このブログでもいろいろなスキル磨き本をご紹介しているせいか、ここのところ「どんなビジネス本を読んだらいいですか?」とか、「本屋さんに行ってもたくさんありすぎて、何を選んでいいのかわかりません。よいビジネス書の探し方を教えてください」と聞かれるようになりました。確かに、こちらでご紹介できるようなビジネス書を効率よく見つけることは、もはや私の仕事の一部と言えるのかもしれません。
そこで、今日は私なりに考えた「ビジネス書コーナーの歩き方」をご紹介したいと思います。
まずは、ズバリ「どうしたら自分が求めているビジネス書に出合えるか?」ですが、これについては、ちょっとAloha!のスピリットが入っちゃいますが、日々自分なりに感性を磨いて、書き方や筆者の思いを含めて自分の欲しい情報を意識していると、不思議と向こうからやってくるというか、「あれでもない、これでもない」と情報に振り回されることがなくなりますし、立ち読みしなくても、帯やアマゾンのレビューなどから「ピピピ! これだ!」というものに巡り会えることが多くなります。
とは言え、私もこれまで試行錯誤してかなり散財してきたクチ。そこで、これまでの反省から、効率的なビジネス書選びで注意したほうがよいと思う点について書いてみたいと思います。
●理論と実践のバランスを
最近、ビジネス書のコーナーでとてもよく見かけるのが、個人の自伝的サクセスストーリー。苦労して成功を手にするまでの涙ぐましいプロセスには、共感し、励まされることも大いにありますね。
ただ、中には自分の体験・経験だけを持って、「ビジネスとは……」「組織とは……」と普遍の真理に格上げしてしまっているものもチラホラ。
私がこれまでにご紹介してきたお仕事スキルは、専門家や心理学者による理論に基づいているもので、私自身、理論に裏づけされているからこそ実践できるし、皆さんにご紹介できるのだと思っています。
ですから、個人の成功事例を実践するに当たっては、(ストレス解消法・時間管理などの)自己完結するものはともかく、経営判断などの他者を巻き込むことは、よくご自分の状況を見極めて、一度関連する理論を確かめてみることをオススメします。
●目的と手段は分けて考える
「ビジネス書の探し方」同様、よく「英語が話せると稼げるようになりますか?」などのご質問を受けますが、以前にも書きましたが、お仕事スキルは専門知識(ハードスキル)と対人能力(ソフトスキル)の両輪なので、英語そのものが専門でない限り、そのスキルだけを持って稼げるということはないと思います。
つまり、英語のスキル同様、資格や転職、起業なども自己実現なり、自分のキャリア上の目的に向かう手段ではあるものの、目的そのものではないので、あたかもそれだけで人生の目的が達成できるかのように書かれたものは、眉に何かつけながら読んでみたほうがよいでしょう。
その他にも、センセーショナルな言葉で不必要に将来への焦燥感・不安感を煽るものや、他のやり方を強く否定・非難するものなどは、その熱意を買わないでもないですが、単に売りたいだけとも考えられます。読むにあたっては、「本当にそうかな?」「私ならこう考えるけどな」と、自分なりのフィルターをかけてみて下さい。主観性の強いものほど、客観的な判断が必要だと思います。
ということで、私の独断と偏見で書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?皆さんも、自分なりのこの一冊!を是非見つけてみてくださいね。

わが社の「ライブラリー」と呼んでいる書棚の一部です。これまでにご紹介した本の多くがこちらに保管してあります。
fukuさん、コメントありがとうございます。お久しぶりですね。お元気ですか?
確かに、最近のビジネス書はタイトルつけるのも上手いし、表紙にでーんと著者の顔写真が載ってたりして、ビジネスパーソンがタレント化しているようにも思います。
で、具体的な手法が書かれたワークブックですが、かの有名な「7つの習慣」の演習ノートはコミュニケーションというよりは自己啓発系ですが、自分を知ると人とのコミュニケーションも取りやすくなるのでオススメです。
他にも思いついたら、また書き込みますね。
ビジネス書を選ぶためのコツ、とても参考になりました。最近タイトルのつけ方が上手い本が多いですよね?書に限らず見せ方が上手い物が多くて困ります・・。
主観が強すぎるもの(サクセスストーリー的なもの)は少し中身を見れば分かるのですが、では何を指針にして選べば?と思っていたのでとても参考になりました。以前紹介いただいた「異文化コミュニケーションワークブック」のような具体的な手法について書かれている本があれば本ブログでご紹介いただけるとありがたいです!