先日、以前にご紹介した現在公開中の映画『The Corporation』を見てきましたので、今日はその感想を少々。
ドキュメンタリーということもあり、私には延々と「NHKスペシャル」を見ているような感じで、ずばり面白いか!?と聞かれたら……なのですが、とにかくこの映画はいいも悪いも、好きも嫌いもご自分の目で見て判断することをお勧めいたします。
でも、考えてみると、映画はおもしろ可笑しくなくちゃいけない、ハッピーエンドじゃなくちゃいけない、勧善懲悪で最後は(独りよがりの?)正義が勝つ~じゃなくちゃいけない、夢がなくちゃいけないって理由でこの作品が広く受け入れられていないのだとしたら、 それもまた、ハリウッド型企業からの価値観の刷り込みゆえなのかも?と思います。それだけでも、新たな気づきでした。ハイ。
また、こういうメッセージ性の強い映画はしばしば思想が偏っているという議論が起きますが、実は私たちが日々目にする・耳にする情報も充分に偏っているわけで、振り子の一方に大きく傾いた価値観を、自分で意識的にもう一方に押し戻すことでバランスを取ってみることも、この高度情報化社会を賢く生き延びる術なのかもしれませんね。そうすることで、本当にヤバい状態の環境問題への取り組み方も見えてくると思います。
余談ですが、この映画の広報担当者の方によると、やはり日本では、この手の社会性の強い作品に対する認知度や意識は他国に比べ、格段に低いそうです。うぅむ、大丈夫かいな……。
それにしても、これだけ色々な一流企業の悪行を知ってしまうと、やはり「知らないことを知る」もしくは「知らされていないことを知る」姿勢は大切だと実感します。浜さんも書かれていますが、知識は力ですよね。私がこれまで書いてきた「お仕事スキル」も同じで、身につけることで選択肢が増え、今の環境や組織にしがみつく必要もなく「今の会社も仕事もいやだし、自分の価値観にも全然合ってないけど、これしかやったことないし、他に行くところもないから……」と狭い世界で悶々とすることもなくなる訳です。もちろん、(専門でない限り)コミュニケーションなどのソフトスキルだけで食べて行ける訳ではないですが、ご自身のハードスキル(専門分野)と併せ持つことで、それがあなたの売り・付加価値・強みになって、選択の幅がぐぐっと広がります。
そのためにも、しつこいようですが、先ずは己を知ること。Careerのトップページにある「ちゃんと自分を知ることで自然にスキルアップができるんです」って私が考えたキャッチじゃないのですが、本当にその通り!なのです。そういう意味では、このような個人に解釈を求める映画を見ることで、「私はこの企業社会をどう考えるのか」を知ることもその手がかりになるのでは?と思います。是非、ご覧下さい!

『The Corporation』は渋谷のuplinkにて上映中!
tigreさん、はじめまして!コメントありがとうございました。
確かに、見終わった後に「何かしなくちゃ!」という気になる映画ですよね。とりあえず消費行動や投資先の見直しなど、できることはありそうです。
私は株はやらないので、引き続きお肉・お魚と乳製品の消費をなるべく減らして行きたいと思っています!
東京にいる間に見たかったのですが、結局見られなくて残念と思っていたら、現在住んでいるミラノで、先日、衛星放送で見ることが出来ました。
やっぱり見ごたえあった。
イタリアでも、メジャーには公開されていないところを見ると、こんなドキュメンタリーを公開されちゃ、迷惑な団体が多いからでしょうが、知る権利はあるし、知ろうとする意志も本当に必要だと思いました。
そして、見た以上はそれを今度は、何らかの形で還元するような行動に出ることが必要なんでしょうね、つくづく思いました。
勿論まだ、すぐどうのこうのってしていませんが、気持ちは…十分あります。
そう、こうして書いて知らせることからだって、始まるような気がします。