更新日:2005年9月30日

おしゃれはバッチリ、海外旅行もひと通りしたしワインも焼酎もそれなりわかった。そんな私たちだからこそ、次に挑戦すべきは「オシゴトのスキル」。HR(人材)トレーナーの道を歩き始めた著者が、上司や部下とのコミュニケーション術、天職の探し方、そうは言っても弱っちゃったときの元気アップ方法……などなど、どんな職業の人にも必ず役に立つテクニックや情報をおすそわけします。

文・写真=Mari

   

やっぱり欲しいロールモデルという存在

   ただいまっっ! 帰りに荷物の一部を盗られるというアクシデントはあったものの、無事にバンクーバーより戻って参りました。東京もめっきり涼しくなって、いよいよ秋ですねー。

   さてさて、今回の旅には、もう一つの大きな目的がありました。それは、カナダ国境を越えて、数年ぶりに留学時代の恩師に会うことです。彼女の名前はXiaoping(シャオピン)。ビジネススクールでも数少ない女性教授で、HR(人材管理)、中でも組織行動学が専門です。と書くと、とてもお固い人のように聞こえますが、実際の彼女はとっても気さくで可愛らしい中国人女性です。


久々の再会でおしゃべりに夢中になり、すっかり彼女との写真を撮るのを忘れたので、代わりにキャンパスの写真をどうぞ。

   私が取った彼女のCross Cultural Management (異文化コミュニケーション)のクラスはとてもユニークで、例えば椅子に座ろうとする人間とそれを拒む椅子のやり取りを描いたビデオで、いかに「先入観」や「固定観念」が私たちの思考をコントロールしているかを学んだり、外国の映画やCMを題材に、日常的な異文化間の違いや、そこから派生する問題を考察するグループワークをしたりしました。

   そして、私はそういう勉強をして行く中で、異文化間だろうと異性間だろうと異世代間だろうと、ビジネスを行う上でコミュニケーションが果たす役割は大きいと認識し、そのスキルを自分自身が身につけ、それを広めて行きたいと思うようになりました。つまり、私は、彼女のおかげでその後のキャリアの方向性を見出すことができたのです。

   皆さんの中にも、「自分の好きなことや、やりたいことが分からない」という方は多いのではないでしょうか。そして、家事や子育てに関しては母親や周囲に頼れても、女性が働くことに関してはまだまだ社会や企業すら暗中模索状態なので、自分の進むべき道が分からないというのも不思議ではないし、彼女に会う前の私もそうでした。

   でも、彼女との出会いによって、私はやりたい仕事が見つかっただけでなく、どうしたらいいか悩んだときや迷いが生じたとき、「彼女ならどうするだろう?」と考えるようになりました。そして、そこでヒントをくれる存在こそが私にとってはロールモデルと呼ぶべき人なのです。

   幸運にも、私には、彼女以外にもお手本とすべきロールモデルは複数いますが、Xiaopingと同じように彼女たちは私にとって、迷ったときやつまづいたときにでも自分を見失わずにいられる、いわばコンパスのような人。

   もちろん、どんなに憧れたって、真似っこしたって、彼女たちと同じようになれるわけではないけれど、彼女たちがいてくれるおかげで、どんなに苦しいときでも「ま、何とかなるさ」と思えるようになったのです。だから、やっぱり人との出会いは大切だし、何よりの元気の素ですよね。

   では、美しいカナダの自然と恩師との再会でリフレッシュして戻ってきたことだし、またパワーアップしてがんばりま~す!


ブリティッシュコロンビア大学内の人類博物館にあるカナダ名物のトーテムポール。街中にあるのより、スピリチュアルな感じでした。

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バンクーバーでワークライフバランスを考える

   今、ちょっと遅めの夏休みで、友人のいるバンクーバーに来ています。今回の旅の目的は心と体にいい旅ということで、(日本からヨガマット持参で)ヨガクラスに参加したり、地元で人気のベジタリアンレストランに出掛けたりしています。

   私にとっては初めてのバンクーバーですが、景色もいいし、人も優しいし、食べ物もおいしいし、既に住んでみたい街の上位にランクインです。


毎朝こんな風景を見られたらエネルギーが沸いてきそうですよね。

   それはともかく、こちらに来てみて、カナダ随一の都会ながら自然を身近に感じられる環境にいると、日本の、特に都会ではなかなか難しい「ワークライフバランス」について考えさせられます。

