更新日:2005年10月28日

おしゃれはバッチリ、海外旅行もひと通りしたしワインも焼酎もそれなりわかった。そんな私たちだからこそ、次に挑戦すべきは「オシゴトのスキル」。HR(人材)トレーナーの道を歩き始めた著者が、上司や部下とのコミュニケーション術、天職の探し方、そうは言っても弱っちゃったときの元気アップ方法……などなど、どんな職業の人にも必ず役に立つテクニックや情報をおすそわけします。

文・写真=Mari

   

改めてリスニングスキル。言うためには聞こう!

   アサーティブネスを身につけるためには、EQと同様、まずはアクティブリスニング力を身につけることが大切です。「え!? アサーティブネスは自分の意見を言うこと、自己主張することでしょ? なぜリスニング?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。私もその答えをどうしたら上手く説明できるかと思い、先輩トレーナーのキミさん(前回参照)に伺ったところ、「Mariさんだって、人の話を聞かない人の話なんて聞きたくないでしょ? だから、“言うためには聞く”と考えればよいのですよ」と教えていただきました。さすがキミさん、分かりやすい! こういう明快な答えだとスッと理解できますよね。

   そして、前回ご紹介した「異文化コミュニケーション・ワークブック」の中でも、

(引用開始)相手の意見を聞くということと、相手の意見に同意するということは別のものです。相手の意見を正確に理解することなしに、賛成も反対もできないはずです。相手の意見に反対するにしても意見を本当に意味で理解した上でなければ、相手も納得しません。アクティブリスニングには色々な方法があります。(中略)基本的には相手の話の腰を折らず、相手の言っていることを確認しながら、相手の言おうとしていることを理解することが大切です。(引用終わり)

と書かれています。こちらも至極納得ですよね。

   そこで、アサーティブネスの観点から、アクティブリスニングで陥りがちな3つの罠をご紹介します。前回EQトレーニングでご紹介した3つの罠とあわせて気をつけてみて下さい。

●Rehearsingの罠
「次に何を言おうか?」ということに気が取られてしまうことです。このような場合、相手の話を聞いているように見えて、じつは次のコメントや上手い言い方を考えることに必至になってしまっているのです。

●Arguingの罠
相手の話を聞くことや、問題解決策を考えることよりも、相手と議論し、熱く意見を戦わすことに意義を感じてしまうことです。相手はあなたがあまりにも早く、言いたいことを言い終わらないうちに異論・反論を唱えるので、話を聞いていると感じられません。

●Being rightの罠
「自分の意見は正しい!」という強い信念の元に、いくらでも自分がいかに正しいか、相手がいかに間違っているか、を延々と話し続け、批判を聞き入れたり、間違いを直されることを嫌がることです。

   いずれも基本的なことで、分かってるよ!と思われるかもしれませんが、いざアサーティブが必要とされる場面になると、「言おう! 言わなくちゃ!言ってやる!」という思いが先に立ってしまい、聞くこととのバランスが取りづらくなりますよね。そう言う意味でもアサーティブなコミュニケーションのためには、アクティブリスニングをトレーニングすることは極めて重要なのです。

   では、次回も引き続き、アサーティブネスに必要なスキルをご紹介しますのでお楽しみに!


ワークブック形式で、演習問題によってスキルの習得ができるおすすめの2冊。左から『Managing Assertively』と、『The Assertiveness Workbook』。

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アサーティブネスを正しく理解しよう

   先日のエントリーでは、自分への言い訳は止めて、アサーティブになろう!という話をしました。あれから、関連する書籍や資料を読んだり、ワークショップに参加したり、先輩トレーナーでアサーティブネスについても教えていらっしゃるキミさんに色々とお話をお聞きしたりしたのですが、このアサーティブネスもEQと同様に大変に奥深く、またEQとオーバーラップする部分が多いと分かりました。

