レモン、苺、フランボワーズ、さくらんぼ。5月にスタートした当連載でご紹介してきた季節の果物です。そして7月に突入した今、杏の登場です! ピンポン球サイズの淡いオレンジ色。皮にはうっすらと産毛が生えていて、ほわっとあたたかい感触の果物です。

指ではさんで押してみて、適度にやわらかいのがおいしい杏。
サクランボほどの主役級な存在感はないけれど、杏は「影の立役者」的な果物という気がします。アプリコットジャム、ドライアプリコット、そして缶詰のシロップ煮。どれも他の果物では代用できない不思議なおいしさがある材料。お菓子作りが好きな方なら、きっとどれか一つストックが棚に眠っているのではないでしょうか?
生をがぶりとかじってももちろんおいしいのですが、不思議なことに火を通した方がずっとずっとおいしい果物。淡い色がぱきっと鮮やかなオレンジ色に冴えると同時に、香りと甘酸っぱさも一気に引き立ってきます。
ご紹介するのは、レシピと言うほど大げさなものではない「コンポート」。道具はお鍋ひとつ、材料は水と砂糖だけ。あっさりとしたシロップで、市販の缶詰よりもうんと甘さ控えめにしてあります。

たっぷり作るとわけもなく豊かな気分に……。作りすぎたらシロップごと冷蔵保存しても。
大きなガラス瓶に入れたら冷蔵庫へ。1週間くらい日持ちするので、食事の支度をしながらでもちゃちゃっと出来るような簡単デザートのバリエを楽しんでください。手っ取り早くヨーグルトにかけるもよし、ゼリー仕立てにするもよし、ババロアに入れるもよし、アイスクリームにのっけるもよし、はたまたアイスクリームに混ぜ込んでしまうのもよし。
香りがうつったシロップごと楽しむには、杏仁豆腐風に、ゆるゆるなココナッツミルクゼリーにシロップごとかけて頂くのがイチオシです。お洒落なケーキよりも、こういうシンプルで懐かしいデザートの方が意外に好評だったりします。
無限にデザートアイディアが広がる、いや広げたくなるはず。デザートではなく「デザートの素」。フレッシュの杏が手に入ったら、ぜひお試しあれ。
●「杏のコンポート」作り方
<材料>
杏……300g(約10個)
砂糖……100g
水……300cc
お好みで無農薬レモンの輪切り……2~3枚
1.杏を洗って皮付きのまま半分に割り、種を取り除く。
2.2鍋に水と砂糖を入れ、砂糖を溶かしながら沸騰させる。
3.杏、レモンの輪切りを加え、弱火で7~8分ことこと煮る。

7月、今が盛りのあじさいの花。バスクでもそこら中に咲き乱れています。
紀之善のようにカキ氷にのせて、流行の寒天と共に・・和風の食べ方も美味しそう。最近日本のパン屋でも、カヌレブーム再燃、ガトーバスクやパレットもよく見ます。メゾンカイザーのガレットも美味しかった。嬉しいブームです。
chieanikiさん、ビワのコンポート、いい響きですね!独特の美味しさがある果物ですよね。私もぜひ作ってみたいです。
杏のコンポートも美味しそうですね♪この間、ビワをコンポートにしてみました。滅多にお目にかかることが無く、食べたのはこれで2度目なのですが、なかなか美味でしたよ。今はスーパーに桃が沢山並んでいます。コンポートにして杏仁豆腐にかけて食べてみたいと思います。
miholantaさん、こんにちは。
私も先日、プラムを煮てみました。なんといってもプラム色に染まったシロップがいいですね!
杏のコンポートで焼き菓子は、缶詰よりだいぶ身がやわいので、あまり熟れすぎてない杏で心持ち控えめに煮たら大丈夫かな?それと充分に水気を拭いてからの方がいいかもしれませんね。また何か作られたらぜひ教えてください。
里佐さま
ほんとにこのままさわってみたくなるようなきれいな杏ちゃんたちですね。アメリカのものより、一回りくらい小さいみたいに思えます。
私は先日プラム煮のかわりに杏を煮ましたよ。シロップに杏の香りがつくのがうれしい仕上がりですね。里佐さんのものより、断然甘いのですが、ソーダで割るので、ま、これでやっちゃってます。
このコンポートで、おばあちゃまのカトルカールどうでしょう?水分が多すぎるかな?
私は先日ももの缶詰(実際は瓶詰めなんですが)を買ってきたので、おばあちゃまレシピに挑戦する日も近いです。(アプリコットが見当たらなかったんですよねぇ・・・)
生栗和栗さん、はじめまして。
果物を見るとつい作りたくなってしまうだけです。野菜にしても果物にしても、どちらかと言えば生より火を通したものが自分は好きなのかも、ってことにようやく最近気がつきました。
はじめまして!とても綺麗なブログですね!杏のコンポート作っちゃうなんて尊敬です!こんなにいっぱい作ればいろいろなお菓子作れますね!そのままチュルンといただきたいなー!笑。