   こちらでは、平日の午前中や夕方のヨガクラスに参加してみても男性陣の姿がちらほら。夕方にスーパーに行けば、ネクタイにスーツで家族と買い物に来ているお父さんも見かけます。そして、スポーツ施設やコミュニティ施設も充実していて(しかもかなり安く利用できるとのこと)、アフターファイブは自分と家族のための時間であり、仕事とプライベートのバランスを取ろうとする姿勢がうかがえます。

   日本でも、スローライフとかLOHASという言葉が市民権を得て久しいけれど、コンビニ弁当をかっ込んで終電で帰宅というような暮らしを変えずして、果たしてそういう生活ができるのかはか・な・り疑問。私もかつては体を壊すほどに仕事、仕事の生活を送っていたこともあるけれど、そういうときって自分にすら優しくなれないのに、ましてや自然環境のことまで考える余裕もなく……。やはりライフというからには、キャリアを含めた自分の生活すべてを見直すことが必要ですよね。

   そんなことを徒然と考えていたら、アップルコンピューターのCEOであるSteve Jobsのスタンフォードの卒業生向けのスピーチを目にする機会がありました。ネットでも話題になっているので、読まれた方も多いと思います。その中に、「Your work is going to fill a large part of your life, and the only way to be truly satisfied is to do what you believe is great work, and the only way to do great work is to love what you do. If you haven't found it yet, keep looking, and don't settle. (仕事はあなたの人生の大きな部分を占めて行くでしょう。仕事で心から満足する唯一の方法は、自分がしていることは素晴らしいと信じられる仕事をすることです。そして、素晴らしい仕事をするための唯一の方法は、自分の仕事を好きになることなのです。まだそれを見つけていなかったら、探し続けてください。妥協せずに)」という言葉がありました。

   2度の転職を経て、ようやく自分の仕事に対する価値観が定まりつつある今思うのは、やはり彼が言う、自分の仕事を好きになること、もしくは好きなことを仕事にすることが、ワークライフバランスを取る第一歩になるのではないかということです。

   キャリアプランニングについてはまた改めて書こうと思っていますが、どうですか?皆さんの仕事とプライベートのバランスは取れていますか?


スタンレーパークという大きな公園に、小石を積み上げただけの何とも不思議なオブジェが……。傍らには「No glue. It's all about balance.(接着剤でくっつけたわけではない。何事もバランスだ)」というお言葉がありました。

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今改めて英語力。必要なのは……

   みなさん、今月の『GQ』はご覧になりましたか? 表紙に世界のセレブがホワイトバンドして載ってるあれです。実は、取材を受けて(小さくですが)わが社の記事が載っているのですよ。というのも、特集が「ビジネスセレブの英語テスト、あなたは何点とれますか?」ということで、お仕事に必要な英語力が取り上げられていたのです。


取材にいらしたライターさんによると、ターゲット読者層であるビジネスセレブ(何ともミーハーな響きですが、六ヒルあたりのIT長者を指すようです)にアンケートをとったところ、取り上げて欲しいテーマの1位が英語力だったのだそうです。ちなみに、2位は京都、3位は本だったとか……。

   でも、私も春からスペイン語を始めて思うのは、大人になってからの語学習得って難しい! 私のように、現地に行く予定もなく、ラティーノな彼氏がいる訳でもなく、思いっきり気まぐれで始めてしまうと、覚えも悪いし、いまだにあいさつと英語でいうところのbe動詞あたりを行ったり来たり……。

   つまり、生活や仕事で絶対必要っていう切実なニーズや、明確な目的意識がないとモチベーションが続かないし、こと英語に関しては一大ビジネスマーケットなので、うまい話に乗るとお金ばかりかかってしまうという危険性も……。

   だから、やっぱり「英語を使って~したい!」っていう目的意識が必要なんですよね。

   そして、英語といえば「しけたん(当コラム担当編集さんは“でるたん”だと主張していますが)」世代の私たちにはピンと来ないかもしれませんが、言葉は試験のためではなく、コミュニケーションのツールなので、インプットと同時にアウトプットしていくことが大切。逆に言えば、受験英語でインプットはばっちりできているのだから、後はアウトプットすればよい訳で、そのために多額の費用をかける必要はないわけです。

   記事の中で、あのかつての朝の顔、ウィッキーさんが「日本人は間違いを気にしすぎる。日本語英語でもいいから、もっと失敗を恐れずに話してみよう!」と話していたし、取材を受けたわが社の元気社長いわく「いくら難しい英単語を知っていても、自己主張できなければ世界に通用する人材にはなれない」。

   うぅむ、私のスペイン語も目的意識と失敗を恐れないアウトプットで、何とかものになってほしいものです。いえ、ものにします!

