更新日:2006年3月31日

おしゃれはバッチリ、海外旅行もひと通りしたしワインも焼酎もそれなりわかった。そんな私たちだからこそ、次に挑戦すべきは「オシゴトのスキル」。HR(人材)トレーナーの道を歩き始めた著者が、上司や部下とのコミュニケーション術、天職の探し方、そうは言っても弱っちゃったときの元気アップ方法……などなど、どんな職業の人にも必ず役に立つテクニックや情報をおすそわけします。

文・写真=Mari

   

これからの時代に求められるスキル「EQ」を高めよう


  「どうして私は誤解されやすいんだろう」「あのクライアント/上司と話すのはどうにも苦手」「何であの人は私の言うことがわからないのだろう」「職場のコミュニケーションがうまく行かない」。そんな悩みをお持ちの方にきっと役に立つのがEQ(Emotional Intelligence Quotient)。

   しばらく前に一度話題になったので聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、「その定義は? 応用法は?」となると、まだまだ認知度は低いようです。

●自分自身および他者の感情を正しく認識する

   恥ずかしながら私もこの業界に入るまでEQを知らなかったのですが、今ではこのEQこそが、これからの時代に求められるスキルではないかと思うほど興味を持ち、極めたい分野の一つになりました。ただEQは、コンセプト自体もそうですが、それをどう実践していくかについてもとても奥深く、そのすべてをここに書くことはできないので、導入の手がかりになる基本のコンセプトとスキルを、数回にわたってご紹介したいと思います。

   ベストセラー『Emotional Intelligence (邦訳/EQ:こころの知能指数)』の著者ダニエル・ゴールマン博士によると、EQとは「自分自身および他者の感情を正しく認識することにより、自己、そして他者との関係を効果的にコントロールする能力」と定義されています。つまり、まずは自分の感情に気づき、それを上手くコントロールすることによって、相手の気持ちを受け入れ、コミュニケーションを円滑にしていくスキルと言えそうです。


『Emotional Intelligence』の邦訳版『EQ:こころの知能指数』は、EQを知る際の必読書。博士が提唱したEQ開発法は、GEやIBMなどの大手企業で採用されている。

●EQをアップさせる3つの方法

  今のところ、ビジネスへの応用ばかりが注目されていますが、本来は、家庭やIQ偏重の教育現場、その他の人間関係でも生かすことのできる汎用的なスキルで、私たち一人一人に必要であると言われています。実際に、わが社のEQセミナーを受けて、夫婦仲がよくなったなんて声もあるくらいなんですよ。

   そして、先天的な要素が強いIQに比べ、EQは自分で高めることが可能ですし、言うまでもなく、IQの高さはEQに比例しません。

では、どうすればEQを上げられるのか?と言うと
1.自分と相手の「思い」に気づく
2.傾聴能力を身につける
3.相手に共感する
の3つが必要であると言われています。うーむ、言葉では簡単そうですが、実践となると難しそうですね。

   次回から具体的にどうしたらこの3つのスキルが身につくかをご紹介していきます。お楽しみに!

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