   そこで、今日から数回にわたって、アサーティブネスの基本の基本とそれを身につける方法をご紹介します。一部EQとオーバーラップする部分については復習だと思って読んでみてください。また、お仕事だけではなく、夫婦関係や家族関係などプライベートな場面でも役立ててみて下さい。

アサーティブネスとは、「自分の考えや気持ち、権利について適切に率直に伝えること」

   まずは、改めて「なぜアサーティブネスが必要か?」ということですが、私たちは日々職場で、様々な考えや価値観を持った人たちと同じ目的・目標を共有して仕事をするわけですから、意見の対立や衝突は避けられません。なので、意見の対立が起こること自体は問題ではないのですが、利害関係が働く中で、日々共に仕事をし、結果を出さなくてはいけない以上、対立した場合に、どのように相手との関係を崩さずに解決していくかを考えることが必要になってきます。単に、自分に言い訳をして意見を引っ込めたり、相手に合わせたり、婉曲な言葉で相手が理解するのを待っているような受け身の姿勢では、何の問題解決にもならないのです。

   そして、アサーティブネスとは、「相手の立場や意見を尊重しつつ、自分の考えや気持ち、権利について適切に率直に伝えること」です。ですから、「今日こそあいつにぎゃふんと言わせてやる!」というものではなく、また「私は常日頃から言いたいことは歯に衣着せずにガンガン言っているから必要ないわ」と言うものでもありません。また、大切なのは、論点を現在と未来に焦点を当て、問題は起こった都度解決することです。「言おう言おうと思ってたけど!!」と過去のことまで持ち出すと、攻撃的なパターンに陥りがちです。

「アサーティブ」と「アグレッシブ」の違い

   そこで次に、日本語にすると混同されがちな「アグレッシブ(攻撃的)」と「アサーティブ」なコミュニケーションの違いについて説明します。

アグレッシブなコミュニケーションとは
●相手を攻め立てる発言や質問を繰り返す
●相手の話を聞こうとせず、相手の気持ちや考えを尊重しない
●話し合いは勝つか負けるかのどちらかだと思っている
●解決策を見つけることよりも、自分の意見を通すことに躍起になる

アサーティブなコミュニケーションとは
●相手に対してだけではなく、自分自身に対しても誠実である
●自分の気持ちや考えを分かりやすく、率直に伝える
●相手と自分は対等な立場にあると認識し、自己主張と同時に相手の意見もしっかりと聞き、尊重する
●自分の発言や行動によって引き起こった結果に対しては、相手に責任を押しつけずにきちんと責任を取る
●自分が勝つか負けるかと言うことよりも、相手も自分も納得できるような解決方法を見つけようとする

   どうですか?受け身でもなく、攻撃的でもないアサーティブネスがお分かりいただけたでしょうか?それでは、次回は具体的なトレーニング方法をご紹介します。お楽しみに!


キミさんも共著されている「異文化コミュニケーションワークブック」(三修社刊)の中でも、アサーティブについて書かれています。

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アーリーバードは六文の得??

   最近、何だかスッキリしない天気が続いていますね。そういうときって、何はなくともエネルギーは下がりがち。これは何かエネルギーアップの最新テクをご紹介せねば!と思ったわけではないのですが、今日は今何かと話題になっている「朝の時間の使い方」について考えてみたいと思います。

   昔から「早起きは三文の得」、英語では「The early bird catches the worm(早起きの鳥がエサにありつく)」といわれますが、 早起きが体にいいことは医学的にも証明されていて、人間は陽の光を浴びている時間が長ければ長いほど、体内に分泌されるセロトニンという物質が多くなり、それが集中力を高めたり、気分を落ち着かせてくれたりするのだとか。また、早く起きるためには、早く寝なければいけないということで、残業や夜のお付き合いを早めに切り上げたり、ウダウダと過ごす時間を減らしたりと、生活のリズムそのものを見直すいいきっかけにもなりますね。

   でも実際には、早起きはいいとは分かっているんだけど朝は苦手だとおっしゃる方も多いことと思います。はい! 私もその一人です!(キッパリ)