   それでは、Adios!(←アウトプットしてみました)


大学生のインターンさんに「ウィッキーさんって知ってる?」て聞いたら「あー何か聞いたことありますねー」とのお返事。あぁショック。皆さんは知ってますよね? ね?

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右脳を活性化しよう!

   矢野さんのブログに、IT業界はクリエイティブであることが大切だと書かれていましたね。また、先日登場していただいた土屋さんもフードコーディネーターになるためには、五感を磨き上げましょうとのことでした。

   現在の競争が激化する時代には、「think out of the box」という言葉のとおり、箱の中の既成概念や前例、「かくあるべき」論にとらわれず、箱から飛び出して、右脳や感性をフルに使い、自由な発想と柔軟な姿勢で新しいアイデアを生み出す力が求められるようになりました。

   でも、創造力が必要なのは、クリエイティブ系の業界や職種に限りません。 今の仕事が一般事務やオペレーションなどのサポート的な内容であっても、もちろん育児や家事でも同じですよね。でも、創造力ってどうやったら磨かれるのでしょうか?

   まずは、環境づくりです。自由な発想を生み出すのに、オフィスが窮屈で息苦しくては、脳みそも固まってしまいますよね。わが社では、社員は勤務時間中でも気分転換にジムやカフェに行くし、大音響でなければ音楽もOKです。 また、デスクスペースがゆったりしていて隣や向かいの人に気を使うこともなく、壁に飾られたきれいな風景写真や絵画が脳を柔らげてくれます。


オフィスの中に飾られた写真の中でもお気に入りの風景がこれ。

   ミーティングではトニー・ブザンのマインドマッピング法を用いて、右脳を生かして絵や色も加えながら自由な発想でブレインストームし、その後に左脳を使って分析したり体系化したりという作業を行います。これだと、最初から理論・分析・統合の左脳オンリーで進めるよりも色々なアイデアが出てくるので楽しいですよ。

   ということで、私も先日、美しいものを見て右脳を活性化し、感性を高めようと、森ミュージアムにフィリップスコレクションを見に行ってきました。絵のことはよく分からない私ですが、五感を使って匂いや音まで想像しながら、印象派の優しい色使いやモチーフを見ていると、脳の細胞の一つ一つがわーい!わーい!と喜んで、感性が研ぎすまされ、創造力というエネルギーがぐぐっと沸いてきたような不思議な気分でした。

   芸術の秋。皆さんも五感を磨き、右脳を活性化させて日々のお仕事に役立ててみませんか?


私のスキマ時間に活躍中のiPodと、コレクションの中で気に入ったモネとルノワール。

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上司にもの申すアサーティブネスとは?

   私が以前勤めていた日本の技術系大企業と、現在の小さな外資系人材サービス業では、当然ながら企業文化は大きく違います。その中でも、「自己主張を求められる文化」と言うのは、長く年功序列の官僚型企業にいた私には今でもかなりのチャレンジです。

   先日、こんな出来事がありました。「皆がチームとしてより良く機能するには?」について社内で話し合っていた時、同僚でカナダ人のQちゃんから「Mariはもっとアサーティブにならなくちゃダメだよ!」と言われたのです。

   私にしてみれば、「え!? もっと自己主張しろってこと?? いやー、昔に比べれば十分してると思うし、これでも私、一応ヤマトナデシコだし……。ってゆーか、いつも私の意見はちゃんと聞いてもらってるから私から物申す!なんて場面はこれまであまりなかったのよね……」とぶつぶつ言いかけて、はたと気づきました。彼は、以前に私が一時的に多忙を極めていたとき、ぽろっと彼に「もー忙しくてイヤになっちゃう!!」とこぼしたのを覚えていたのです。

   確かにあのときの私は忙しくてテンパってるにもかかわらず、「忙しいのは私だけじゃないし、毎晩終電ってほどでもないし、ちゃんと私がした仕事に対しては感謝してもらってるし……」と以前と同じ「言わない言い訳」を懸命に考えることで、知らず知らずのうちに気持ちに蓋をして、ストレスを溜めていたのです。

