。
<仕上げ>
1.タルト生地をタルト型よりひとまわり大きいサイズに伸ばす。型にぴったりと敷き詰め、余った生地はナイフで切り取る。フォークで底に穴をあけてから、アーモンドクリームを平らに流す。ぶどうの粒を並べる。
2.180度のオーブンで50分ほど焼く。
里佐さま
タルト作らせていただきました。中身は洋ナシの缶詰で。おいしかったですよ。友達の家に持って行ったのですが好評でした。(ここに写真を載せていますhttp://miholanta.exblog.jp/1869092)
里佐さんのお菓子はいつも思うのですが「優しい味」ですね。こんな表現では読んだだけでは伝わらないかもしれませんが、口にするたび思うのです「優しい味」だと。
miholantaさん、こんにちは。お返事おそくなってごめんなさい。そちらもちょっと涼しくなりましたか?
さて、ご質問の葡萄の扱いですが私は皮付きのまま丸ごと入れてしまってます。皮をむくと水っぽくなってしまいそうなので。だから出来たら種なしの品種がベストなのでありますが、種ありのものでも構わずに入れてます。(フランス人は種を飲み込んでくれるので!)それか、半分に切って種を取り出してから使う方法なども私の手持ちのお菓子本に紹介されてます。
アプリコット、試したことはありませんがいけると思います。あとベーシックに洋梨の缶詰とか。
マルサラは葡萄のリキュールです。その他タルトに私がよく使うのはラムかコニャックです。
里佐さま
たしかに急に空気が冷たくなってきました。日中はそれでもまだまだ強い日差しが残っていますが。
夏に粉モノを焼いていると確かに「ちょっと違うかな?」という感じがしていましたが、そろそろいい時期ですね。
さて、質問なのですが、葡萄は皮を剥いて種を取って使うのですか?(そうかなとは思ってはいるのですが)
おばあちゃまのカトルカールの逆のようにアプリコットの缶詰などを上に乗せてもいいでしょうか。
あと、マルサラ酒というのは葡萄系のお酒なのですか?代わりに使うとしたらなにかおすすめはありますか?