   そんな私が、カナダ滞在中に時差ボケのおかげで「朝ヨガ」なるものに参加することができ、すっかりその魅力に取り憑かれてしまったのがきっかけで、出勤前にジムのヨガクラスに参加するようになりました。もうこれがいいんです! エネルギーマネジメントの観点からも、三文どころか、五文も六文も得があるように思います。

   先ずは何がいいかというと、起きれたときの達成感! これは、朝が苦手であればあるほど大きいはず。だからこそ、朝からエネルギーアップできること間違いなしです。次に、ラッシュを避けられるので、電車に乗っても、歩いていても、あの人いきれの中で吸うもやもやーっとした空気とは違って、何だか呼吸するだけで気持ちがいいのです。これは、「通勤のため」に黙々とオフィスに向かっているのとは違って、「これから体にいいことをしに行くんだ~♪」という気持ちがそう感じさせるのかもしれませんが……。

   そして、朝ヨガに関していえば、よく低血圧の人は朝に弱いと言われるように、私も血の巡りがとっても悪いのですが、ポーズをとって行くうちに体中の血液が循環するせいか、寝起きでボーッとしていた頭の中がスッキリ覚醒して、とってもリフレッシュします。また、 瞑想には前出のセロトニン効果もあるのだそうです。

   そうやって朝の贅沢なひとときを過ごしていつもより早めに、誰もいない、電話も鳴らないオフィスで仕事を始めると、山積みの書類の処理も、メールチェック&返信もサクサクっと終わってしまい、ずーっとアイディアが浮かばずに伸ばし伸ばしにしていた企画案も仕上げることができました。恐るべし! 早起き効果です。

   とは言え、朝ヨガクラスは週に1回だけなので、まだまだ私も「朝型生活」とはほど遠いのですが、少しずつでもこの贅沢時間を増やして、お仕事のモチベーションアップに繋げていきたいと思っています。皆さんは朝の時間をどう有効活用していますか?


久しくこんな青い空を見ていないような……。陽の光プリーズ!

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「私リニューアル作戦」に行ってきました!

   矢野さんのブログでも紹介されていた「私リニューアル作戦」に行ってきましたので、今日はそのご報告をさせて下さい。

   私自身は1年ほど前にキャリアのリニューアル大作戦を敢行したのですが、今回、このセミナーに参加することにより、改めて自分のこれまでとこれからを確認できただけでなく、福沢先生の長く女性の労働に関わってこられた経験から、「今、私たちには何が必要なのか?」という大変興味深いお話をお聞きすることができました。また、今後のキャリアを前向きに、ひたむきに考える女性参加者の方たちとのステキな出会いもあり、大いに刺激を受け、エネルギーをいただいた一日でした。

   中でも印象的だったのが、福沢先生の年功序列や終身雇用が保証されなくなった今、例え組織に勤めていようとも、「フリーランス・マインド」は必要であるというお話です。つまり、「いまだに終身雇用を望む人は、企業のお荷物」だということ。それを聞いて思い出したのですが、あれは確か私が社会人になって3~4年経った頃だったと思います。今回のような女性向けセミナーに参加したことがありました。でも、そのときは自分で申し込んだ訳ではなく、会社からの依頼でした。そのことだけでも、私が当時いかに自分のキャリアに対して受け身であったかが分かると思います。

   そして、輝かしいばかりのお仕事を持った女性たちが、今回と同じようにキャリアプランニングの必要性をお話されたのですが、当時の私は「そんなこと言ったってさ、私のキャリアは人事部が決めるんだから、私にはどうしようもないのよ」などと思っていました。公務員でもなかった私が本気でそんなことを考えていたのですから、これはもうオメデタイとしか言いようがありません。当然、その頃の私にはフリーランス・マインドなんてもののかけらもなく、正しく会社のお荷物状態。その割には「もっとやりがいのある仕事がしたい!」などとほざいておりました。う、恥ずかしい……。

   でも、その頃はまだ大企業の安定を与えられていたはずなのに、会社に自分の将来を依存していたせいか、いつも不安で、「このままでいいの?」と悶々と思い悩んでいた気がします。逆に今は会社規模は小さいけれど、自分で自分のこれからを切り開いていく楽しみがあり、「ま、何とかなるさ!」で気持ちは安定しています。きっと、そうやってうまくバランスが取れているのですね。

   というわけで、本当に実りの多いセミナーでした。企画して下さった立教キャリアデザイン研究会の皆さま、ありがとうございました。お疲れさまでした!

