先日のエントリーでは、自分への言い訳は止めて、アサーティブになろう!という話をしました。あれから、関連する書籍や資料を読んだり、ワークショップに参加したり、先輩トレーナーでアサーティブネスについても教えていらっしゃるキミさんに色々とお話をお聞きしたりしたのですが、このアサーティブネスもEQと同様に大変に奥深く、またEQとオーバーラップする部分が多いと分かりました。
 そこで、今日から数回にわたって、アサーティブネスの基本の基本とそれを身につける方法をご紹介します。一部EQとオーバーラップする部分については復習だと思って読んでみてください。また、お仕事だけではなく、夫婦関係や家族関係などプライベートな場面でも役立ててみて下さい。
アサーティブネスとは、「自分の考えや気持ち、権利について適切に率直に伝えること」
 まずは、改めて「なぜアサーティブネスが必要か?」ということですが、私たちは日々職場で、様々な考えや価値観を持った人たちと同じ目的・目標を共有して仕事をするわけですから、意見の対立や衝突は避けられません。なので、意見の対立が起こること自体は問題ではないのですが、利害関係が働く中で、日々共に仕事をし、結果を出さなくてはいけない以上、対立した場合に、どのように相手との関係を崩さずに解決していくかを考えることが必要になってきます。単に、自分に言い訳をして意見を引っ込めたり、相手に合わせたり、婉曲な言葉で相手が理解するのを待っているような受け身の姿勢では、何の問題解決にもならないのです。
 そして、アサーティブネスとは、「相手の立場や意見を尊重しつつ、自分の考えや気持ち、権利について適切に率直に伝えること」です。ですから、「今日こそあいつにぎゃふんと言わせてやる!」というものではなく、また「私は常日頃から言いたいことは歯に衣着せずにガンガン言っているから必要ないわ」と言うものでもありません。また、大切なのは、論点を現在と未来に焦点を当て、問題は起こった都度解決することです。「言おう言おうと思ってたけど!!」と過去のことまで持ち出すと、攻撃的なパターンに陥りがちです。
「アサーティブ」と「アグレッシブ」の違い
 そこで次に、日本語にすると混同されがちな「アグレッシブ(攻撃的)」と「アサーティブ」なコミュニケーションの違いについて説明します。
アグレッシブなコミュニケーションとは
●相手を攻め立てる発言や質問を繰り返す
●相手の話を聞こうとせず、相手の気持ちや考えを尊重しない
●話し合いは勝つか負けるかのどちらかだと思っている
●解決策を見つけることよりも、自分の意見を通すことに躍起になる
アサーティブなコミュニケーションとは
●相手に対してだけではなく、自分自身に対しても誠実である
●自分の気持ちや考えを分かりやすく、率直に伝える
●相手と自分は対等な立場にあると認識し、自己主張と同時に相手の意見もしっかりと聞き、尊重する
●自分の発言や行動によって引き起こった結果に対しては、相手に責任を押しつけずにきちんと責任を取る
●自分が勝つか負けるかと言うことよりも、相手も自分も納得できるような解決方法を見つけようとする
 どうですか?受け身でもなく、攻撃的でもないアサーティブネスがお分かりいただけたでしょうか?それでは、次回は具体的なトレーニング方法をご紹介します。お楽しみに!

キミさんも共著されている「異文化コミュニケーションワークブック」(三修社刊)の中でも、アサーティブについて書かれています。
hijiriさん、Aloha!
コメントありがとうございます!おっしゃる通り、分かっているつもりでも、状況や相手によっては、ついついアグレッシブになったり、逆に受け身になってしまうことってありますよね。私ももっと勉強して、実践していかなくちゃです。是非次回からのトレーニング編も参考になさってください。
Aloha!Mariさん
「アサーティブ」と「アグレッシブ」の違い、分かっているつもりでも振り返るとなかなかできていない気がしてどきっとしました。
とりあえずアサーティブについて書かれた本を読んで勉強してみようかと思います。Blogの続きも楽しみにしてますね!