いよいよ9月、夏も終盤。まだまだ陽気は夏、だけど日の光に秋が見え隠れし始めたこの季節こそバスクのベストシーズンであります。
この時期にお目見えする素敵な果物3種をご紹介します。「レーヌ・クロード」、「ミラベル」、そして「ミュール」。どれもなかなか素敵な名前だと思いませんか? 少なくとも初めて耳にしたときに「おフランスな名前だこと。」と妙に感心してしまった私です。
レーヌ・クロードは、すももの一種。ちょっとくすんだ黄緑色をしているのですが、この色が何とも綺麗なのです。日本の梅の実のような冴え冴えした黄緑ではなく、ちょっと枯葉色を混ぜたような渋い黄緑というか。秋を予感させてくれる素敵な色です。お味の方は外見のイメージに反して、びっくりするくらい甘くてねっとり。もぎたての熟れたレーヌ・クロードには、天然ジャムのようなコクがあります。

バイヨンヌのお気に入り骨董屋で見つけた、コンポティエ(果物皿)に盛りました。買った当初から、レーヌ・クロードをイメージしていたので一人ご満悦中。
ミラベルもこれまた美しい色をしたフランスらしい果物です。金柑を彷彿とさせる金色、つるつる輝く大きさも金柑サイズの実。プラムの一種でアルザス・ロレーヌ地方が有名な産地ではありますが、バイヨンヌの朝市でも地元育ちの美しいミラベルが見つかります。こちらもレーヌ・クロードと同じく、熟れているものはねっとり濃厚なおいしさです。

こちらはセネガルはダカールの市場で買った木のボウルに入れました。
そして夏の終わりの小さな果実といえば、ミュール。英語のブラックベリーです。バスクの山のそこかしこにトゲトゲの蔦を伸ばしながら群生中。今はまだラズベリー色をしていますが、これから少しづつ少しづつ太陽を浴びながら黒く色づいてきます。そこら辺を散歩しながらでも、ひょいひょいとミュールのつまみ食いができてしまう、これは9月ならではの楽しみです。本格的にボウルを担いで山奥に行けば、元手ゼロのおいしいジャムの材料を摘むことだって可能です。

柳みたいに垂れ下がった枝に、たくさんのミュールが実ってます。トゲトゲは手に刺さると結構痛いので、摘むときは慎重に。
あっこさん、トラックバックありがとうございます!短いひとときに出回る果物ってやっぱりいいですよね。
Marilleさん、日本帰国後もいろいろとお菓子デザートを作られていますね!私はかれこれ日本の「梨」を数年食べていないのでちょっと恋しいです。今が旬なのでしょうね。
マテスクさん、こんにちは。
フランスの果物は、すももの仲間が多いですね。確かpruneやquetscheも仲間だし。フランス生活の最初の頃は、辞書を引きまくっていたので、これもスモモ、あれもスモモ、でも日本のスモモと全然違う、みたいな感じで驚いた記憶があります。それにしても、レーヌ・クロードって名前の由来は何なのでしょうね。
ミュールは、最初に引いた辞書に「桑の実」と書いてあったせいで、いまだに、どうしても頭の中が日本の童謡「赤とんぼ」になってしまうのですが・・・。
ナントの友達にお餞別でもらった「おばあちゃんの料理」というレシピ本にミュールのグラタンやミラベルを使ったお菓子が載っていました。美味しそうだなー、と思いつつ、主材料が手に入らないので断念。その代わり、梨(台風で落ちたものを大量にもらった)をシナモン煮にしてみました。しゃくしゃくした日本の梨も、意外とコンポートにしても美味しかったです。
ではまた
はじめまして、こんにちは。
同じ果物の記事だったので、トラックバックさせていただきました♪
バスクは行ったことないんですが、一度は訪れてみたいフランスの地方のひとつです。
またおじゃまさせていただきますね。