次回の奥キヌ子さんによる講演会「夢をビジネスで叶える」についてはこちらへ


先日のロールモデルのエントリーをアップした後、複数の方から「私にはお手本とすべきロールモデルがいない」というコメントをいただきました。業界や職種を超えて、このようなセミナーを利用して見つけるのも一つかもしれません。求めよ、さらば与えられん!ですね。

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Aloha!インタビュー イメージコンサルタント・越智由美さん

   Aloha!インタビュー3回目のゲストは、イメージコンサルタントとしてご活躍中の越智由美さんです。

   越智さんとは、わが社の女性向けセミナーの企画にご協力いただいている関係でお会いしたのですが、お顔が小さくて、細くて、モデルさんのようにキレイ!というのが第一印象でした。お話していても、プロとしてのシャープな感覚と同時に、女性らしい物腰の柔らかさも持ち合わせていらっしゃって、外見と内面の美しさのバランスが正しく取れたステキな方です。

   今日は、そんな越智さんにイメージコンサルタントというお仕事について教えていただきましょう。

私たちの外見力アップの強力サポーター越智由美さんです。

●イメージコンサルタントってどんなお仕事ですか?カラーコーディネーターとはどう違うのですか?

越智さん:言葉以外の要素までを戦略的に活用し、「外見力」を鍛え、それをマネジメントする、それがイメージコンサルティングです。簡単に言うと、ビジネス&プライベートに関わらず、老若男女人は誰にでも自分を最高に魅せたい瞬間があります。そのためにパーソナルカラー・ヘアメイク・ファッションスタイリング・立ち居振る舞い(態度)・話し方などをアドバイスし、第一印象をアップするためのお手伝いをする仕事です。お客様にはパーソナルカラー診断をしますので、よくカラーコーディネーターと間違われますが、カラー診断は第一印象アップの方法のひとつとして行うだけで、その他の立ち居振る舞いやメンタル部分までトータルにアドバイスするのが、私たちイメージコンサルタントの仕事です!

●どんな時にやりがいを感じますか?
やはり、お客様が精神的にも外見的にもステキに変化していくのを見ているのはとても気持ちが良いものです。外見力をつけたお客様が、それによって考え方や人生が変化していくときはとてもやりがいを感じます。

●逆に大変だと思う時は?
自分の意思でコンサルティングに来ている方はとても向上心があるので、どんどん変化していくのですが、「会社での社員研修だし~」や「上司に言われて~~」などと、周りの人に言われて来ている方は、自分自身で外見力を上げる必要性が分かっていないので、どんなプロがマネジメントしても、決してステキには変わりません。もともと『人を変える』作業は大変なため、その方の心持ちによっては大変なときもあります。

●越智さんの元気アップ方法は?
五感(味覚・視覚・聴覚・触覚・嗅覚)は大切!五感を磨くこと!と常にお客様にお教えしているのですが、私自身も五感やセンスを磨くことが大好きです。五感をリフレッシュするためによく行くのは、とにかく海! 水のそばです。クルーザーを操船しているときなど、海がそばにいるととても癒されます。といっても、東京に住んでいると簡単に海に行けるわけではないので、ベイエリアや水の見えるレストラン、カフェなどでゆっくりランチして潮の香りを楽しんだり、海を眺めたりして疲れを癒しています。その他にも、美術館に行って絵を見たり、ミュージアムカフェでお茶をしたりして五感を刺激しています。

