トリノ冬季オリンピックが始まりましたねー。私が注目しているのはやはり、フィギュアスケート。華麗な演技と同時にイケメンチェックもしなくっちゃ。
さて、そのスポーツの世界では「名プレーヤーは必ずしも名コーチに非ず」と言われていますが、ビジネスも同じで、どんなに実務能力が優れている人でも、人を育てる管理能力がそれに比例するとは限らないのが現実です。
旧来の年功序列型企業では、これまで女性がマネジャー職の対象となることが少なかった。一方ベンチャーなどは平均年齢が低くて昇進は早いけれども、体系立ててリーダーシップに関するスキルを学ぶ機会が与えられていないことが多いようです。そういった理由でお手本となる人も少なく、部下への接し方や指導方法が分からない、コミュニケーションが上手くいかない、業務が回らないという優秀な女性の声を多く聞きます。
また「私はマネジャーじゃないからリーダーシップなんて関係ないわ」という方でも、ユニークな後輩の指導・育成に頭を悩ませているという方は多いのではないでしょうか。
私も現在3人のインターンの方を指導する立場にあり、どうしたら彼女たちに気持ちよく仕事をしてもらうかは日々の課題でもあります。
そこで今日は私も活用している「状況に応じたリーダーシップ(Situational Leadership)」についてお話します。
●「人」ではなく「タスク」毎にモチベーションとスキルの高さを判断する
よく新入社員などに対する評価として「Aさんは使えるけど、Bさんは使えない」などと言いますが、実際にはBさんにだって強みや得意分野はあり、サポートの仕方によってはいくらでも伸びる可能性はあります。Aさんだっていつもいつもモチベーション高く、すべてのタスクを完璧にこなすスキルを持っているとは限らないのです。
ですから、状況に応じたリーダーシップとは、文字通り相手の状況に応じて自分のリーダーシップやコミュニケーションのスタイルを変えていこうという考え方です。
ここで重要なのは、相手の状況とは、相手の人格や性格ではなく、その「タスク」に対するモチベーションとスキルの高さを指すことです。つまり、まずは「使える部下かどうか」ではなく、「~さんはこのタスクに対して充分なモチベーションとスキルがあるか」を判断して、その答えによって指導方法を柔軟に変えるのです。
これによって、どんな年齢や価値観・経験値の相手でも幅広く対応でき、きめ細かい指導が可能になるというわけです。
では、その相手の状況の見分け方とそれに適したリーダーシップスタイルについては次回お話します。お楽しみに!

こちらが「状況に応じたリーダーシップ」について詳しく書かれたケン・ブランチャードのベストセラー「One Minute Manager」。和訳版はこちらから。