   もし、あのときに私が上手く周囲に自分の状況を伝えて、理解や協力を求めていれば、テンパることもなく、もっと質の高い仕事でチームにも貢献できていたし、問題を共有し、共に解決策を考えることでチームの機能もアップしていたかもしれないことを思うと、やはり相手が年上だろうと社長だろうときちんと自己主張する必要性を感じました。

   そして、これからの年功序列が崩れ、終身雇用も保証されず、価値観もライフスタイルも多様化していく時代には、誰もがアサーティブネススキルを身につけることで自己を高め、自分とは違う立場や考えの人たちとよりよいコミュニケーションを図っていく必要があるのではないでしょうか。

   でも、書店のビジネス本コーナーを見ても、「部下を育てる」「やる気のない部下への……」など上司向けのタイトルは多く見かけるけれど、管理職ではなく、まだ部下の立場にいる私たちにしてみれば「やる気のないのは上司の方だ!」「上司がこういう類の本を読んでくれる人なら苦労はないよ……」「ダメ上司の下じゃ私までダメになるよぅぅ。上司を育てるための本はないの??」って思いませんか?

   という訳で、まだまだビジネススキルとしては認知度の低いアサーティブネスですが、今後はQちゃんもびっくりするくらいに、その論理を学んでオフィスで実践し、「自分への言い訳」はもう止めることにします。その成果は、このブログで随時ご紹介したいと思っていますので、お楽しみに!


わが社の課題図書「The Five Dysfunctions of a Team」(邦題:あなたのチームは、機能してますか?) こちらにも、組織が弱体化し、競争力を失う原因は対立や衝突を恐れてものを言わなくなることだと書かれています

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Aloha!インタビュー フードコーディネーターの土屋芳子さん

   Aloha!インタビュー2回目の今回は、フードコーディネーターで「ブレインズ・アンド・トラスト」というケータリングサービスの会社の社長さんである土屋芳子さんがゲストです。

   土屋さんと私の出会いは、私がケータリングをお願いしたことがきっかけでした。トレーニングルームを使ってのクライアントを迎えたパーティを担当した際、太巻きやから揚げのようなありきたりのメニューではなく、シャンパンやワインにも合うメニューをお願いできるケータリングサービスをネットで探していたのです。


日本でももっと気軽にホームパーティを楽しんで欲しい!とがんばる土屋さんです

   ブレインズ・アンド・トラストのメニューはオーダーメイドで、パーティの趣旨や「こんなものが食べたい!」というリクエストに沿ってお料理が決まります。また、テーブルクロスは安っぽく見えず、それでいて使い終わったら捨てられるものが用意されていたり、メニューの中の一品のレシピがいただけたりと、うれしい心遣いもありました。

   何よりも驚いたのは、当日はてっきりバンでお皿に載った料理が運ばれるかと思いきや、土屋さんたちの手にはクーラーボックスやバギーカーが。聞くと、車だと搬送費が高くつくので、あらかた作った料理をタッパーなどに入れ、電車で運んで、現地で最終的な盛り付けをすることでコストを抑えているとのこと。うーむ、賢い! 女性ならではの素晴らしいアイディアですよね。


見た目にも美しいお料理の数々。わが社のパーティでも好評でした

   そんな土屋さんに今日は起業を考えている方、フードコーディネーターを目指す方にメッセージをいただきました。

●起業を決心されたきっかけは?
昔から「社長」というものに漠然と憧れていたこともありましたが、将来どうなるかわからないご時世、自分の道を自分で切り開くには、会社をつくっておいて得はあっても損はないだろうと、ほとんど勢いだけで起業してしまいました。

●起業してよかったと思うことは?
これまで出会えなかったさまざまな人と出会うたびに、起業してよかったなと思います。会社員時代は、「○○会社の社員」という看板でお付き合いしてくださった方々も当然いらっしゃると思いますが、現在は、「ブレインズ・アンド・トラスト株式会社=私」なのでダイレクトに人とのつながりやご縁を実感しています。

●逆に、大変だと思うことは?
すべて自分に責任があるということ。楽しいこともつらいこともすべて自分にかかっているということは、「選択肢」がすべて手の内にあるという意味では非常にエキサイティングなことですが、モチベーションが低いときにはプレッシャーにつぶされそうになります。