●イメージコンサルタント・カラーコーディネーターを目指す方へのメッセージをお願いします
人をステキにする仕事に就くからには、アドバイスのノウハウや知識を身につけるのももちろんですが、それ以上に大切なのは、お客様に『こんなステキな先生だったら、私のこともステキに変えてくれるのだろうなぁ』と思われることです。講演やパーソナルコンサルティングで、お客様にするアドバイスの説得力を上げるためには、アドバイスする側が相手の見本にならなくてはいけません。「人にアドバイスする前に、自分を格好良くしたらいいのに……」などと思われてしまったら、この仕事はアウトです。ブラッシュアップの理論ばかりを詰め込むのではなく、ご自分の生き方も見本になるよう心がけてください。

   お会いするたびにいつもキラキラと輝くオーラを放っていらっしゃる越智さん。これからも、多くの女性、そして男性をステキに変えていかれることでしょう。

●越智さんのイメージコンサルティングに関する詳しい情報はこちら>


ブライダル講座の講師としてもご活躍中です。

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小泉流パフォーマンスに見るプレゼンテーションスキルの極意

   かなり出遅れてしまいましたが、先の衆議院選挙は小泉さん率いる自民党の圧勝でしたね。小泉劇場と言われていたとはいえ、ちょっと意外なくらいの大差でした。では、その勝因は?というと色々考えられると思うのですが、今日はAloha!的に小泉流プレゼンテーションスキルにその答えを求めてみたいと思います。

   え!? プレゼンテーションって、スクリーンの前に立って、パワポ使ってやるのでしょ? 小泉パフォーマンスとどう関係があるの?と思われるかもしれませんが、プレゼンテーションは自分の考えなり、知識なりを相手に伝えることなので、セールスや人前で話す職業に限らず誰でも必要なスキルなのです。

   もちろん不特定多数の人を相手に伝えるときにもっともその技量を問われるので、選挙演説などはいい例だと言えます。では、そのプレゼンテーションに必要な要素を純ちゃんパフォーマンスと比べながら見ていきましょう。

目的を明確に
まず求められるのは、プレゼンテーションの「目的」を分かりやすく伝えることです。聞いた人にとって、「結局何が言いたかったのか分からなかった」で終わってしまっては、プレゼンテーションは失敗です。簡潔に、明確に、(専門用語に頼らない)分かりやすい言葉で目的を伝えることが大切です。

   その点については、小泉さんは分かりやす過ぎるくらいに分かりやすかったですね。「郵政民営化」そして「改革」。法案の中身はともかく、何がしたいのかは明確でした。

意気込みを示そう
そして、次に必要なのは「意気込み(Enthusiasm)」です。やはり、相手は人間ですから、「これをあなたに伝えたいのです!!」という熱意を持っているのとそうでないのとでは、伝わり方が違います。ですから、本当に自分が信じていないことや、文章を読み上げたようなプレゼンテーションでは相手を納得させることはできませんよね。

   そう考えると、「殺されてもいいからやる!」「自民党をぶっ壊す!」という小泉さんの言葉に気概を感じた方は多かったのかもしれません。


英経済誌『The Economist』に紹介されていた小泉さんのパフォーマンス姿。パフォーマンスとわかりつつも、身を乗り出して親子の話を聞く姿に誠意を感じてしまう人は少なくないのかも。

オーディエンスとのやり取り
これは、従来のレクチャー型のプレゼンテーションに慣れた方には意外に聞こえるかもしれませんが、一対多数とはいえ、プレゼンテーションもコミュニケーションの一手法ですから、オーディエンスに話しかける、質問をする、意見を募る、という双方向のやり取りは有効なのです。これによって、オーディエンスの参加意識が高まり、理解を得やすくなります。

   直接的なやり取りはあまり見られなかったにせよ、小泉さんが繰り返し使った「国民の皆さんにお聞きしたい」と言うフレーズ、そして党首討論でも質問者ではなく、カメラに向かって話しかける姿勢が高い投票率に結びついたのでは?と考えるのは私の邪推でしょうか……。

