更新日:2008年5月27日

バスク地方の暮らしとお菓子のレシピ「バスクの砂糖壺」


バスク地方は、フランス南西部~スペイン北部に広がる緑と水のゆたかな土地。お菓子とおいしいものが大好きなマテスク里佐さんのオーブンからは、今日も甘くて香ばしいいい匂いが立ち上っています。里佐さんがバスクで出会い・学んだお菓子やお料理、そして人々の暮らしの様子について、レシピとともにお届けします。

文=マテスク里佐
   

ヨーロッパの朝ごはん、3つのスタイル




   夫と、夏のバカンスへ出かけてきました。バスクを離れひたすら東へ東へと車を走らせた先は、フランスはプロヴァンス地方、北イタリア、そしてオーストリア。

   普段の暮らしからかけ離れた風景と空気に浸ってのんびりする。そしてその土地の料理を楽しんで味わうこと。これがいつもながらの私たちの旅の目的です。


バイヨンヌから9時間ドライブの末に辿り着いたのは、コーダジュールの山の上。ニースとモナコの中間にあるラ・テゥルビという小さな町。夕食前の時刻、ホテルのまわりを散歩してプロバンスの香りを堪能しました。


ミシュラン2星レストランを抱えるホテル「シェ・ジェローム」での朝ごはん。お部屋は極々質素だけど料理とサービスは一流という、そのギャップがフランスの田舎らしい魅力だと思う。

   大きな街を訪れる場合でも、宿は付近の小さな町や村にあるこじんまりした静かな所を選びます。観光地のど真ん中に身を置くことよりも、その土地の人たちの生活空間の中にひっそりと溶け込んでいるホテルに泊まるのが好きです。

   心地よいホテルでの大きな楽しみは「朝ごはん」。朝からぱりっと糊のきいたクロスがかかったテーブルで食べる朝食こそ、非日常的で贅沢な時間という気がします。バゲットやクロワッサン、バターにジャムや蜂蜜、ヨーグルト、果物、そしてカフェオレやミルクティ。朝ごはんはシンプルな食べ物の組み合わせだからこそ、お国柄や宿のテイストが詰まっているように思われて、とても興味深いのです。


ベネチアの喧騒から離れ、船上バスで20分のリド島にあるホテル「クワトロ・フォンターネ」。従業員の人たちの暖かいサービスが素晴らしい! 中庭の大きなプラタナスの木の下で食事をします。


「クワトロ・フォンターネ」の朝ごはん。パンの他、焼きたてのおいしい「カトル・カール」発見! ヨーロッパ女性のこのお菓子の食べ方を観察してみると、「5ミリくらいに薄くスライスしてジャムをのせる」食べ方をたくさん見かけたのが印象的でした。

   余談ですが、ヨーロピアンが初めて日本の純和風朝ごはんを目にすると、少なからずショックを受けるみたいです。朝からスープに焼き魚!?と。彼らのスタイルを考えると、驚くのも無理ありませんが。そう考えると「朝ごはんは食文化の象徴」と言っても過言ではない、なんて思います。


オーストリアのザルツカマーグード地方(ザルツブルグ近くの湖水地方)の宿の窓辺から。湖のエメラルド色は溜息もの!


オーストリアの朝ごはんはちょっぴりドイツ風。さまざまな穀物入りのパンに、ハム・野菜・チーズと栄養満点な食事が出来上がりです。

コメント (6)



Yokoさん、ブログも拝見しました!楽しまれたみたいで良かったですね。私は逆にスペインのスーパーに出かけたりするのが新鮮な気分になれて楽しいです。
ところで、ずっと連絡ばかりでお答えし忘れましたが、私の朝ごはんベストワンは残念ながらヨーロッパではなく、「沖縄の民宿朝ごはん」です。野菜や海草たっぷりで美味しかった・・・。
ポルトガルのそのトーストも非常に魅力的でありますが。

投稿者 マテスク : 2005年08月19日 04:28

里佐さん
St Jean 行ってきました。
車で何度か近くを通ったことはあったのですが、
街に入ったのは初めて。
11時ごろ着き、Hallのマルシェに感激!
今が旬なのかな?メロンを買ったり、
色々と見て周りました。
お昼もぐるぐる周って感じの良さそうなところで食べてきました。
次回行くときは里佐さんお勧めのところに行って見たいです。
ブログの方に詳しく書いてあるので
良かったら読んでみてください。

投稿者 Yoko : 2005年08月18日 00:45

Yokoさん、お会いできなくて残念でしたが、またの機会にぜひお会いしたいです!お店素敵ですね、中に入るのは初めてでした。
お返事遅くなってすいません、StJeanのレストランですが、手頃で結構美味しいのはHall(屋根つき市場の建物)の隣にあるカフェバーでの食事です。(名前をチェックしたことなくて、ごめんなさい。)Hallに面して6テーブルくらいの小さなテラスを出してるお店です。海辺の中心に並んでいるレストランはあまりに観光客狙いすぎるので、ちょっと離れた場所の方がお値段も妥当な気がします。

投稿者 マテスク : 2005年08月16日 14:53

里佐さん

お返事、仕事から帰って来てから見ました。
お会いできなくて残念。
日曜、祝日は仕事が早く終わるのです。
うちのお店には行かれましたか??

サンセバスティアンは観光客でいっぱいだったと思います。
ちなみに私は火曜日にst jean de luzにお昼を食べに行こうと思っています。
あんまりお値段の張らない、カジュアルなレストランに行きたいな、と。
どこかお勧めあったら教えてください。

また次の機会にお会いできるといいですね。

投稿者 Yoko : 2005年08月14日 18:55

Yokoさん、こんにちは。
実は明日の日曜にちょうどサンセバスティアンに行く予定です、パリから友人が来ているのでお昼食べに行こうと。Yokoさんのお勤めのお菓子屋さんに立ち寄ってみたいと思っていたので、コメント頂けて何てグッドタイミング!
お忙しそうですが、ご挨拶できるといいなぁ。

しかも、お祭りなんですね。貴重な情報をありがとうございます。すごく混みそうですね、でも楽しみです。


投稿者 マテスク : 2005年08月13日 23:49

里佐さん、こんにちわ。
ヴァカンス、いいですね。
あたしは明日から始まるサンセバスティアンのお祭り、
Semana Grandeを前に忙しい毎日です。

あたしの旅行の楽しみの一つは里佐さんと同じように
美味しい朝ごはんを食べること。
ホテルで食べる贅沢な朝ごはんにも憧れますが、
地元のBarで、地元の人がいつも食べている朝ごはんを食べるのも好きです。

5月にポルトガル、アンダルシアを旅行した祭、
Huelvaという地方で食べた、
トーストにトマトをこすり付け、
生ハム、エクストラバージンのオリーブオイルをかけた朝ごはん。
この朝ごはんを食べるためだけに、
また行きたいなと思います。

里佐さんの朝ごはんベストワンはどんな朝ごはんなのでしょうか?


投稿者 Yoko : 2005年08月13日 21:37


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