ただいまっっ! 帰りに荷物の一部を盗られるというアクシデントはあったものの、無事にバンクーバーより戻って参りました。東京もめっきり涼しくなって、いよいよ秋ですねー。
さてさて、今回の旅には、もう一つの大きな目的がありました。それは、カナダ国境を越えて、数年ぶりに留学時代の恩師に会うことです。彼女の名前はXiaoping(シャオピン)。ビジネススクールでも数少ない女性教授で、HR(人材管理)、中でも組織行動学が専門です。と書くと、とてもお固い人のように聞こえますが、実際の彼女はとっても気さくで可愛らしい中国人女性です。

久々の再会でおしゃべりに夢中になり、すっかり彼女との写真を撮るのを忘れたので、代わりにキャンパスの写真をどうぞ。
私が取った彼女のCross Cultural Management (異文化コミュニケーション)のクラスはとてもユニークで、例えば椅子に座ろうとする人間とそれを拒む椅子のやり取りを描いたビデオで、いかに「先入観」や「固定観念」が私たちの思考をコントロールしているかを学んだり、外国の映画やCMを題材に、日常的な異文化間の違いや、そこから派生する問題を考察するグループワークをしたりしました。
そして、私はそういう勉強をして行く中で、異文化間だろうと異性間だろうと異世代間だろうと、ビジネスを行う上でコミュニケーションが果たす役割は大きいと認識し、そのスキルを自分自身が身につけ、それを広めて行きたいと思うようになりました。つまり、私は、彼女のおかげでその後のキャリアの方向性を見出すことができたのです。
皆さんの中にも、「自分の好きなことや、やりたいことが分からない」という方は多いのではないでしょうか。そして、家事や子育てに関しては母親や周囲に頼れても、女性が働くことに関してはまだまだ社会や企業すら暗中模索状態なので、自分の進むべき道が分からないというのも不思議ではないし、彼女に会う前の私もそうでした。
でも、彼女との出会いによって、私はやりたい仕事が見つかっただけでなく、どうしたらいいか悩んだときや迷いが生じたとき、「彼女ならどうするだろう?」と考えるようになりました。そして、そこでヒントをくれる存在こそが私にとってはロールモデルと呼ぶべき人なのです。
幸運にも、私には、彼女以外にもお手本とすべきロールモデルは複数いますが、Xiaopingと同じように彼女たちは私にとって、迷ったときやつまづいたときにでも自分を見失わずにいられる、いわばコンパスのような人。
もちろん、どんなに憧れたって、真似っこしたって、彼女たちと同じようになれるわけではないけれど、彼女たちがいてくれるおかげで、どんなに苦しいときでも「ま、何とかなるさ」と思えるようになったのです。だから、やっぱり人との出会いは大切だし、何よりの元気の素ですよね。
では、美しいカナダの自然と恩師との再会でリフレッシュして戻ってきたことだし、またパワーアップしてがんばりま~す!

ブリティッシュコロンビア大学内の人類博物館にあるカナダ名物のトーテムポール。街中にあるのより、スピリチュアルな感じでした。