ユーモアも必要
こちらも意外かもしれませんが、決してギャグや駄洒落を使えと言っているのではありません。プレゼンテーションは「あぁつまんなかった」と思われたらおしまいなので、オーディエンスを飽きさせることのないよう、エンターテイメント性も必要であると言うことです。そして、ユーモアを交えると言うことは、プレゼンターの自信と余裕の表れでもあります。

   そう言えば、小泉さんが街頭演説の度に聴衆の笑いを誘っていたのに対し、岡田さんはちょっとお堅い感じでしたよね……。

   というわけで、小泉流プレゼンテーションをAloha!的に分析してみましたが、どうですか? 何となく、自民党の勝因の一端が見えてきませんか?

   もちろん、他にもプレゼンテーションに必要な要素は多々ありますので、それは今後書いていくことにします。

   ただ、どんなに売り方や見せ方が素晴らしくても、商品がお粗末であれば売れないように、プレゼンテーションもいい内容あっての伝え方です。その点に気をつけながら、プレゼンテーションスキルを高めていきましょう!


人前で話すのって緊張しますよね……。

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マーケティングって何?という方のために

   しつこく旅ネタ、まだ続きます。今回お世話になったバンクーバーに住む友人は、日本では外資系化粧品会社のマーケッターとして活躍していました。マーケティングとは、とても簡単に言ってしまえば、商品の売り方・見せ方を考えること。同じ一杯のコーヒーでも、ファーストフードの店でバイト店員から無愛想に出されるのと、インテリアの素敵なお店で心地よい音楽を聞きながら笑顔のマスターに出されるのでは、不思議と味も変わってきますよね。

   つまり同じ商品・同じサービスでも、マーケティングの仕方によって売れ方も客層も変わってくるというわけです。

   その彼女と話題になったのが、ヨガに関するマーケティング。以前にも書いたけれど、日本ではまだまだブーム段階のせいか、女性誌やネットでの取り上げられ方を見ても、おしゃれハリウッドセレブ路線で、ターゲットは若くて時間にもお金にも余裕のある女性に限定されているように思います。でも、これってヨガのスピリットから言うとなんだか違う。

   彼女いわく、カナダではお母さんと赤ちゃんのためのヨガとか、お父さんと子どものためのヨガなんてクラスがあるのだとか。また、私のアメリカ人の知人がヨガを始めたのは、なんと不妊治療のため。つらい薬物治療でもうあきらめかけていたところ、そのようなクラスがあるのを知って参加し、今では同じ痛みを分かち合う仲間もできて、すごく楽しいとうれしそうに話してくれました。

   ということは、同じヨガでも売り方が違うだけで、おしゃれなものにも実用的なものにもなるわけですよね。でも、友人いわく、マーケティングの世界は競争が激しいので、日本だと女性は仕事と家庭の両立が難しい。だからこそ、女性向け商品・サービスであっても依然としてそのマーケティングは男性が主導であり、マーケッターの側にワーキングマザーが少ないために、主要な消費者である主婦のニーズが吸い上げられずに、実用路線より、おしゃれイメージ先行のマーケティングが繰り広げられてしまうとのこと。そう言えば、お化粧なんて女性なら年齢に関係なく誰でもするものなのに、コスメのCMはどれも10~20代が中心ですよね。そういう意味では、Doveの広告で白髪の年配女性が採用されていたのは却って新鮮だったような……。そして、何かと話題のホワイトバンドも、マーケティングが大掛かりだっただけに、単なるブームで終わってしまうのではないか……と危惧されていますよね。

   ということで、ヨガが「にがり」や「冬ソナ」と同じ運命をたどるのか、はたまたライフスタイルとして定着するのか、今後のマーケティング動向に要注目です!


今回は海が見えるスタジオでPower Yogaに挑戦してきました。記念に先生とパチリ。いつもこんなところでできたらいいなー。

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