今日はEQに関するお話は少しお休みして、最近面白かった『Fish!』という、アメリカの有名企業の研修でも採用されているというビデオをご紹介します。
Fish!の舞台はシアトルの観光名所、パイクプレイスマーケットという市場の中の魚屋さんです。日本でも、築地の魚市場などは活気があって、海外からの観光客にも人気がありますよね。でも、なぜFish!が企業の「ビジネス研修」に利用されているのでしょうか? それは、Flying Fish(魚投げ)のパフォーマンスに代表される、彼らの仕事に対する姿勢「フィッシュ哲学」に理由があるようです。

私も訪れたことのあるパイクプレイスマーケット。Flying Fishは観光客だけでなく、地元の人にも人気です。photo©アイエヌエー・インターナショナル
彼らが考え出したフィッシュ哲学は至ってシンプル。「Play――自ら仕事を楽しみ、Make Their Day――お客様を喜ばせ、Be There――常にお客様と向き合う、Choose Your Attitude――つらい仕事だって楽しくすると決意する」。それを実践するためにFlying Fishのパフォーマンスをし、商品を買う買わないに関わらず、思わず笑っちゃうような会話でお客様を喜ばせるのです。結果、サエない普通の生魚店だったこのお店はシアトルの観光名所に。
魚を売る仕事でなくとも、日々の仕事って、同じことの繰り返しで、つまらないものになりがちですよね。イヤだ、刺激がない、やってらんない……そして、ため息。でも、私たちもこのFish!哲学を意識すれば、今の仕事を自分の工夫次第で楽しくできそうです。
とは言え、「仕事を楽しむ」なんて、人によっては「仕事はつらくて当たり前。緊張感が足りん!」とお叱りを受けそうです。でも、終身雇用が保証されなくなった今だからこそ、やはり一日の大半を費やす仕事は楽しくしたいし、楽しいからこそやりがいを感じてモチベーションが上がるという考えを持つ方も私たちリアルキャリア世代には多いのではないでしょうか。
私はこのビデオを見て、お気に入りのレストランのことを思い出しました。そこの店員さんは皆元気がよくて、いつもにこやかで、通り一遍でもマニュアルどおりでもない、心のこもった接客をしてくれるので、行くと何だか私まで元気になれる、そんなお店です。でも、それは私たちを喜ばせようとする前に、先ずは彼ら自身がそのお店が好きで、自らがサービスすることを楽しんでいるからなのでしょう。
わが社のトレーニングでも教えていることですが、個人のいいエネルギーは伝染し、職場全体にいい影響を与えます。まずはこみ上げる不平・不満をぐっとこらえて、「どうすればこのタスクを楽しめるだろう?」って考えてみませんか?
●『Fish!』ビデオの日本代理店INAインターナショナルはこちら>

Fish!を買うと、こんなカワイイお魚さんがついてきます。