●土屋さんの元気アップの方法は?
海外旅行にいくこと。そして現地でオペラを観ることが何よりのエネルギーチャージの方法です。

●フードコーディネーターを目指す方へのメッセージをお願いします。
一見華やかな仕事ですが、センスだけでなく頭脳も体力も必要な仕事です。おいしいものを食べ、よい絵を見たりよい音楽を聴いたりして五感を磨きあげることと、広い視野で物事を見る習慣をつけましょう。あとは行動あるのみ。

   スタッフが楽しんでメニューを作り、料理や盛り付けをしている姿を見るのが何よりもうれしいとおっしゃっていた土屋さん。今後のご活躍が楽しみです。

ブレインズ・アンド・トラストのサイト>

こんな風に自宅パーティを依頼されることも多いのだとか。

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Aloha!的 ヨガをお仕事に生かす方法

   今、世の中は空前のヨガブーム。ファッション誌でもテレビでも多く取り上げられているので、興味があるないに関わらず、一度は目にした事のある方は多いのではないでしょうか。

   日本では「ハリウッドセレブもやっている」とか「ヨガで痩せる! キレイになる!」など、とかく女性をターゲットにしたマーケティングが繰り広げられていますが、ウォール街やシリコンバレーなどでは男性のヨガ人口もきわめて多く、出勤前の朝ヨガや瞑想が生活の一部になっているビジネス“マン”も多いのだとか。

   以前の回でご紹介した本『The Power of Full Engagement』の中でも、仕事に求められる負荷が高く、ストレスの多い現在の競争社会では、Strategically Disengaged、つまり意識的・計画的にきっちりと心身を休めてエネルギーを回復させ、ハイパフォーマンスと休息の繰り返しによる、効果的なエネルギーマネジメントが必要であると書かれています。

   そこで、今日はAloha!的に、ヨガをお仕事に生かす方法を考えたいと思います。

●ヨガとの出会い
私とヨガとの出会いは、5年前のアメリカ留学時代にさかのぼります。友人が近所のヨガ教室に通い始め、通りで偶然鉢合わせした彼女の先生の何とも言えない清々しい笑顔とオーラにすっかり魅了されたのがきっかけでした。そして、帰国後に初めてスポーツクラブのヨガクラスで体験したときは、かなり公私共に煮詰まっていたので、自分の体の硬さなんて気にもならないほど、そのスッキリ感に驚き、いかに自分がウダウダと考えても仕方のないことで頭を悩ませ、精神的にもメリハリのない生活をしていたかが分かりました。

●エクササイズからライフスタイルへ
という訳で、最初はエクササイズ+リラックス法としてやっていたのですが、今や欧米のビジネスパーソンの間では、腹式呼吸や瞑想を含めて、ヨガのコンセプトそのものがビジネスライフに上手く取り入れられていることを知り、私もヨガとビジネスマインドの共通項を考えてみました。その結果は……。

1.人と比べたり、争ったり、無理をする必要はない。できない自分も受け入れる。
2.頭を完全にクリアにすることで、集中力が高まり、パフォーマンスが向上する。
3.成功(完成ポーズ)を鮮明にイメージし、自分をそれに近づける。そして、結果がすべてではなく、成功に至るまでのプロセスが大事。
4.こちらでも書いたように)感情のコントロールに役立ち、EQもアップする。
5.1%のセオリーと99%のプラクティスで、理論よりも実践が大切。

   どうですか?何となくヨガのスピリットと日々のお仕事に対する姿勢がリンクしてきませんか?

   とは言え、理由はともかく、やると気持ち良くてハマってしまうのがヨガの魅力だと思います。私が始めた頃は、某カルト教団のせいか「怪しい」というイメージが先行して、まだまだ今のようなオシャレなスタジオもウェアもなければ、ヨガの種類も媒体も少なかったのですが、今では、随分とヨガも身近なものになりましたよね。

   やってみたいけど、私は体が硬いから……と躊躇しているのであれば、DVDやスマヨガステーションを見ながらのおうちヨガでもいいと思いますし、ジャージやスエットで気軽に参加できるような地域のサークルなどから始めてもよいと思います(私が今通っているクラスも公民館の和室を使っています)。ぜひ、ヨガを日々のエネルギーマネジメントに役立ててみてください。

   それでは、読んでくださった皆さん、ナマステ!


こちらは美脚効果のある椅子のポーズ。


こちらは腰痛にも効果のあるねじりのポーズ。写真撮影に協力してくださったクラスの皆さん、ありがとうございました!

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